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日本カメラ「2016年の写真集・写真展ベスト5」にも選ばれた、写真集『We are here』の馬場磨貴さんが、
南青山にある写真専門ギャラリー ナダール/東京主催の「女性のための写真表現講座」ナビゲーター講師を、2017年3月より(毎月第3土曜、全5回)務められます。
「写真表現を学びたい女性の方が、自分なりの写真表現を見つけ、深めていくことを目指す」講座とのことで、現在、参加者を募集しておりますので、ご興味がおありの方は、参加の募集概要をご確認の上、是非、ご応募ご参加ください1/24定員になりました。ご応募頂いた皆さま、ありがとうございました。

※こちらの講座は、小社主催ではなく、ナダール/東京 さまが開催されるものです。ご応募の際はご注意ください。

以下、ナダール/東京 さまサイトより、参加の募集概要を転載させて頂きます。



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                                                   写真:馬場磨貴



女性写真家と学ぶ「女性のための写真表現講座」、第5回は馬場磨貴さんを講師としてお迎えします。

今回の講座では、作品を1冊の写真集にまとめることを目指します。写真集をつくるには、作品を深めていくことはもちろん、組み方やセレクトなど構成も重要な要素となります。この講座の授業は、写真の講評を中心に進めていきます。人に見せることから新たな気づきを得て、世界が広がっていく。そうやって変化し続けることが、作品を深めることに繋がっていくはずです。写真集は作って終わりではありません。その写真集を人に見せることで、また次の変化が生まれていくと信じています。写真表現を目指す方、作品制作に行き詰まりを感じている方、今取り組んでいる作品をもっと深めていきたい方のご受講をお待ちしています。



■講師・馬場磨貴さんよりメッセージ

スタイルや写真史とは関係なく'わたし'にしか見えない世界を発見していきま しょう。写真は全ての人に可能性のある分野。生きている場所、日々見ている もの、考えていることが写真に滲みでます。'わたし'を一番大きく揺さぶるもの は何か?どのような感情でも良いので、それを見つけていきましょう。試行錯誤 を重ねるほど'わたし'にしか撮れない世界が現れてきます。 毎回作品の講評を行います。コンスタントに撮ることで作品制作を深めていき ます。そして写真についてみなさんと語り合います。言葉にすることで発見があり、また時には失うこともあります。その作業の中で「伝える」ことの意味を考えていきたいと思います。組み写真について、写真の奥に潜む作家の心理的な意図についても考察します。 最終的に写真集の制作を目指します。(形式は自由。また、希望者は展示で もOK) 本で見せるにあたって、構成していく作業も行います。'わたし'を深め、 そして同時に他者と出会うきっかけになればと考えています。一緒に驚き、笑い、語り合い、楽しみましょう!



本講座は、作品制作のための講座となります。絞りやシャッタースピード等写真の基礎や技術を知りたい方は「女性による女性のための写真教室」をお勧めいたします。



■日程

2017年 3月18日、4月15日、5月20日、6月17日、7月15日
(毎月第3土曜、全5回)

※台風、地震、火災、豪雨、停電、その他自然災害等の不可抗力で授業が出来ない場 合、一切の責任を負うことなく中断、停止することができるものとさせて頂きます。その場合には、他の日の時間延長で内容的には補足させて頂きます。


■時間

19:00 - 21:00

■定員

8名(先着順)、最小催行人員4名。女性限定とさせて頂きます。

■受講料

32,400円(税込)


■講師

馬場 磨貴(うまば まき)

東京出身
武蔵野美術大学短期大学部油絵科卒業。大手新聞社出版写真部に勤務後独立。1996年第33回太陽賞「ふたり」が準太陽賞受賞。2002年文化庁在外研修生としてフランスに留学、
Ecole Nationale Superieure de la Photographie に学ぶ。帰国後フリーランスとして、エデュトリアル、コマーシャルにて活動。

◉主な作品集 
『ABSENCE』 (蒼穹舎)
『We are here』 (赤々舎)



◉主な写真展 

『夜の河・riviere de la nuit』 (2005/ギャラリーパストレイズ))
『未来を担う美術家たちDOMANI・明日展』 (2009/ 国立新美術館))
『We are here』 (2016/PlaceM・新宿)

        


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お申込み、お問合わせ


ナダール/東京 さまのサイトよりお申込み、お問い合わせください。

http://nadar.jp/tokyo/join-us/umabaws.html 

※→1/24追記 定員に達しました。ご応募頂いた皆さま、誠にありがとうございました。




馬場磨貴写真集『We are here』 (好評発売中!)

定価:4,000円+税|238×302mm|108頁|上製本
デザイン:寄藤文平+阿津侑三(文平銀座)

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写真集『ヤズディの祈り』を刊行された林典子さんが、2017年1月15日(日)14:00より、小説家、ノンフィクション作家の石井光太さんの新刊刊行記念トークにゲストとして参加されます。

イラクが舞台となった石井光太さんの新刊『砂漠の影絵』、または、林典子新刊写真集『ヤズディの祈り』のいずれかを三省堂池袋本店さまにてお買い求め頂いた方に参加券を配布。(※定員になり次第、予約受付終了)
トーク後にサイン会も開催致します。ぜひこの機会にご参加下さいませ!



石井光太
1977年 東京生まれ。国内外の貧困、戦争、災害、事件などをテーマに執筆活動を行う。アジアの障碍者や物乞いを追ったルポルタージュ『物乞う仏陀』でデビュー。『絶対貧困』『レンタルチャイルド』『遺体』『浮浪児1945―』『「鬼畜」の家~わが子を殺す親たち』など著書多数



林典子
1983年 神奈川県生まれ。大学在学中に、西アフリカ・ガンビアの地元新聞社、ザ・ポイント紙で写真を撮りはじめる。「ニュースにならない人々の物語」を国内外で取材。米ワシントン・ポスト紙、独デア・シュピーゲル誌、仏ル・モンド紙、デイズ・ジャパン誌、米ニューズウィーク、マリ・クレール誌(英国版、ロシア版)など、数々のメディアで作品を発表。
著書に、『フォト・ドキュメンタリー 人間の尊厳 ̶̶ いま、この世界の片隅で』(岩波書店)、『キルギスの誘拐結婚』(日経ナショナル ジオグラフィック社)




三省堂書店 池袋本店
東京都豊島区南池袋1丁目1−28−1 西武池袋本店別館 西武池袋本店

代官山 北村写真機店にて毎月第一金曜日に行われている「写真を読む夜」のゲストに、
写真集『あおあお』の藤代冥砂さんが登場します。ナビゲーターはライターの山内宏泰さんです。
みなさまのお越しをお待ちしております。


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写真を読む夜 Vol.53 藤代冥砂


日時

2016年9月2日(金)
20:00〜22:00

入場料

1,000円
※当日受付時に代官山 北村写真機店カウンターにてお支払いください

ご予約

代官山 北村写真機店店頭もしくはお電話(03-5728-3958)にてご予約をお願い致します。
お席へのご案内は、ご予約の先着順とさせて頂きます。
お席に限りがございますので、お早めにご予約をお願いいたします。


定員

先着30名


会場

代官山 北村写真機店
東京都渋谷区猿楽町16-15 DAIKANYAMA T-SITE GARDEN 4号棟
TEL:03-5728-3958
東急東横線 代官山駅より徒歩5分


(代官山T-SITEのサイトにリンクします)

今秋小社から写真集を出版予定の金山貴宏さんが、墨田区 曳舟のギャラリー REMINDERS PHOTOGRAPHY STRONGHOLDさんにて「本を作る、オープンディスカッション」に参加されます。

予約不要・参加無料ですので、皆さまお誘い合わせのうえぜひ足をお運びください!


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本を作るということはどういうことなのか、実際に今、まさに本作りをしている作家を招いてオープンディスカッションを交えつつ、一人の作家の本にたいする解釈を深める機会にしたいと思います。この機会は現在、応募受付中のRPSフォトブックマスタークラスに関心を寄せてくださっている皆様、また、今後本作りを考えている方々にも参考になると思います。ディスカッションだけではなく、今、こういう本を作ろうと思ってるけど、どう思います? という様な投げかけも大歓迎です。実際に今作ってるダミーがあったら是非お持ち下さい。

ゲストには今年の10月に赤々舎から写真集「While Leaves Are Falling...」を出版予定の金山貴宏さんを迎えます。日頃はニューヨークを拠点に活動しておられる金山さんですが、現在帰国中で鋭意出版に向けての準備がされている中でのこのトークの機会となります。赤々舎より刊行される「While Leaves Are Falling...」の出版に至るまでの経緯やこれからどの様に本造りが進行していくのかを含めたちょっと具体的なお話は勿論のことながら、2016年度のニューヨークのLight Workでのレジデンシーに参加された経験ついて、レジデンシーの利点や、応募の方法などもお話し頂く予定ですhttp://www.lightwork.org/air/
関連してアメリカのFellowshipやGrantについて最終的なアウトプットに繋がる、プロジェクトを可能にするための機会についてもご経験をシェアして頂くことになっています。


写真家と写真集をレビューする日「金山貴宏」
日時:2016年7月23日(土)午後7時から10時頃まで。
トークは60分から90分程度を予定しております、終了後は気軽に質疑応答や歓談の場としてお過ごしください。
会場:reminders photography stronghold
参加費:無料、参加申し込み不要(定員は30名程度ですので、お席がない場合は立席でもご参加いただけます。)
ゲスト写真家:金山貴宏
司会進行:STRONGHOLD GALLERYキュレーター・後藤由美
※敬称略


ゲストプロフィール:
金山貴宏
1971年東京都生まれ
1993年に映画製作を学ぶためにアメリカへ留学。1997年ニューヨーク市立大学 学士課程 (写真科)を終了する。2001年ニューヨークのSchool of Visual Arts大学院にて写真科修士課程修了後、2003年には国際写真センター(ICP)のドキュメンタリー写真科に籍を置く。
2016年ニューヨーク州シラキュースにあるLight Workのレジデンシー に参加、同年NYFA (New York Foundation For The Arts)の写真部門のFellowship(フェローシップ)を獲得する。
2016年10月、赤々舎から写真集"While Leaves Are Falling..."を刊行予定。2016年10月に新宿ニコンサロン、2017年6月にニューヨークのMiyako Yoshinagaギャラリーで個展開催予定。

NYFA Fellowship授賞の告知: http://current.nyfa.org/post/147104577308/nyfa-announces-recipients-and-finalists-for-2016

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作品について
「While Leaves Are Falling...」

その日は突然やって来た。その日以降、私が知るそれまでの母は私の記憶の中に永遠に閉じ込められることになる。

両親の離婚後、私は母、祖母、2人のおばの4人の女性に育てられた。
そして1991年、私が20歳になってまもなく母は統合失調症(精神分裂病)と診断された。発症後の母は言動も行動も昔の母とはまったく違う別人のようで、家族と交わす会話も意味不明で支離滅裂だった。学生時代から仲良くしてきた母の友人らは、彼女の言動や行動が以前とは違うと感じると猛スピードで去っていった。まるで彼女がそれまで歩んできた人生が一度に抹消されたかのように...。母が過去に存在した痕跡は、家族の記憶の中に漂う母と発症以前に撮られた写真のみとなり、母の主な居場所は実家ではなく精神病院へと変わった。

1999年春、4人の女性の長である祖母が死んだ。

祖母の死後、私はそれまで撮影することがなかった家族の写真を撮リ始めた。それらの写真のほとんどは、私がアメリカから日本に里帰りするたびに母と2人のおば、犬のケリーと共に旅行した際に撮ったものである。遠出を好まなかった祖母の存在は一家そろって旅行することを困難にさせたため、2001年から始まった家族旅行は欠如していた思い出を補う(つぎ当てる)かけがえのない経験となっている。旅行先はほぼ毎年同じで、祖母を含む家族全員で唯一来たことがある箱根や日光、福島、京都など、母とおばが若い頃から行きたかった場所が多い。

家族は自分の記憶の中にあるまま永遠に不変だ、と道理なく思っていた私にとって、祖母の死は過ぎ去っていった時間を鋭く意識させる出来事となった。これらの写真は、過去と現在の時間の往還を実現させてくれる大切な乗り物であると同時に、過去と変わりゆく現実に向き合うための試みでもある。

統合失調症について:
「統合失調症」は幻覚や幻聴、妄想が常に患者につきまとう精神疾患で、以前は「精神分裂病」と呼ばれていた。症状が慢性化するにつれ、それらの症状が一層強くなっていく。患者が体験する幻覚や幻聴、妄想は、患者にとっては実体験のごとく感じられ、絶えられないほどの不安や悶絶するほどの痛みを身体に引き起こすこともある。また、物事に対し何の感情もわかないなど、自分や他人の感情についての理解に障害があるため、社会や家庭で人と接しながら日常生活を営むことに支障をきたすケースが多い。
写真集『あおあお』の藤代冥砂さんの、キヤノンギャラリー銀座で大好評だった写真展「あおあお」が
キヤノンギャラリー札幌へ巡回いたします。

皆さまお誘い合わせのうえ、ぜひ足をお運びください!

展示は福岡、仙台、梅田へも巡回いたします。


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藤代冥砂写真展
「あおあお」

2011年に沖縄本島へと移住した写真家、藤代冥砂氏。以後5年にわたってさまざまな問題に直面し続ける島の人間たちや、すべての生命・存在に降り注ぐ癒やしの光を撮影し続けました。氏が眺め見つめていた沖縄の眩しさ、「それは、出会えば、前にも後ろにも進めなくなるような明るさで、私は、明るさに引きずり出されるようにして写真を撮るより他なかった」。その作品群には目の前にあるものを通して、その先の深い場所にある光へと氏が導かれていく軌跡が写し出されています。

詳細:http://cweb.canon.jp/gallery/archive/fujishiro-5years/index.html(キヤノンギャラリーのページへリンクします)


会期

キヤノンギャラリー札幌
2016年7月21日(木)~8月2日(火)
10:30~18:30(写真展最終日 15:00まで)
日・祝日休



巡回

2016年8月25日(木)~9月6日(火)キヤノンギャラリー福岡
2016年9月29日(木)~10月11日(火)キヤノンギャラリー仙台
2016年11月4日(金)~11月9日(水)キヤノンギャラリー梅田



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