金井直『像をうつす 複製技術時代の彫刻と写真』

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 金井直『像をうつす 複製技術時代の彫刻と写真
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  Book Design:大西正一
  Editor:青山勝 
  
  発行:赤々舎

  Size: H210mm × W148mm
  Page:200 pages
  Binding:Softcover

  Published in December 2022
  ISBN
978-4-86541-153-9

¥ 3,200+tax 

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About Book


彫刻と写真のこだま。新たな美術史の視点


本書は、著者が『自然の鉛筆』に触れ、写真と彫刻との関係について論じたテキスト「写真と彫刻、あるいは互恵性」で生じた問題意識を、5年にわたる準備や執筆によって展開したものである。

ロダンとスタイケン、カノーヴァとメイプルソープ、ブランクーシの写真 ─ 表面への途切れぬ思慮によって、つながる彫刻と写真。または、彫刻と写真の交差から浮かび上がる、地続きの経験。ともに近代の 技術 アート に支えられつつ、時と場に応じて 芸術 アート の相貌をまとう実践を豊かに解き明かす。

また、十九世紀の写真の出現ではなく、むしろ十八世紀の彫刻複製産業の興隆こそが、近代的な複製文化とその鏡像としてのオリジナル信奉の培地となったとも著者は考える。
三次元と二次元、物質とイメージといった二分法に当てはめられ、今日でもメディウムスペシフィックな分類に収まりがちな両者のあいだに、実は共通性や親和性、相互依存など、さまざまなつながりがあることが、各章を通して明らかになる。

オーギュスト・ロダンからジュゼッペ・ペノーネ。W.H.フォックス・トルボットからロバート・メイプルソープまで─。
個や地域・時代を越えてこだまする彫刻と写真の呼びかけ合い。






Contents



序論 像をうつす 005

chapter 1 彫刻複製写真の歴史 025

chapter 2 印象主義彫刻と写真 ロダンとロッソ 053

chapter 3 ブランクーシ 彫刻を拡張する写真 083

chapter 4 展開された場としての写真 デイヴィッド・スミス頌 119

chapter 5 脱 ─ 文化としての彫刻 ジュゼッペ・ペノーネの場合 141

むすびにかえて 171



COLUMN

彫刻におけるプンクトゥム 021

フレデリック・スコット・アーチャー 050

ロダンと近代日本 、そして 写 真 078

マン・レイとボワファール 113

ジャンフランコ・ゴルゴーニ 137

時を刻むこと─能産的自然を可視化する ペノーネと野村仁 166

あとがき

年表 図版出典一覧 人名索引




TRANS-FIGURATIONS
SCULPTURE AND PHOTOGRAPHY IN THE AGE OF MECHANICAL REPRODUCTION

Tadashi Kanai


This book《TRANS-FIGURATIONS》by Tadashi Kanai is the result of five years of preparation and writing that developed the awareness of the issues raised from the text "Photography and Sculpture, or Reciprocity," in which he wrote the relevance between photography and sculpture in reference to  《The Pencil of Nature 》.

Each chapters reveal that the dichotomy between three-dimensional and two-dimensional, material and image, and the medium-specific classification that tends to be applied to these two categories even today, are in fact connected in various phases, as commonalities, affinities, and interdependence.

From Auguste Rodin to Giuseppe Penone, from W.H. Fox Trubot to Robert Mapplethorpe. The resonance of sculpture and photography echoes beyond the individual, the region, and the time period.

(Text is JAPANESE only)




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【トークイベント】豊田市美術館オンライントークシリーズvol. 3「写真と彫刻 作家と研究者の視点から」」 



日時:2022年12月11日(日) 15:00〜(14:30開場)

出演:山本糾氏(写真家)、金井直氏(信州大学人文学部教授)

会場:豊田市美術館 美術館講堂 +オンライン(収録、後日配信)

定員:150名、要申込、参加無料








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Artist Information


金井直(Tadashi Kanai)

1968年福岡県生まれ。1991年京都大学文学部卒業、1999年同大学にて博士号取得。豊田市美術館学芸員(2000─07年)を経て、2007年より信州大学人文学部准教授。2017年より同教授。専門は新古典主義および近現代彫刻史。

主なキュレーションに「アルテ・ポーヴェラ」(豊田市美術館、2005)、「Vanishing Points」(ニューデリー国立近代美術館、2007)、「あいちトリエンナーレ2016」(共同キュレーション、愛知県美術館他、2016)、共著に『彫刻の解剖学』(ありな書房、2010)、『自然の鉛筆』(赤々舎、2016)、共訳に『ART SINCE 1900 図鑑 1900年以後の芸術』(東京書籍 2019)などがある




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W.H.フォックス・トルボット