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O JUN 1996-2007
O JUN作品集
アートディレクション|河合千明
2007年2月1日発行
B5|並製|112頁
2,940
円 (本体2,800
円 +税)
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待望のO JUN初作品集。単に代表作を並べるのではなく、言葉と展開で「想像すること」 「描くこと」を見せる画期的な本。
O JUNは、私たちが日常身にまとっているもの――たとえば「服」や「学校」や「国」などー―を描きます。一見、意味をもたないかに見える、ぽつんと二次元に置かれたイメージ。でもそこにある「もの」は未知のものではなく、私たちが成長の過程で、そして生きていく上で一つ一つ脱ぎ、捨てていったものの「記録」です。本当は忘れているだけで、「アザ」のように、私たちの身体のどこかにぺたり、と貼り付いているのです。「星の王子さま」に登場する象をのみこんだウワバミの絵のように、じっと見つめてください。すると「もの」の奥にひそんだ「本質」、そして日常に埋もれかけていた「記憶」が浮かんできませんかーー。
O JUNー。その、国籍不明の不思議な響きの名前もさることながら、彼の描く絵もまた人に不思議な印象を与えます。 O JUNの描く絵は、明快で単純です。数年間のドイツ、デュッセルドルフ滞在にも関係があるであろう鮮やかな色彩使い、そして画面上に不安定に配置されたモティーフ、それだけで見るものはハッとさせられ、そこに立ち止まらずにはいられません。 彼の絵には強い自己主張も特別な説明もつけられているわけではなく、観る観客に自分たちの頭の中で自由勝手に想像する楽しみの余地を残しています、そうまるでサンテグジュペリが「星のおうじさま」の中に描いた「ぞうをのみこんだウワバミ」のように! 彼の絵の背後に見えるのはどんな物語なのか。単純そうでいて実は複雑なのかもしれない。よくわからないし、作家の説明も極力控えられている。でもそうして絵を見ながら自分の物語を創造するのがとても楽しい。一方的なはずの絵なのに一方的ではない。そんなところもO JUNの作品を見る楽しみの一つといえるでしょう。
関連情報
O JUN・戸川英夫 《dialogue.1》
会場:カスヤの森現代美術館 MUSEUM HAUS KASUYA
会期:2007年1月19日(金)〜3月25日(日)
O JUN 展 「遊園」
会場:MIZUMA ART GALLERY
会期:2007年2月1日(火)〜3月3日(土)
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