赤々舎はじめての絵本『りすたちのはるなつあきふゆ』のこと

こんばんは、赤々舎スタッフの柏崎です。
今日は赤々舎のはじめての絵本、藤岡ちさ『りすたちのはるなつあきふゆ』について、ちょっと詳しくご紹介したいと思います。

■ 見どころ

藤岡ちさの描く西光亭のりすたちの絵は、主役のりすだけでなく、まわりにいるたくさんの
小さな生きものたちにもそれぞれの思惑や動きがあって、ほんとうに見ていて飽きません。
たとえばこちらの見開き。
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この見開きはBookページのプレビューでは左右のページが離れてしまうので載せられなかったのですが、
(左ページにまで舞う花びらの広がりも見てください!)
うぐいす・ちょうちょ・ミノムシになりきったりすたち、ぽんぽんを持ったりすとカエルの応援団など、
真ん中の旗を持ったりすのまわりにたくさんの仲間がいます。
ミノムシのりすは、ちょうちょのりすが吹くラッパにびっくり。ぽんぽんを持ってポーズするりすたちのうち、
白いチューリップの上のりすだけはバンザイをしていて、マイペースな性格がうかがえます。
カエルはバンザイのりすをまねしているのでしょうか。

藤岡ちさは、「誰かが気づいてくれたらいいな」と思いながらこういった小さな物語を画面に描き込んでいるのだそうです。
絵の中をいつまでも探検していたくなるページの数々、ぜひ本を手に取ってすみずみまで見てみてください。
描きおろしイラストも満載です。

■ 先行販売

『りすたちのはるなつあきふゆ』は今月下旬から全国の書店に並びますが、現在それに先駆けて、
代官山ギャラリー スピーク フォーで開催中の藤岡ちさ個展「たのしいりすたち」にて先行発売をしています!

下の写真は展示の一部とグッズ売り場の一部です。
壁にずらっと絵がならび(今回の絵本に入っていない作品も!)、絵本やグッズも売っています。
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ジークレー版画へは藤岡ちさ本人による油彩での加筆がしてあるのですが、
どこが加筆でどこが版画なのかわからないほど絵のタッチがよく出ています。ぜひ実際に近づいてよく見てみてください。
絵は上の写真のように額のないものと、木の額に入ったものがあります。購入もできますよ!
マグカップやメモ帳の絵はパッケージのものではなく、専用に描きおろしたもので、こちらも必見のかわいさです!
会期中の土日祝日15~18時には作者在廊の予定ですので、絵本へのサインなどもお気軽にどうぞ。

藤岡ちさ個展「たのしいりすたち」

会期

2012年9月28日(金)- 10月10日(水)
11:00-19:00(最終日のみ18時まで)
毎週木曜休

展示の詳細はこちら:http://blog.galleryspeakfor.com/?eid=591368
在廊の予定はこちら:http://blog.galleryspeakfor.com/?eid=598488

また、上記のほかに
松屋銀座2階で開催中の「写真集を贈る日」の「~写真集を贈る/おもいを伝える~」フェア(10月 9日火曜日まで)と
ジュンク堂書店池袋本店1階で開催中の「あなたは赤々舎を知っていますか?」フェア(10月10日水曜日まで)と
小社Bookページでもお求めいただけます。
小社Bookページでのお買い物は送料無料ですので、地方にお住まいの方もぜひご利用ください。

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最後に、
ツイッターではすでにご報告していましたが、絵本の場合は表紙などでの表記が「あかあか」になります。
生まれたての「あかあか」はじめての絵本、どうぞよろしくお願いいたします。