


メイキング
19人の女性たちがモデルとなってつくる写真集。
撮影は荒木経惟。
モデル一人ひとりの、神々しいまでの存在感と生命感を写しだした。
情報を超えて、写真でしか表現できない"人間"を、この写真集は伝える。
写真集「いのちの乳房」について
乳がん手術で失われた乳房を「乳房再建手術」によって取り戻した、19人の女性たちがモデルとなってつくる写真集。
撮影は荒木経惟。
モデル一人ひとりの、神々しいまでの存在感と生命感を写しだした。
情報を超えて、写真でしか表現できない"人間"を、この写真集は伝える。
「乳房再建手術」
乳がん手術による乳房の喪失や変形は、
患者たちに精神的な喪失感をもたらすことが少なくない。
「乳房再建」は、彼女たちのこうした苦しみをやわらげ、
生活の質の向上に大きく貢献する意義深い手術だ。
乳がんを宣告された人や、手術で乳房を失った人たちに、
「きれいな乳房は再び取り戻せる!」というメッセージを届けることが
この写真集のいちばん大きな目的である。
モデルさんたちの声
・手術を受けたことで、私は母として女性として人間としての自信と勇気を得ました。(38歳)
・モデルになったのは、何よりも「この身体とともに生きていく!」と決意した
自分との約束を確認するためです。(37歳)
・乳がんになったのは不運だったけれど、決して不幸ではなかった。
だって、あのアラーキーに撮っていただけたんです!(50歳)
・この情報化時代に、情報がないために選択肢を失い、いまも人知れず泣いている乳がん患者さんが大勢います。
彼女たちの背中を押すために、モデルになりました。(58歳)

いのちの乳房 - 乳がんによる「乳房再建手術」にのぞんだ19人
企画:STPプロジェクト
写真:荒木経惟
アートディレクション: 中島雄太
B5版|モノクロ|約100頁
ISBN
2,625円(税込)
全国の医療機関に写真集を寄贈
「乳房再建手術」の情報は、乳がん治療の現場にも十分に行き渡ってはいないのが実情だ。
いま最も必要とする人たちのもとへ、この情報とメッセージを届けるため、
写真集を企画するSTPプロジェクトは、
全国の乳腺外科医と乳がん看護認定看護師に写真集の寄贈を計画。
寄贈献本費用のための寄付を募っている。
詳しくは、STPプロジェクトのホームページへ。
http://www.stp-project.com