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2016年3月6日(日)の毎日新聞朝刊読書面「今週の本棚」のコーナーで
フランス文学者の堀江敏幸さんによる『出来事と写真』の書評が掲載されました。
ぜひご一読ください。


下記より全文をご覧いただけます。
http://mainichi.jp/articles/20160306/ddm/015/070/016000c(毎日新聞のページへリンクします)



畠山さんと大竹さんのトークイベントについては下記をご参照ください。


写真集『よすが』で第41回木村伊兵衛写真賞の候補者となった仲田絵美さんが、
大阪ニコンサロンJuna21にて写真展を開催されます。

皆さまぜひ足をお運びください!

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© Nakata Emi

よすが


17年前、作者の母が死んだ。

作者の家ではこれまでの間、母の遺品を保管していた。
しかし去年の父親の定年を機に、これらを処分することになり、作者は母の遺品撮影を始めた。作者が撮った遺品写真。母の遺品を身に纏った自分自身を撮影した写真。また、その姿を父に撮影してもらった写真など。

これらの写真から見えてきたもの。
それが身や心のよりどころ、すなわち「よすが」であった。

カラー20点。

日時

3/10 (木) ~3/16 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休・入場無料

場所




仲田 絵美(ナカタ エミ)
1988年茨城県生まれ。2011年写真ワークショップ松本美枝子の「キワマリ荘の写真部」を修了したのち、作品の発表を始める。茨城県水戸市を拠点に活動中。
受賞歴に、第6回写真「1_WALL」審査員奨励賞(選・小林紀晴/姫野希美)、第7回写真「1_WALL」グランプリがある。  



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畠山直哉さんと大竹昭子さんが、「『出来事と写真』の対話を終えて~新たな対話」と題してトークイベントを開催されます。
『出来事と写真』以降のお二人の対話はどのようなものになっていくのでしょうか。

皆さまぜひ足をお運びください!

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畠山直哉 × 大竹昭子トークイベント
『出来事と写真』の対話を終えて~新たな対話 

東日本大震災のあった2011年から約4年にわたって写真家 畠山直哉さんと私が重ねてきた対話が『出来事と写真』(赤々舎)という本になりました。
2012年1月に、ここサラヴァ東京で、観客席の声も反映しながら6時間もトークした濃密な時間をご記憶の方もいらっしゃるでしょう。その後もひきつづき 畠山さんと語り合い、そのすべての内容が一冊にまとまったいま、強く思うことは、写真は自分の身辺で起きるさまざまな出来事と決して無縁には存在しえない ということです。その出来事を直接写真に撮らなかったとしても、それはその人の意識の一部になり、写真ににじみ出すのです。この生きることと抜き差しなら ない写真と世界と自分の応答関係こそが、もっとも切実でスリリングなものではないでしょうか。
対話というのは本を出したから終わるものではありません。畠山さんとは(もしご本人がOKしてくださるなら!)これからも対話をつづけていきたいと望んでいます。畠山さんは昨年秋から半年間、文化庁のプログラムでメキシコに滞在されました。そこでの体験もいまの畠山さんに影響しないはずはなく、そうした時間を経て彼がいまこのとき、なにを感じ、考え、写真にむかっているかを伺ってみようと思います。
前のトークに参加いただいた方はもちろん、『出来事と写真』を読んで興味をもった方、あるいはこれから読んで考えてみたいという方、世界と写真と自分の関係に関心をもっているすべての方々に開かれたトークです。4年前と同じサラヴァ東京の空間で、切迫した気持ちでみなさんと考え合ったあの濃い時間を、もう 一度よみがえらせ、明日にむかう力にしましょう。みなさまのご参加をお待ちしています!
(企画:大竹昭子)




『出来事と写真』の対話を終えて~新たな対話 畠山直哉 × 大竹昭子

日時

2016年4月16日 (土)
12:30 open/13:00 start/15:00 end

出演

畠山直哉(写真家)× 大竹昭子(作家) ※トーク後、サイン会をいたします。

参加費

前売り・当日ともに 1,500円 (ドリンクは付きません)
ご予約は、サラヴァ東京HP(http://l-amusee.com/saravah/)の「予約フォーム」
またはお電話 03-6427-8886 にてお願いします。
お電話の受付時間は、平日(お店の休業日を除く)16:00 - 19:00 に限らせていただきます。

出演者プロフィール

畠山直哉(はたけやま・なおや)
1958年 岩手県陸前高田市生まれ。
写真家。1958年岩手県陸前高田市生まれ。東京を拠点に自然、都市、写真の関わり合いに主眼をおいて作品を制作、国内外で活動している。1997年木村伊兵衛写真賞、2001年毎日芸術賞、2012年芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。2011年3月東日本大震災の津波で実家が流失、母を失う。以後故郷 に通い撮影をつづけている。

大竹昭子(おおたけあきこ)
1950年東京生まれ。
作家。小説、エッセイ、批評など、ジャンルを横断して執筆。小説に『図鑑少年』『随時見学可』『鼠京トーキョー』、写真関係に『彼らが写真を手にした切実さを』『ニューヨーク1980』『この写真がすごい』など。朗読イベント「カタリココ」を開催中。http://katarikoko.blog40.fc2.com

場所

サラヴァ東京
〒150-0046 東京都渋谷区松濤1丁目29-1 渋谷クロスロードビル B1
TEL/FAX 03-6427-8886



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写真集『やっぱ月帰るわ、私。』のインベカヲリ★さんが木村恵さんとの二人展を開催します!
インベさんは大きな写真3点を展示予定です。
会期中はトークや読書劇などイベントも多数開催されますので、
ぜひ皆さまお誘い合わせのうえ、足をお運びください。


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「あべあゆみをめぐる冒険」
木村恵×インベカヲリ★

日時

2016年3月19日(土)~4月3日(日)
12:00~21:00

イベント

3月19日(土)
17:00-18:00 トークイベント「冒険の始まり」
 木村恵×あべあゆみ
 入場無料・予約不要
18:00-20:00 オープニングレセプション
 会費無料:お気軽に起こしください

3月27日(日)
15:00-16:30 トークイベント
 ゲスト:飯沢耕太郎(写真評論家)
 木村恵×インベカヲリ★
 入場無料※要予約(定員30名)
 終了後 懇親会あり

4月2日(土)
18:00開演 あべあゆみ 読書劇:太宰治原作「燈籠」
 入場無料 ※要予約(定員30名)


場所

CASE gallery
東京都渋谷区大山町18-23コートアネックス大山町1F
Tel:03-5452-3171





2月20日の産經新聞「美の扉」のコーナーで、東松照明『新編 太陽の鉛筆』が紹介されました。
編著者のおひとり、今福龍太さんのお話をもとに構成された記事です。

今福さんと『太陽の鉛筆』の出会いから語り起こされ、東松さんの最晩年の印象的なエピソードも刻まれています。
この新編が生まれるまでの流れ、その時間の濃さを彷彿とさせてくれる内容をぜひお読みください。

この本を刊行することが決まった沖縄滞在で、今福先生は私を、そのアカギの木のもとに案内してくださいました。
そこにいたるまでの、かなり勾配の急な坂道や、鮮やかに枝を差し伸べていた花々、湧き水に足を浸していた子どもたちを思い返します。そして、アカギの根元の時間。
アカギの写真は、『新編 太陽の鉛筆』の最後の一枚として編集されました。



画像はクリックすると拡大して表示されます。

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