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『津波、写真、それから』の高橋宗正さんが、9月7日(日)に宝塚メディア図書館(兵庫県・宝塚市)にて
「いま、写真の役割を考える」と題した特別公開講座を開催します。

東日本大震災で被災した写真を洗浄して元の持ち主に返却しようとした思いでサルベージプロジェクトと
返却不能と判断されるほど傷みのひどい写真を展示することで被災地への支援を呼びかけたLOST&FOUNDプロジェクト、
それぞれの活動は写真をめぐる人々の思いの強さを象徴するものでした。
両プロジェクトの活動をまとめた『津波、写真、それから』に対するさまざまな反響(下記参照)からも
多くの方が写真を大切に思う気持ちをますます強めているように思われます。

関西ではこれまでなかなかイベントの機会がありませんでしたが、
ぜひこの機会に、お誘い合わせのうえ足をお運びください。


関連記事:
『津波、写真、それから』記事 各紙掲載のご紹介
SANKEI EXPRESS 2014.0302『津波、写真、それから』について 幅允孝さんによる記事掲載


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「いま、写真の役割を考える」

2011年3月11日の大震災の後、家や車や近しい人を失った多くの人が、生活の再建もままならないうちから自分たちの写真を探し始めました。
そしてそれを知った全国各地の人が、少しでも多くの写真を持ち主に返そうと力を合わせました。そこには普段気にすることのなかった、写真の役割というものが確かにありました。
携帯やインターネットを通じて膨大な写真が流通しているというのは、私たち人間が写真というものを強く求めているからです。でなければ、こんなにも写真を使ったコミュニケーションの場が出来上がるということはありません。
その写真というものについて話をさせていただき、一緒に考えることのできる場になればと思っています。



日時

9月7日(日) 13:30〜15:30

参加費

一般2,000円 図書館有料会員は無料
(要予約)

ご予約はこちらのページ下部にあるお申し込みフォームから↓
http://www.iminet.ac.jp/photo/2014/07/09/munemasa_takahashi/

場所

宝塚メディア図書館
〒665-0035宝塚市逆瀬川1-13-1カルチェヌーボ(旧アピア3) B2F
TEL:0797-76-5722




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写真集『やっぱ月帰るわ、私。』のインベカヲリ★さんが、神保町画廊(東京・神田神保町)にて
8月22日(金)~9月7日(日)に写真展「やっぱ月帰るわ、私。」を開催いたします。

写真集より23点をセレクトして展示いたします。

インベさんのプリントを直にご覧いただける久しぶりの機会ですし、
会期中にはインベさん在廊日もある予定ですので
皆さまお見逃しのないよう、ぜひお誘い合わせのうえ足をお運びください。


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インベカヲリ★写真展
やっぱ月帰るわ、私。


日時

8月22日(金)~9月7日(日)
水曜〜金曜 12:00~18:00(金曜は19:00まで)
月曜・火曜 休廊

場所

神保町画廊
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1-41-7安野ビル1階
TEL03-3295-1160




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Cultural Search Engine REALKYOTO(http://realkyoto.jp/)にて、京都造形芸術大学大学院学術研究センター所長で批評家の
浅田彰さんが札幌国際芸術祭2014の札幌芸術の森美術館 企画展示「都市と自然」での
松江泰治さんの展示作品「JP-01 SPK」について評を寄せてくださっています。

ぜひご一読ください。


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(略)

札幌芸術の森美術館に戻って、館内に入ろう。そこでもいろいろと興味深い作品を見ることができるが、ここでは松江泰治の新作に触れておきたい。この写真家は、「地球の表面のサンプルを収集する」というコンセプトの下に、空撮技術も駆使しながら世界各地の風景をとらえてきた。そこでは人間中心のパースペクティヴが排除され、すべてが均一かつ網羅的にとらえられる。当然、人間の営みも写っているが、それもまた、安易な感情移入を排し、昆虫学者が蟻の生態を観察するような視線でとらえられているのだ。去年の夏から札幌で撮影されてきた新作群もその延長上にあるが、とくに冬景色は驚異的な精度で、もっと大きなサイズのプリントでも十分鑑賞に耐えただろうと思われる。一見無機的とも見えるそれらの写真は、センチメンタルなエコロジズム(「自然に優しい人間文明/人間文明に優しい自然」というナルシシスティックな幻想に基づく)とは無縁なところで、人間が地球という惑星の上に住む蟻のような存在であることを、静かに、しかし強い説得力をもって、観る者に感じさせる(アンドレアス・グルスキーと比較してみてもいいかもしれない。グルスキーは量に還元されてしまった現代の世界の表面をひたすら量的にとらえてみせるのだが、実はコンピュータによる画像処理を導入して、人間がスペクタキュラーと感ずるような画面をつくっている。それは、確かに人間的なドラマを欠いた、しかしスペクタキュラーなイメージなのだ。松江泰治にそのようなごまかしはない。その作品は、ノンスペクタキュラーなドキュメントとして、はるかに多くのことを見る者に語りかける)。

(略)

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記事の全文はこちらからご覧ください。(REALKYOTOのwebサイトへリンクします)
http://realkyoto.jp/blog/sapporo-internationalartfestival2014/


札幌国際芸術祭2014は2014年9月28日(日)まで札幌市内の9会場で開催中です。
詳細は下記をご参照ください。(札幌国際芸術祭2014のwebサイトへリンクします)
http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/




札幌国際芸術祭2014への展示作品を収録した松江泰治写真集『JP-01 SPK』は
こちらからお買い求めいただけます。

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大橋仁写真集『そこにすわろうとおもう』の読者カードより、
匿名での掲載をご承諾いただいた方のご感想をご紹介いたします。

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それから、こちらはメールにていただいたご感想です。
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わたしにとっては、なかなか思い切らねばならない金額でしたが、 
内容にはとても満足いたしました。
これだけのものならば、この金額は当然だと思いました。
革命的な写真集ですね。

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ご感想をお送りくださった皆さま、誠にありがとうございました。



小社では読者カードだけでなく、メールでも書籍のご感想をお待ちしております。
info(a)akaaka.com  ※(a)を@に変えてください。
までお気軽にお寄せいただければ幸いです。



大橋仁写真集『そこにすわろうとおもう』はこちらからお買い求めいただけます。
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写真集『夜明け(新装版)』の山内悠さんが、このところずっと撮影で訪れている鹿児島県屋久島にあるギャラリー、THE ARTS FACTORYにて写真展「夜明け」を開催いたします。
山内さんは会期中はずっとこの森の中にいらっしゃるとのことですので、
ぜひこの夏休みに足を伸ばしてみてください。


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山内悠写真展
「夜明け」

日時

2014年8月10日(日)〜 10月10日(金)
10:00〜20:00

入場料

無料

場所

THE ARTS FACTORY
〒891-4207 鹿児島県熊毛郡屋久町小瀬田815-31
TEL:0997-43-5956



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