『われわれはいま、どんな時代に生きているのかー岡村昭彦の言葉と写真ー』 監修 戸田昌子  

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 『われわれはいま、どんな時代に生きているのか
  ー岡村昭彦の言葉と写真ー』

  監修 戸田昌子
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  一般発売日:2020年8月23日

  造本設計:大西正一
  発行:赤々舎

  Size:127 mm × 188 mm
  Page:256 pages
  Binding:Softcover

  Published in Aug 2020
  ISBN
978-4-86541-101-0



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About Book


ベトナム戦争、北アイルランド紛争、ビアフラ戦争などを取材し、世界のOKAMURAとして知られた報道写真家の言葉と写真を集成し、いまに問いかける一冊。


徹底した疑り深さと視野の広さに根ざして、語られるべきことを写真に撮った岡村昭彦。
本書はその独自の思考のエッセンスと関係性が見えてくるように、文章を抜粋し構成された。 
戦場と日常を行き来しながら考え、日常にあって医療やホスピスといった生と死の現場に切り込んでいった岡村の視点は、現代という動乱の時代に大きな意味を投げかける。
遺された言葉を編む全6章、カラー口絵32ページ。 



岡村昭彦の写真家人生は、はじめから「戦争写真家」としてのものであり、平時にあっても、テーマはつねに「戦争」であった。岡村は、戦争が風化しつつあった時代、「戦争を知らない子どもたち」が成人するような時代に、ベトナム戦争の戦場のありさまを日本人に突きつけた。
そして、ベトナム戦争が風化してゆく時代の中で、戦場からだけでなく、あらゆる現場から、撮り、書き続けた。
戦場を日常のまなざしで切り取り、同時に、日常を常に戦場として捉えていた人であった。〔......〕

写真家としては十五年余りという短い期間に集中的に撮影を行って、五万点の写真と、二万点以上の蔵書と、人々に多くの宿題を残して去って行った。本書をそうしたひとりの人間の、生き方のドキュメントとして読んでくださったら嬉しい。
(戸田昌子)


「二度と武器は持たぬと誓った日本人の一人として、私が戦場に持ってゆく武器は、ちいさなカメラだけだった。カメラが、私の武器だった」
(岡村昭彦)




目次




まえがき


1章 戦場の写真家

2章 植民地とはなにか

3章 フリーランスという生き方

4章 植民地の内側から

5章 ベトナムから遠くはなれて

6章 いのちをつなぐために

あとがき






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Author Information 



岡村昭彦(1929-1985) 

海軍軍人・岡村於菟彦の長男として生まれる。1947年東京医専(現・東京医科大学)を中退。輪タク屋や米軍相手のヤミ屋、渡島当別トラピスト修道院の客室係などを転々とした後、部落解放運動に取り組む。62年、PANA通信社特派員となりベトナム戦争を取材、64年『LIFE』に9ページにわたって掲載。65年『南ヴェトナム戦争従軍記』(岩波新書)がベストセラーとなり、『岡村昭彦写真集 これがベトナム戦争だ』(毎日新聞社)を出版。北アイルランド紛争、ビアフラ戦争、エチオピアの飢餓などを取材、カラー写真による戦争報道を確立した。
講談社写真賞、芸術選奨文部大臣賞、アメリカ海外記者クラブ最優秀報道写真年度賞、日本写真協会年度賞などを受賞。晩年は生命倫理やホスピス運動に取り組む。1985年3月24日、敗血症のため56歳で死去。



戸田昌子(1975-)

写真史家。1999年上智大学文学部新聞学科卒業。 2015年東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学 研究専攻博士課程満期退学。2006年、日本写真芸術学会奨励賞を受賞。
共著に『日本の写真家101』(新書館、 2008、飯沢耕太郎編)、『写真経験の社会史』(岩田書院、2012、緒川直人編)、『幻のモダニスト 写真家 堀野正雄の世界』(国書刊行会、2012)、『岡村昭彦の写真 生きること死ぬことのすべて』(美術出版社、 2014)ほか。
報道写真家・岡村昭彦をはじめ、主観主義写真の作家・迫幸一や今井寿恵などの日本の写真家の再評価をおこなう。武蔵野美術大学、東京綜合写真専門学校非常勤講師。