松江泰治展覧会「TYO-WTC」-11月4日(月・祝)〜12月15日(日)/NADiff Gallery-

の開催日(11月4日)からNADiff Galleryにて「TYO-WTC」の展覧会を開催いたします。
トークイベントと展示の両方をお楽しみいただけますので、
皆さまお誘い合わせのうえ、ぜひ足をお運びください。

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TYO 101354 ©TAIJI MATSUE

松江泰治|TYO-WTC TAIJI MATSUE "TYO-WTC"

この度NADiff Galleryでは、松江泰治写真集『TYO-WTC』の出版を記念した展覧会を開催いたします。
松江泰治は、山・森・砂漠・都市など、世界各地の「地表」を捉えた写真作品を発表してきました。 世界の僻地から大都市までくまなく巡り、場所を探査し地名を収集するように制作した作品には、地名または都市コードのタイトルが与えられています。一貫し た制作の手法をもちながらも、進化し続ける写真のテクノロジーの変化とともにあるべき可能性を常に問い続け、自らの作品によってそれらの回答を示してきま した。

この度刊行された『TYO-WTC』は、日々転変する都市の表層を同一地点から捉えた松江泰治の最新作です。本作は都市の一隅を撮影した複数の断続的な写 真から成り、「定点観測」的手法をとりながらも、時間軸の進行と遡行を構成の中で機微に変化させることで、都市の激しいスクラップアンドビルドの表皮を大 胆に提示しています。

「定点観測」の手法を用いながら、時間の順行を伴った風景の変化を想像する私たちの認識を逸脱する『TYO-WTC』は、「定点観測」という方法自体を俯瞰するまなざしによって支えられています。

今回の展示では、最新映像作品"TYO 101354"を上映いたします。2010年から発表されている松江の映像作品は「動く写真」とも評され、一見静止画のようでいながら、細部の変化によっ て動画であると気づかされる性格を備えています。写真、映像のふたつを等価に捉えた作品から、それぞれの媒体の境界のあり方についての問題提起とともに、 「見ること」の驚きを新たに与えてくれるものとなるでしょう。

展覧会初日の11月4日には、「松江泰治流定点観測」と題し、松江泰治、小原真史 (IZU PHOTO MUSEUM 研究員) によるトークイベントを開催予定です。どうぞご高覧下さい。


会期

2013年11月4日[月・祝] - 12月15日[日]
(初日11月4日は16:00スタート)

イベント

松江泰治写真集『TYO-WTC』刊行記念トークショー
「松江泰治流定点観測」

出演:松江泰治 × 小原真史(IZU PHOTO MUSEUM 研究員)

日時:2013年11月4日[月・祝] 17:00-19:00
   ※トーク終了後にサイン会

会場:NADiff a/p/a/r/t 1F 店内

入場無料(予約不要)
※30名様以上はお立見となりますのでご了承下さい