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水戸芸術館で開催されました「ダレン・アーモンド 追考」展のカタログを小社で制作しておりますが、
製本の特殊性に加え、進行上の不手際もあり、完成が大幅に遅れておりました。
誠に申し訳ございません。
ようやく完成の目処が立ち、5月20日に販売を開始できる見込みです。

尚、この書籍は、映像5作品がそれぞれ1冊ずつの冊子となり、展覧会風景やテキストを収めたカタログの冊子と合わせまして、
全部で6冊の冊子がケースに入っております。
こうした特殊な形状のため、書店販売が限定的にならざるを得ません。
近日アップする小社ホームページからのご購入が確実です。

重ねて、ダレン・アーモンド展カタログの制作の遅延を心よりお詫び申し上げます。

赤々舎

高橋宗正さん(『津波、写真、それから』) × 飯沢耕太郎(写真評論家)さん × 小原真史(キュレーター)さんトークイベント「津波と、写真と、小さな言葉」が、5月7日(水)に京橋のTokyo Institute of Photographyにて開催されます。

『津波、写真、それから』については、これまで数多くのトークイベントが行われてきましたが、今回はとくに、プロジェクトの活動紹介や賛同の話にとどまらず、活動や本の内容について、批判的な立場も含めて、今一度そこにあって伝えようとされたものを考えるというイベントです。

表の写真にあるものと、言葉の裏にあるもの、表の言葉にあるものと、写真の裏にあるもの、

これまで露出されてこなかった言葉と、高橋宗正がやってきた洗浄プロジェクトから見えてきたものがぶつかるとき、

どういった思いや考えをわたしたちは持つのでしょうか 

ぜひお誘い合わせの上ご来場ください。(是非みなさんの意見もお聞かせください。)

http://www.tip.or.jp/lostandfound.html

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「津波と、写真と、小さな言葉」


東日本大震災の津波で流された写真やアルバムは自衛隊員らによって拾い集められ、いくつかの地域では写真を洗浄して持ち主に返す活動が広がった。写真家の高橋宗正は、宮城県山元町で洗浄や返却に携わり、被災した写真を展示する「LOST & FOUND PROJECT」を展開。その経緯を記した書籍「津波、写真、それから」を赤々舎から刊行した。  一方、アルバムに収められた極めて個人的な写真を、第三者が眺めるという状況は果たして望ましいことだったのか。そんな視点で対話をしたのが写真評論家の飯沢耕太郎とキュレーターの小原真史。「復興」とか「被災者支援」といった太ゴシック体のコトバたちに対して発せられた、小さいけれど重要な問いだった。「被災写真を別のかたちで被災させることではないのか」。  厖大な数の写真が津波に流されるという誰も経験したことのない事態に対して、私たちはどう向き合えばいいのか。どんな視点を持つことが可能なのか。津波と写真をめぐって対峙する、彼らの発する生々しい言葉は写真というものに関わる人間にとって興味深いものになるはずだ。




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出演

高橋宗正(写真家) 飯沢耕太郎(写真評論家) 小原真史(キュレーター) 司会:篠原知存(ライター)


開催日程

2014年5月7日(水)19:30~21:00 受付:19:00~19:20


参加費

500円 ※希望者にはコロナビールを1本プレゼント!! (商品提供:モルソン・クアーズ・ジャパン株式会社)



お申込み方法&ご注意

*TOKYO INSTITUTE OF PHOTOGRAPHY(T.I.P) HP内よりお申し込みください*

 
■お申込み方法

 1. お申込みフォームを送信してください。 ※申込みフォームは人数制限の定員に達しますと、自動停止致しますのでご了承ください。
2. 自動返信で確認のメールをお送りしていますのでご確認ください。 
3. 当日参加費をおつりのないようにお持ちください。

 ■ご注意 

※お申込みは先着順となります。 
※録音・録画はできません。
※当日の進行については予告なく変更となる場合があります。ホームページをご確認ください。 
※キャンセルの場合は、必ずご連絡下さい。 また、お申込み受付後のキャンセルは規定の料金が発生致します。 開催7日前~5日前のキャンセル...料金の30% 開催4日前~2日前のキャンセル...料金の50% 開催前日・当日のキャンセル...料金の100% 
※ご連絡事項はメールにてお送りいたします。 
※キャンセルの場合は、必ずご連絡下さい。 
※最少催行人数に達しない場合、不催行となる場合がございます。 ご不明な点はお気軽にお問い合わせ下さいませ。


 

会場

一般社団法人Tokyo Institute of Photography 〒104-0031 東京都中央区 京橋 3-6-6 エクスアートビル1F


『津波、写真、それから』こちらからお買い求めいただけます。
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アントワーヌ•ダガタ『Anticorps 抗体』完全日本語版 が発売になりました。





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1990年から2012年までの作品を集大成した、圧倒の560ページです。


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2013年アルル国際写真フェスティバルにおいてブックアワードを受賞した本の完全日本語版。
ダガタ本人によるテキストが日本語で33ページにわたって収録されています。
たいへん貴重です。



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マグナムに所属しながらマグナム的な写真の世界に疑問をぶつけていると言われるダガタ、その集大成の一冊です。

1000部しか作られていませんので、在庫切れになる前にどうぞお求めください。




夜19時半から、ダガタが撮影した日本人女性7人のポートレート「AKA ANA」も上映予定だそうです。ぜひ足をお運び下さい。


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アントワーヌ・ダガタ写真集『Anticorps 抗体』はこちらからお買い求めいただけます。



フランスのSophie CAVALIEROさんが日本の写真家を紹介した書籍『RÉVÉLATIONS』にて、
浅田政志『浅田家』、岡田敦『世界』、小野啓『NEW TEXT』をご紹介いただきました。

フランス語と英語のバイリンガルの本ですが、お見かけになりましたらぜひお手に取ってご覧ください。


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小野さんのNEW TEXT「プロジェクト日誌」でも、本書への作品掲載と
掲載写真家のカメラを持ったポートレートと機材データなどを掲載した冊子付録についてご紹介しています。

ぜひ合わせてご一読ください。

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先週よりリブロ池袋本店 1F 人文フロアにて『津波、写真、それから』のパネル展示が始まりました。(5月ゴールデン明け位までの予定です)

普段、芸術書コーナーに置かれることの多い小社の本が、同時に人文コーナーにも置いて頂けるのは、たいへんありがたいことで、パネルは『津波、写真、それから』の内容を紹介するとともに、本が出てからも続いているその後の拡がりを、色々な方のコメントなどで伝える内容にもなっています。



4月になってからだけでも、産経ニュースや、愛媛新聞(4月2日)、山梨日日(4月2日)、京都新聞(4月4日)、下野新聞(4月5日)、福島民報(4月6日)、伊勢新聞(4月7日)、長崎新聞(4月8日)、沖縄タイムス(4月8日)、山陰新聞(4月8日)...各紙に取り上げて頂いており、消費されるものではなく、人の思いをのせて何度も自分たちの生をうつしかえすものとして、拡がりは続いています。


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写真、それから、のその前の部分が強調されて伝わることが多い本でありますが、「それから」の部分も見て頂くことによって、「これまで」と「写真」と「それから」が並列に並び、今を生きる私たち、その向こうの世代に届いていけばとおもいます。

洗浄マニュアルもお手にとって頂けるようになってありますので、ぜひお立ち寄りください。

[カルトグラフィア]=変容する社会を読む書物、という目を引く池袋リブロさんのコーナー看板が目印です。



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