大橋仁写真集『そこにすわろうとおもう』読者カードより

大橋仁写真集『そこにすわろうとおもう』の読者カードより、
匿名での掲載をご承諾いただいた方のご感想をご紹介いたします。

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ハガキサイズの読者カードを埋め尽くすようにたくさんのご感想を書いてくださった方もいらっしゃいます。

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恐れ多くもポートレート他撮って頂きました。
現場に居たひとりとして総ての写真から(女)が
選んでみたいと思いました。
アラーキ氏の「私写真」に私のバストアップ載せて頂きました。
お弟子さんの野村女子とも交流が有りご縁を感じております。
陰影の濃い作品と波と唇の編集に魅かれました。
選ばれなかった写真がとても気になります。
...
不気嫌にしか見えない私のペルソナの下に
大橋氏は何を見たのか知りたいです。
花のついた黒いハットを被っています。
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重くてビビッた!手にとってページめくるのもひと苦労。
写真集やアートというものにうといので、細かくは言えないけれど、
バカバカしくて、おもしろかなしかった。
例えるなら...アニメソングを交響曲で聴く...ような?
そう、交響曲を聴いているようでした。
それから、印刷が超絶に抜群に美しくて、すばらしかった。
瑞々しいのに、画のようでもあり、シャープでもあり、
淡くやわらかでもあり...。バカバカしいからこそ、真剣に
ツメて物作りするとこうなるんだな、と勉強させて頂いた。
実は奇しくも、大橋仁さんの1st写真集と同時期に入手したのだけれど、
2冊を同時に見れたのが楽しかった。1冊目は、極個人的な金のかかっていない、
たくらみ感満載だったけれど、今作は、手間とヒマと金と頭を使ってるなァと。
どちらがイイのか、正解なのか、ではなくて、
大橋さんが独歩でこられた20年間の中での変化が、手に取るように、
ほんの少し、わかったような気が、しないでもない。
ひとりの人の20年分が詰まってたら、重くて読むのもひと苦労というのは
当然だわな...と思った次第です。
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