Events

写真集「草葉の陰で眠る獣」の百々武さんが、
「東京写真月間2015」の国内展企画『「島」島は日本の原点』にて展示を行います。
また、展示に合わせてアーティストトークも開催されます。

皆さまお誘い合わせのうえ、ぜひ足をお運びくださいませ。

詳細はこちらのページをご覧ください。(コニカミノルタプラザのサイトへリンクします)


※展示作品は小社刊行の写真集には収録されていない作品です。


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東京写真月間2015企画展
「島」 島は日本の原点 
百々武 写真展 「海流」

鹿児島県屋久島。千年から生きる杉を見たかった。森自体の生命力に圧倒された。理屈ではなく、自分の五感を通して実際の感性が自然を通して養われていくようだ。雨水を蓄えた土から湧き出る芳醇な水を口に含むと体にしみ込んでいく。麓の集落は花が咲き誇り、山から流れ出る美しい水を利用し米や農作物を育てる。さらに水は山の養分を海に流し込み豊かな漁場の恩恵を島民は得る。自然には人間には創り出すことができないモノやコトが沸き上がっている。海に囲まれた日本列島に点在する離島を巡ることで人間が生きること、豊かさを見ることができるのではないかと思った。
以来、日本周辺の離島を巡る旅がはじまった。
島の暮らしには恵みとも脅威ともなる自然がむき出しで存在する。畏怖の念を持ち日々の営みが先祖から引き継がれている。幾多の島に同じ時間が流れ、同じ時代を彼らは、僕は生きている。
これからも島を巡ることで得た光を、焼き付けていきたい。 

日時

2015年5月20日(水)〜5月29日(金)
10:30〜19:00(最終日のみ15:00)

アーティストトーク
5月23日(土)14:00~15:00

入場料

無料

会場

コニカミノルタプラザ ギャラリーC
〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
TEL:03-3225-5001

写真集『森二入ル』を鋭意制作中の田淵三菜さんが先月・先々月に引き続き、
長野県佐久市のMaru Cafe内のHiraka Food Labギャラリーにて写真と手づくりの写真集を展示しています。
メインイメージは3月の「オオカメノキ / Scarlet Leaved Viburnum (2013)」と
4月の「チョウセンゴミシ / Chinese Magnolia Vine (2013)」を経て、
今月は「ホオノキ / Magnolia obovata(2013)」に切り替わりました。

皆さまぜひ足をお運びくださいませ。



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© Mina Tabuchi

田淵三菜
ホオノキ / Magnolia obovata(2013)

引き続き5月のアーティストも、2012年より単身、北軽井沢の森に移り住み、アルバイトをしながら
森の写真を撮り続けている田淵三菜さんです。近々、写真集を出版する田淵さんのはじめての展覧会では、
季節を先取りし緑あふれる森の「ホオノキ」を展示しています。
本棚では手作りの写真集で1年間の森の移り変わりを見ていただけます。明日、5月1日から31日まで
Maru Cafe レジ横のHFLギャラリーにて、今月はスライドショーも企画しています。

会期

2015年4月1日(水)〜 30日(木)

場所

Maru Cafe 内 Hiraka Food Lab ギャラリー

Maru Cafe(Maru Cafeのページへリンクします)


田淵三菜
1989年神奈川県川崎市生まれ。青山学院大学文学部史学科卒。
大学在学中、写真評論家飯沢耕太郎氏の講義を受講し、同時に写真の指導を受ける。
22才の夏、群馬県嬬恋村浅間山麓の森に出会う。
2015年夏、写真集『森ニ入ル(もりにいる)』(赤々舎)を刊行予定。

ホオノキ(2013)/学名【Magnolia obovata】
初夏や夏は大雨が降ったりします。すると、ワクワクして森に入ります。
どんなに大雨でも森に入れば雨が弱まったように感じます。そのかわり、雨粒が葉に当たる音がどこまでも森に響き、
雨音に囲まれて、自分の足音も薄れます。小さな葉にあたる雨音、大きな葉にあたる雨音、立つ場所によっても音が違います。
音に包まれているうちに、森に溶けこんでいける気分になります。
この写真も大きな雨音の中で撮りました。
ホオノキの下では、大きな葉に当たる雨音がバタバタと鳴って、葉の上でまとまった雨粒がボタボタ落ちてきます。
見上げれば顔中のいろんなところに落ちてきます。目を閉じて感じてみると、予測のできない間隔で肌にぶつかる
雨粒のショックが顔中に広がりました 。一粒一粒に心が震えて、生まれてはじめて雨を知ったような嬉しさが沸き上がってきます。
この感覚を持って帰りたかったのか、足もとに広がっていたホオノキの落ち葉のあり様をしつこく何枚も何枚も撮りました。
葉そのものも持って帰って部屋に飾ったら、ふと気がつくとあのすてきな模様や色は消え、ベージュの落ち葉に変わっていました。


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【 4月の展示 「チョウセンゴミシ / Chinese Magnolia Vine (2013)」】

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© Mina Tabuchi

田淵三菜

チョウセンゴミシ / Chinese Magnolia Vine (2013)


引き続き4月のアーティストも、2012年より単身、北軽井沢の森に移り住み、アルバイトをしながら森の写真を撮り続けている田淵三菜さんです。今月、写真集を出版する田淵さんのはじめての展覧会では、季節を先取りし緑あふれる森の「チョウセンゴミシ」を展示しています。本棚では手作りの写真集で1年間の森の移り変わりを見ていただけます。本日4月1日から30日まで Maru Cafe レジ横のHFLギャラリーにて、5月にはスライドショーも企画しています。お察しの通り、来月のアーティストも田淵三菜さんです。


チョウセンゴミシ/学名【Schisandra chinensis】
「今日はどこの森に入ろう?」 ベッドで目を開けてからずっと考えている。
窓から差し込む光の色、時間帯、ドアを開けた時の空気のやわらかさや匂い、太陽の位置、そんなことを
なんとなく感じながら、カメラと熊鈴を持って車に乗り込みます。森の中をきままに走って、「この辺りだ」と思うと
車を置いて、思うがままに森の中に突っ込んでいきます。道無き森を五感を使って奥へ奥へ入っていきます。
動物や虫の気配に怖じ気づきながら、でも写真を撮っていると忘れてしまうから危険です。
この写真に納めた場所もそんなふうにして出会った場所でした。
地面をびっしりと埋めるチョウセンゴミシの脅威的な繁殖魂は、静かに、この森の空気を支配していました。


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【 3月の展示 「オオカメノキ/Scarlet Leaved Viburnum (2013)」 】


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© Mina Tabuchi

田淵三菜
オオカメノキ / Scarlet Leaved Viburnum (2013)

3月のアーティストは、2012年より単身、北軽井沢の森に移り住み、アルバイトをしながら森の写真を撮り続けている田淵三菜さんです。4月に写真集を出版する田淵さんのはじめての展覧会では、季節を先取りし芽吹き始めた森の「オオカメノキ」を展示しています。本棚では手作りの写真集で1年間の森の移り変わりを見ていただけます。本日3月1日から31日まで Maru Cafe レジ横のHFLギャラリーにて、5月にはスライドショーも企画しています。

オオカメノキ/学名【Viburnum furcatum】
北軽井沢の三月はたっぷりとつもった雪がじわじわと溶けて、
まだ見ぬ春への期待に胸が高鳴る頃です。
木々は大急ぎで芽吹きの準備をしているように見えます。
まだまだ寒くて、あとひと月すれば、こんなにかわいい花が咲くなんて信じられません。
でも、春は霧のベールの向こう側でちゃんと待っていてくれると、この写真はわたしに教えてくれます。

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「福本潮子作品集 藍の青」の福本潮子さんの作品展が、日本橋タカシマヤ6階 美術画廊 Xにて4月29日(水)より開催されます。
藍染めの茶室をはじめとした近年の代表作に、貴重な布を用いて制作した新作を加え10余点を発表いたします。
みなさまお誘い合わせのうえ是非足をお運びください。

日時

2015年4月29日(水)〜5月18日(月)
10:00〜20:00

入場料

無料

会場

日本橋タカシマヤ
6階 美術画廊X
〒103-8265
東京都中央区日本橋2丁目4番1号
tel:03-3211‐4111


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昨年末より、那覇、宮古島、渋谷と展開してきた「AKAAKAスライドショー」を、京都で開催いたします。
場所は、洛北のお寺「総本山 妙満寺」。名庭や秘宝を有する寺院のお堂で、春の一日を共にしましょう。

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主に写真集で知られる赤々舎ゆかりの写真家たちが、新作や未発表作を携えて春の京都に集結!
写真をライブで体感するようなイベントです。飲み物片手に写真家とゆったりお話しいただける交流の時間もございます。

日時

2015年4月26日(日)
スライドショー:13:00~17:00 
交流会:17:00~19:00

出演


 赤鹿摩耶  古賀絵里子  佐伯慎亮    澁谷征司    百々俊二      百々武     藤岡亜弥      山内悠
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(順不同、敬称略)

参加費

一般 2,000円(拝観料込、3ドリンク付)
学割 1,500円(拝観料込、3ドリンク付)※学生証提示  NEW

参加方法・参加申し込み・お問い合わせ

メールでの予約をお願いいたします。
担当:姫野 himeno(a)akaaka.com ※(a)を@に変えてください。

会場

総本山 妙満寺
〒606-0015
京都府京都市左京区岩倉幡枝町91 ‎

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写真集「夜明け」の山内悠さんが富士山の登山講座を開催されることになりました。
その講座に先駆け、4月24日(金)に72Galleryにてトークショーを行います。
皆さまお誘い合わせのうえ、ぜひ足をお運びください。  

キョウバシラウンジ 山内悠 トークショー
【「夜明け」そして「雲の上に住む人」のこと。】  

日時

2015年4月24日(金) 
19:30~20:30 

参加費

会費2,000円(1ドリンク)
→2ドリンク以降はキャッシュオン。  

ご予約

下記のキョウバシラウンジのページの
「参加申し込みはこちら」ボタンからお申し込みください。
定員:20名(先着順)  

場所

TOKYO INSTITUTE OF PHOTOGRAPHY(T.I.P)72Gallery
〒104-0031 東京都中央区 京橋 3-6-6 エクスアートビル1F  


【富士山登山講座】 
 ※講座申込みは キョウバシラウンジ「山内悠 トークショー」終了後申込み受付をいたします。
 第一次申込み受付は、トークショー会場が一番早い受付となります。

◆講座概要 
富士山の七合目、3,000メートル、富士山七合目の山小屋に600日間住み込み、
定点で追いかけた雲の上の作品「夜明け」を発表された写真家山内悠氏の特別講座です。
撮影されたご本人とともに撮影した富士山須走道七合目の「大陽館」に宿泊し、夜明けの撮影を行います。
また「大陽館」では2014年に発表された「雲の上に住む人」の共著者である関次廣氏からもお話を伺います。
募集人数:20名(最低実施人数8名)  

詳細はこちらのページをご覧ください(キョウバシラウンジのページへリンクします)  

    
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