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2014年4月23日 20:00より、米田知子写真集『After the Thaw 雪解けのあとに』(赤々舎)の出版を記念して、米田知子と小林美香(写真研究者)のトークショーが、IMA CONCEPT STOREにて緊急開催されます。 

米田知子さんは先頃、2014度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞され、 この秋には光州ビエンナーレとメディアシティ・ソウルに参加、また個展「暗なきところで逢えれば」が姫路市立美術館に巡回する予定です。

通常、ヨーロッパを拠点にご活動されている米田知子さんの国内でのトークは、なかなか聞くことのできない貴重な会となりますので、是非、皆さまご参加ください。

当日は写真集の先行予約も承ります。会場でご予約を頂いたお客様には、特別にメッセージ入りサインカードがつく予定でございます。是非この機会をお見逃しなく!


 

【米田知子写真集『After the Thaw 雪解けのあとに』】 

本書は、2004年に、 米田知子がハンガリーとエストニアを訪れ撮影した作品から構成されています。 EU・ジャパンフェスト日本委員会による写真集シリーズ「in-between」のプロジェクトでしたが、この度、新たに未発表作品38点を加え、大判の写真集として編み直し、『After the Thaw 雪解けのあとに』というタイトルを得て、再出発することとなりました。 
米田知子の作品は、記録という写真の根本的な役割をベースにしながら、現実に見えているものだけでなく、そこにある記憶や歴史を投影しています。 豊かな水のハンガリー、深い森のエストニア。静謐な風景写真の奥には、歴史の劇しさが潜んでいます。長いレジスタンスの時代を経て、ソ連邦の崩壊に伴い、新しくEUメンバーとして出発した両国は、その後、政治・経済ともに速いスピードで変容していきました。 撮影から10年という節目に、この作品を通じて、あらためて感じること、そして見えてくることーー当時の両国の生の姿が写されたこのシリーズは貴重であり、クリティカルな作品として存在しています。 
今なお揺れ続ける世界情勢のなか、次代への思いを込めて、『After the Thaw 雪解けのあとに』を刊行します。 

書籍の詳細は こちら

主催者:IMA CONCEPT STORE / 協力:シュウゴアーツ


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出演

米田知子 
小林美香(写真研究者)

日時

2014年4月23日 20:00〜

料金

【一般】¥1,500(税込) 【定期購読会員】¥1,000(税込) イベント当日、現金にてお支払いください。


定員

80名


予約方法


イベントへのご参加の前に必ずこちらをご確認ください。*IMA ONLINE HP内のページへ遷移します* 

1オンライン会員の方お申し込みはこちら

2オンライン会員でない方 今すぐ新規登録する 

3 お電話でのお申込み 03-3740-4560 (受付時間 11:00〜18:00 月〜金) 

 4 email event@imaonline.jp 件名にイベント日時とタイトル、メール本文にお名前・参加人数・メールアドレス・電話番号を明記の上、お申し込みください。



 

出演者プロフィール


【米田知子】1965年、兵庫県生まれ。91年ロイヤル・カレッジ・オブ・アート修士修了後、ロンドンを拠点に「記憶」と「歴史」をテーマに作品を制作。主な展覧会に「記憶と不確かさの彼方」資生堂ギャラリー (2003)、「終わりは始まり」原美術館 (2008)、「暗なきところで逢えれば」東京都写真美術館(2013)、他にヴェネチア・ビエンナーレ(2007)、キエフ・ビエンナーレ(2012)、あいちトリエンナーレ(2013)など国内外のグループ展に多数参加。2014度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。 この秋の光州ビエンナーレとメディアシティ・ソウル、また、個展「暗なきところで逢えれば」が姫路市立美術館に巡回する。 


【小林美香】 1973年生まれ 写真研究者 国内外の各種学校/機関で写真に関するレクチャー、ワークショップ、展覧会を企画、雑誌に寄稿。2007-08年にAsian Cultural Councilの招聘、及びPatterson Fellowとしてアメリカに滞在し、国際写真センター(ICP)及びサンフランシスコ近代美術館で日本の写真を紹介する展覧会/研究活動に従事。2010年から東京国立近代美術館客員研究員。著書『写真を〈読む〉視点』(2005 年,青弓社)がある。


会場 

IMA CONCEPT STORE

東京都 港区 六本木5-17-1 AXISビル3F


 

今日、4月17日発売の美術手帖2014年5月号の「VOICE」欄に、
『津波、写真、それから』の高橋宗正さんが「写真と死、それから愛」と題した文章を寄せています。

震災と津波、被災した写真の洗浄と展示それぞれのプロジェクトを経て、
さらに『津波、写真、それから』の制作を経た今だからこそ「新しく見えてきた大事なこと」についての文章です。

皆さまぜひご一読ください。



画像はクリックで大きく表示されます。
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『津波、写真、それから』こちらからお買い求めいただけます。
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神田恵介・服 浅田政志・写真『卒業写真の宿題』、『ミルフイユ06 わからないことにかかわれなくなってきた』
の2冊がついに完成し、発売になりました!弊社サイトよりお求め頂けます



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『卒業写真の宿題』はこんな風にスリップケースに入っています。

出すときにピンク色の本がかわいく顔をのぞかせるのです。

帯はレースの形。そこに二階堂ふみさんに、高校生の時って無敵だったんだと。から始まるすてきな一文を寄せて頂いています。帯文も無敵です!





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「牧場スケバン少女」(!)

撮影場所は、被写体の子の思い出がつまった、実家の牧場だそうです。

手前にうつっている子牛を、撮影時にお父さんが頑張ってカメラに向かせるようにヒモでひっぱっていたとか、そうした、そのときそこにあったたくさんのこととつながって、最強の1枚になっているのかもしれませんね。


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一枚ごとの気持ちがうつったエピソードが、文章としてもしっかり収録されています。高校生たちの文才はもう本当にすごいです。





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往復すると、この瞬間がどんなことにつながっている写真なのだろうと、気持ちがぎゅっとして、色々なことが思われる濃密な卒業写真が一枚一枚続きます。




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卒業写真の自由研究編では、京都に。

偶然その場に居合わせた観光客たちの目も奪い、幸福な瞬間的•路上ゲリラファッションショーの様相でもあったそうです。


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菊地敦己さんによるページデザインも、とてもかわいらしいです。

是非、この続きを、実際本を手にとられて、ご覧になられてみてください。
(書店さんでもまもなく並びはじめます!)



神田恵介・服 浅田政志・写真『卒業写真の宿題』はこちらからお買い求めいただけます。
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もう一冊は、せんだいメディアテーク発行の好評の機関誌 ミルフイユシリーズの06 わからないことにかかわれなくなってきた。です。


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表紙、巻頭は『リヴァイアサン』(監督ルシアン・キャストン=テイラー、ヴェレーナ・パラヴェル)の図版。

6月からシアター•イメージフォーラムなどにて上映予定です。



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↓『ポストメディア時代の映像』のテキストには、「指差し作業員」の話もでてきます。

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↓こんなマネキンみたことございますか?森永邦彦さん×鷲田清一さん『からだ•ふく•せくしゅありてぃ』のテキストにでてきます。

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↓2月に「ジャパン・コンテンツとしてのコンテンポラリー・アート──ジャパニーズ・ネオ・ポップ・リヴィジテッド」に村上隆さん、ヤノベケンジさんとご登壇されたことも記憶にあたらしい、中原浩大さんのページも。

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↓大相撲、動画投稿サイトの話からも、わからないことに生の触手がふるえます。

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『ミルフイユ06 わからないことにかかわれなくなってきた。』はこちらからお買い求めいただけます。

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2刊ともどうぞよろしくお願い致します!
現在発売中の週間ポスト2014 4.18号に、オサム・ジェームス・中川写真集『GAMA CAVES』の書評が掲載されました。

闇の中で、現在の中で、浮かび上がってくる何と作家は繰り返し対話したのか、ノンフィクションライター与那原恵さんによる記事です。ぜひご一読ください。

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オサム・ジェームス・中川写真集『GAMA CAVES』はこちらからお買い求めいただけます。



高橋 宗正 × 浅田 政志 × 吉村 英紀トークイベント「震災以降の家族写真」が、いよいよ今週末4月12日(土) 開催されます。 

代官山蔦屋書店のスタッフさんが交代でご担当されている、東京新聞 4/7(月)朝刊コラム欄横にも、告知を掲載して頂きました。ご参加の予約も続々と頂いているようです!

「これまで」、「現在」、「それから」、個人の生に寄り沿ってある家族と写真に、お三方の話を通して、いったいどのような大切なことを見る会となるでしょうか。 

ぜひお誘い合わせのうえ、ご参加くださいませ。





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出演者プロフィール


高橋 宗正
1980年東京生まれ。
2002年、キヤノン写真新世紀優秀賞を写真ユニットSABAにて受賞。
2010年、写真集「スカイフィッシュ」(赤々舎)出版。
2011年、「思い出サルベージ」副代表として津波に流された写真を洗浄、データ化し持ち主に返していく活動に参加。
2012年、「LOST&FOUND PROJECT」を立ち上げ国内外10ヶ所で展示をしながら宮城県山元町への寄付金を集める活動を開始。

「津波、写真、それから」


浅田 政志
1979年三重県生まれ。
自身を含めた家族が被写体となった写真集、『浅田家』(赤々舎刊)で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。
2014年は企画展「拡張するファッション(水戸芸術館/会期:2/22~5/18)」への出展と、同展作品を収録した『卒業写真の宿題』(赤々舎)、 大宮エリー氏との共著『対局』(パルコ出版刊)を出版している。
また、宮城県南三陸町において地元の人々との写真作品作りや東日本大震災後の写真救済現場を取材した記録「アルバムのチカラ」出版に向けても精力的に活動中である。

「アルバムのチカラ」出版プロジェクト


吉村 英紀 
1964年愛媛県生まれ。
1988年富士写真フイルム(株)(現 富士フイルム(株))入社。入社後しばらくは産業材料(感熱紙)の営業を担当。
35歳で写真関連部門に異動し、以降、FDiサービス、フィルム、写ルンです、フィルムカメラ(NATURA)、 ケータイプリンタ(Pivi)、インスタントカメラ(チェキ)、ネットプリントサービス等の国内マーケティングを担当。
震災後は富士フイルム写真救済プロジェクトのメンバーとして写真救済ボランティアの支援活動を行なった。
現在はイメージング事業部でイヤーアルバム等新規プリントサービスのマーケティングに従事。

写真救済プロジェクト

ほぼ日「仕事論」

 
イベントの詳細はこちらよりご確認ください * 代官山蔦屋書店HP内のページへ遷移します


会場

代官山蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース 東京都渋谷区猿楽町17-5


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