『日本写真集史』、アルル国際写真フェスティバルで「最優秀歴史部門」受賞!

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梅雨空を吹き飛ばすようなニュースが飛び込んできました。

小社刊行『日本写真集史1956-1986』が、
あのアルルの写真フェスティバルで標記の賞を受賞致しました。

著者である金子隆一先生、アイヴァン・ヴァルタ二アンさんに心よりお祝い申し上げます。

この本の編集者でもあるゴリーガブックスのアイヴァンさんより以下のようなお知らせが届いていますので、ご覧ください。
写真にかかわる方なら必ずや欲しくなるであろうこの本、私は自分が欲しかったから、この本の刊行を決めたのでした。

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さてこのたび、弊社で手がけてきました『日本写真集史1956-1986』が、フランスで開催されておりますアルル国際写真フェスティバルにて、Historical Book Award 2010(2010年度最優秀賞歴史部門)を受賞することが、7月10日に正式発表されました。
Les Rencontres d'Arles: The International Photography Festival 

また、同書は、今年5月にBritish Journal of Photography主催の世界中で刊行された写真に関する書籍を対象に贈られる「国際写真集最優秀賞」の最終選考4作品の中に選ばれております。日本でも、著者の金子隆一氏が長きにわたる写真研究活動とその研究成果を上梓したことによる写真界への貢献が認められ、2010年度日本写真協会賞(学芸賞)を受賞いたしました。

こうして、日本、イギリスに続いてフランスでも名誉ある賞を賜ることができ幸甚です。これもひとえに今まで皆様にお力添えいただいたおかげと、感謝の念に堪えません。同時に各賞の受賞は、日本における写真表現や写真集が類い稀な資質と可能性を持っていることが国際的に評価されたことも意味します。日本の写真表現とその独自性――それはまさにわれわれが本書を通して伝えたかったことでした。本書は昨秋に、日本語版(赤々舎)、英語版(Aperture Foundation)、フランス語版(Editions du Seuil)が刊行されております。機会がございましたら、ぜひともご高覧いただきたく思っております。

今後も、日本で素晴らしい写真と写真集がつくられることを切に期待しております。弊社も日本の写真文化の今後の発展を祈りつつ、微力ながらその一端を担えるよう、鋭意努力をしてまいる所存です。

なお、来る8月に小社ウェブサイトを大幅にリニューアルいたします。本書に関連する動画インタビュー、映像、ニュースなど、新しいコンテンツも次々にアップしていく予定です。こちらもあわせてご高覧いただければと思います。

www.goliga.com


ゴリーガブックス
取締役アイヴァン・ヴァルタニアン
Ivan Vartanian


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