【展示】東松照明写真展「東松照明 太陽の鉛筆」-4月23日(土) 〜 6月26日(日)/札幌宮の森美術館-

写真集『新編 太陽の鉛筆』の東松照明写真展「東松照明 太陽の鉛筆」が、札幌宮の森美術館にて開催中です。




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1972年 波照間島 © Shomei Tomatsu - Interface

 東松照明は日本各地の米軍基地周辺の人物や風景を被写体とした「占領」シリーズにおいて基地を通して戦後の日本を見つめ直し、『〈11時02分〉 NAGASAKI』 では、長崎に投下された原爆の記憶を辿るなど、常に時代への鋭い視線と共に写真表現の可能性を切り開き、戦後の日本写真界を牽引し続けてきた存在です。

『太陽の鉛筆』は、東松の作品群の中で最も重要なもののひとつと位置づけられています。東松がカメラを向けたテーマは多岐に渡りますが、生涯を通じてこだわり続けたのが"沖縄"でした。このシリーズは、1969年に沖縄と出会って以来、彼の地が持つ強靭かつ広大な精神の領域によってアメリカニゼーションを拒み続ける姿に魅れ、アメリカ占領下から本土復帰に至る沖縄、八重山諸島や宮古島の祭祀や風俗をテーマに、時代に翻弄されながらもたくましく生きる人々の暮らしを精力的に撮影したものです。その視線は日本という枠を超えて東南アジアへと展開し、環太平洋における島嶼文化の基層を探る写真的実践として高い評価を得ています。


会期

4月23日(土) ― 6月26日(日)
10:30-19:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日 : 火曜日、5月3日は開館

場所

札幌宮の森美術館 本館 (札幌市中央区宮の森2条11丁目2-1)

観覧料

一般800円 シニア(60歳以上)高大生600円 中学生以下無料


主催:札幌宮の森美術館+NPO法人CAPSS
企画 協力 : AKIO NAGASAWA Gallery 東松照明オフィス INTERFACE


詳細はこちら:http://miyanomori-art.jp/exhibitions/160423_tomatsushomei.html(札幌宮の森美術館のページにリンクします)


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