Silence of India

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Silence of India
鶴田真由・小林紀晴写真集
2,800円+税|182×228㎜|並製本|144ページ
アートディレクション:菊地敦己

Silence of India
Photographs by Mayu Tsuruta and Kisei Kobayashi
2,800 JPY|144pages|softcover
Art Direction : Atsuki Kikuchi

ISBN:978-4-86541-073-0
Published in October 2017.

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About Book 


記憶や祈りが積み重なった土地の気配に耳を澄まし、太陽や月に導かれるように巡る、聖地インドへの旅。 

ふたりの写真、ふたりの言葉が、ときに交差し重なりながら、Silence のある場所へと流れつく。

鶴田真由と小林紀晴が、南インドの地へ共に旅にでた。

聖者が修行を重ねたアルナーチャラの山麓、古来より聖地とされたハンピ遺跡群、バックウォーターと呼ばれる大水郷地帯などを、太陽や月に導かれるように巡る。

記憶や祈りが積み重なった土地の気配に耳を澄まし、時空を超えた命の鼓動に共鳴する旅。

土地の人々や風景との出会いを重ねながら、インドの"悠久の流れ"の深部に触れていく。

旅そのものを見つめ、私たちの内なる旅へと転じる「Silence of India」。

無数の音、無量の光が写真の奥から伝わってくる。


「インドには、表層の騒ついた世界の下に悠久の流れを感じる場所がある。

呼吸を深くし、心と体を合せていくと、次第にその世界に潜り込んでいく。

世界との境界線がなくなり、全てのものが一体化する場所。」(鶴田 真由)


「たとえ動物の鳴き声が届いても、風が樹々を揺すっていても、波が高くても、風景だけでは音が鳴らない。カメラのファインダーを覗きながらそう思うことが、これまでに何度もある。なのに、そこに人が立つと途端に風景が人の方へ傾いていく。感情の続きとなり、音が始まる。体温も風景へ伝わっていく。ミューズを追った南インドへの旅。静かなる音がずっと鳴り続けていた。だから、異国にいながらにして、さらなる異国への旅となった」(小林 紀晴)


Book Previews

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Artist Information 


鶴田 真由|Mayu Tsuruta

女優。映画、テレビドラマ、舞台、CMなどの活動のほか、旅番組、ドキュメンタリー番組への出演も多い。番組出演がきっかけとなり、2008年には第4回アフリカ開発会議(TICAD Ⅳ)の親善大使の委任を受ける。近年はドラマ「マルモのおきて」「酔いどれ小籐次」「マザーズ」「犯罪症候群~Season1」、映画「沈まぬ太陽」「さよなら渓谷」「ほとりの朔子」「64-ロクヨン」など話題作に出演。著書に「ニッポン西遊記 古事記編」(幻冬舎)「神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた」(6月発行 幻冬舎)がある。20151月、ニコンプラザ銀座フォトプロムナードにて写真展「キューバの笑顔」を開催。



小林 紀晴|Kisei Kobayashi

1968年長野県生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。新聞社にカメラマンとして入社。1991年独立。アジアを多く旅し作品を制作。20002002年渡米(N.Y.)。

写真制作のほか、ノンフィクション・小説執筆など活動は多岐に渡る。東京工芸大学芸術学部写真学科教授、ニッコールクラブ顧問。著書に「ASIAN JAPANESE」「DAYS ASIA」「days new york」「旅をすること」「メモワール」「kemonomichi」「美女の一瞬」「だからこそ、自分にフェアでなければならない。」など多数。近著に「ニッポンの奇祭」(8月発行 講談社現代新書)がある。1997年「DAYS ASIA」日本写真協会新人賞、2013年「遠くから来た舟」第22回林忠彦賞を受賞。


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