Blog

この展覧会で展示されるのは、東日本大震災で被災してしまった写真です。
震災後、宮城県山元町で行われた写真洗浄のプロジェクト「思い出サルベージ」。洗浄された写真のなかには持ち主の見つからないものも多くありました。そうした写真を展示するLOST & FOUND PROJECT実行委員会が発足、東京、ロスアンジェルス、ニューヨークにて展覧会が行われました。現在もメルボルンにて開催中です。
東京ではAKAAKA (2012.1.11-2.11)に続き二回目の展示となります。

LOST & FOUND

会期

7月2日(月) 〜 8月31日(土)

OPEN: 月 - 金 11:00 - 19:00 / 土 11:00 - 18:00
CLOSE: 日・祝日 ※7月12日〜19日は夏期休廊

会場

Photo Gallery International (フォト・ギャラリー・インターナショナル)

〒108-0023 東京都港区芝浦4-12-32
TEL: 03-3455-7827
HP: http://www.pgi.ac/


トーク+スライドショー

展覧会の開催にあわせ、トーク+スライドショーを行います。
本展実行委員会委員長である写真家の高橋宗正氏をお招きし、PGI高橋朗がお話を伺います。
「思い出サルベージ」による被災した写真の洗浄の様子や、世界を巡回している本展に対する反応など様々なお話を伺います。

詳細はこちら

ポスター販売

会場と協力店およびLOST & FOUND PROJECTウェブサイトでポスターを販売します。
ポスターは3種類。表面はそれぞれ被災した写真のイメージです。
裏面はLOST & FOUND PROJECTのコンセプトを記したもの、山元町についての説明をまとめたもの、思い出サルベージについての説明をまとめたものです。
それぞれ1枚(1種類)1000円で販売し、7割を山元町への義援金とし、3割を印刷費や移動費などプロジェクトの運営費となります。

【主催】
LOST & FOUND PROJECT実行委員会
LOST & FOUND PROJECTウェブサイト

【協力】
山元町役場 / 思い出サルベージ / 日本社会情報学会 / NPO法人ゆにふりみやぎ / 赤々舎 
Photo Gallery International / trimdesign / もずや / 山ノ手写真製作所 
2012年7-8月号のPHaT PHOTO「鷹野隆大の散歩がてらに、画廊でも。」コーナー内「今回の画廊」で
銀座ニコンサロンで開催された百々新写真展「対岸」をご紹介いただきました。
鷹野氏が独自の視点から「対岸」の作品の魅力を語ってくださっていますので、ぜひご一読ください。

画像はクリックすると大きなサイズでご覧いただけます。
dodo_120629.jpg


写真集『対岸』はこちらからお買い求めいただけます。
taigan_cover.jpg

6月27日の産經新聞朝刊の「After 3・11」のコーナーに、写真集『極東ホテル』の鷲尾和彦が写真と文章を寄稿しました。

120627_washio.jpg


弊社刊行の作品集『書の棲処』の華雪さんと写真集『SMOKE LINE』や『Storm Last Night』の津田直さんが合同の展覧会を開催します。ぜひお誘い合わせの上、足をお運びください。

華雪/津田直 展覧会
「それはかならずしも遠方とはかぎらない」

会期

6月30日(土)〜7月29日(日)

OPEN: 13:00 〜 19:00
CLOSE: 日・月・祝 ※最終日日曜日のみ開廊

1. 華雪による書の展示: 6月30日〜7月14日
2. 津田直による写真展 + 華雪による書の展示: 7月17日〜7月29日
3. トークイベント: 7月28日16:00~18:00  / 7月29日14:00~16:00


会場

hiromiyoshii roppongi

東京都港区六本木5-9-20
tel: 03-5772-5233

kasetsudadm-1.jpg


写真集『弾道学』の黒田光一さんが、自主ギャラリー・峠で新作「滝壺」の展示を開催します。
お誘い合わせの上、ぜひ足をお運びください。


黒田光一 展  「滝壺」

会期

6月28日(木) ~ 7月16日(月)

OPEN: 15時~20時 (木、金、土、日のみの開催)   
            ※ 最終日7月16日 (月・祝)はオープン


会場


東京都台東区千束4-45-3 
Tel: 050-3115-6470

あわせて私家版写真集を刊行。

写真展HP: http://kurodakoichi.jimdo.com/
 
 自覚なく、その実、真っ逆さまに落ち往くというあらかじめプログラムされた特性を共々歩いている。
まだらに赤黒く肥大し切った上昇への欲求だけが、「現在」というマイナス無限大の容器の中で暴れ空廻り、
時おり輝くかのように映るのだ。いや確かに輝いた。数百年前の、数秒前の「過去」どもの堆積が、数時間
後の「今」に何気ない顔つきで並び入り、軋まないはずの肉体を軋ませる時、込み上げてくる笑いと途絶と
を連れ不意に光る。おのおの自由に発注したはずの顔はすべて同型だった。顔が溢れ出す。道がある、
やっぱり逃げ道なんてなかった、と安堵する。固定することのない地上の流れが集約されたれっきとした自
然物、人間は始まりからずっと恐怖の生きものだ。

黒田光一

2012-06-22 ba.JPG

<< Previouse 116117118119120121122123124125126