「アルバムのチカラ」出版プロジェクト 藤本智士さんによるテキスト紹介

弊社がプレゼンターとして進めている「アルバムのチカラ」出版プロジェクトの期限が残り8日となっています。

震災後、東北各地の地元の人が自然発生的に行っていた活動を浅田政志と藤本智士が見たことに始まったこのプロジェクトにこれまで応援をくださっている様々な人の思い、そのチカラで、おかげさまで達成率は60%というところまできています。しかし本が作られ、そこに確かにあったものが形になるには、まだもう少しであります。

記憶の作り方の延長と、それを超える明るさや生命力、苦境にありながら活動を続けている地元の人々とともにあった、アルバムに終わらないそれ以上の大きな何か。その光の記録を書籍化し、多くの人たちに伝えたいという思いでプロジェクトは進んでいます。

残り約一週間、このたび著者である藤本智士さんからメッセージをあらたに頂きましたのでご紹介いたします。
お一人でも多くの方にプロジェクトを知って頂き、ぜひご参加頂ければとおもいます。宜しくお願い致します。

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みなさんこんにちは、
Re:Sの藤本智士です。

今回はあらためてみなさんにご支援いただきたく
『アルバムのチカラ』プロジェクトに関して書かせてください。
2011年3月11日におこった東北大震災における津波被害で
泥だらけになってしまった大量のプリントやアルバムたち。
それを洗浄して乾かして、持ち主の元に帰すという
考えるだけでも途方に暮れてしまいそうなことを
自らも被災しながら黙々と続ける人たちがいます。
(いまもなおその活動は続いています)

4月にはじめて被災地へと車を走らせてから
写真家の浅田政志くんと2人で何度も何度もその現場を取材してきました。
そこで僕たちが目にしたものは、
単純に、写真やアルバムの大切さなどということを越えた何かでした。
これは正直とても言葉にしにくいものです。
ただ、一つハッキリと言えるのは、
そこには未来への希望の光がキラキラと輝いていたということでした。

もちろん、現場は壮絶です。
悲壮な空気がないわけはありません。
しかし写真洗浄の現場は明るく、美しかった。
浅田くんはそこにむかってひたすらシャッターを押していました。
どこにカメラをむけるかということを
いちいち2人で確認したことはありません。
だけど僕が拾った言葉も
浅田くんがフィルムに焼き付けたものも
光 でした。

だからこそ、浅田くんの写真が僕にとってはとても重要で
多くの言葉を並べるよりも、伝わることも含めて
きちんと一冊にしなきゃと思っています。
この光を出来るだけ多くの人たちに届けるために
尊敬する出版人の一人である赤々舎の姫野さんの提案を受け
クラウドファンディングのプロジェクトとして
この『アルバムのチカラ』の支援を募ろうということになりました。
そしてその受付がいよいよ残り一週間になろうとしています。

プロジェクトはここからが本番だと言われています。
最後にぐっと目標額に到達するように
これまで各地でお話させていただいたことが繋がるからと
若くしてモーションギャラリーを立ち上げた大高くんが
背中をおしてくれています。

どうかみなさん、僕たちにチカラをください。
そのチカラを元に精一杯、よいものを届けたいと思います。
みなさんの熱いご支援をよろしくお願い致します。

藤本智士(Re:S)
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