About Book
この作品は作者の故郷が主な舞台となっている。
日々の中でその暮らしに刻まれるかすかな裂け目、ほんの少しの翳りを探りながら、
記憶を揺動させていく物語である。
よく知っているはずの風景や家族と何度も出会い直す日常の旅。
家を取り巻く風景はかけがえのない人生へと重なる。藤岡亜弥の眼の強靭さは、故郷の家族という最も近い血と地を撮ったこのシリーズにおいて、絶対的な距離と柔らかな触手というかたちで現れる。幾重にも渦巻く存在の不思議、日常が未知へとつづくきざはし。この写真によって初めて眼前にする生と死の営みに打たれながら、「私は眠らない」という一筋の響きを、つよく遠い希いのように聞くことができる。
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Artist Information
藤岡亜弥 | Aya Fujioka > HP1972年広島生まれ
日本大学芸術学部写真学科卒業
個展
1996年 「なみだ壺」 銀座ガーデアンガーデン (東京)
1996年 「笑門来福」 WORKS H (横浜)
2001年 「さよならを教えて」新宿ニコンサロン(東京)
2004年 「離愁」新宿ニコンサロン(東京)
2005年 「さよならを教えて」ビジュアルアーツギャラリー(東京、大阪、名古屋、九州)
2006年 「私は眠らない」銀座ニコンサロン(東京、大阪)
2009年 「私は眠らない」AKAAKA (東京)
グループ展
2005年 「離愁」ひとつぼ展
2005年 マリクレール ホワイトキャンペーン 2005
2006年 「フォトグラフィティ1980-2005」新写真派協会 ポートレートギャラリー
2006年 「中国平遥国際写真フェスティバル」
受賞歴
1994年 日本大学芸術学部芸術学会奨励賞
2004年 ビジュアルアーツフォトアワード
2005年 「離愁」ひとつぼ展入選
出版物
1996年「シャッター&ラブ」16人の若手女性写真家 インファス出版
2004年「さよならを教えて」ビジュアルアーツ出版
東京とNYに滞在