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M.Ganges
上田義彦 写真集
5,500円+税|255×280㎜|100ページ|上製本
アートディレクション:中島英樹
M.Ganges
Photographs by Yoshihiko Ueda
5,500JPY|255×280㎜|100 page | hardcover
Art Direction : Hideki Nakajima
ISBN:978-4-86541-015-0
Published in May 2014.



About Book 



上田義彦、ガンジスに原始の記憶を辿る。


好評のMシリーズの最新刊。
山や川や海に太古からの生命の源を求めてきたこのシリーズは、ついにガンジス川を舞台に人を写し出す。
輪郭を失った光と色のうちにある、慟哭と歓喜そして無常の記憶。
写真という眼差しの記憶、遠い場所、過ぎ去った人々や時の記憶。
Mシリーズの集大成「M. Ganges」の悠久の記憶が美しく迫る。


写真に写っている誰かを見つめているのではない、
私が写した写真の中に己を見ているのだと感じるようになった。
視線の先にあるものは私の記憶、いや、遠い昔の何故か私自身のものではないと想える記憶。
――上田義彦(本文より)




Occasionally I began to sense myself not gazing at somebody in the photo,
but seeing myself in the photo I'd taken. In my line of sight: my memories, or rather,
in fact, memories from a distant past that for some reason did not seem to be my own.
――Yoshihiko Ueda (from the preface)

Book Previews

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Artist Information

上田義彦|Yoshihiko Ueda

1957年生まれ。代表作に、ネイティブアメリカンの神聖な森を撮影した『QUINAULT』(京都書院、1993)、「山海塾」を主宰する前衛舞踏家・ 天児牛大のポートレイト集『AMAGATSU』(光琳社、1995)、吉本隆明や安岡章太郎といった著名な日本人39名と対峙したシリーズ『ポルトレ』 (リトルモア、2003)、自身の家族に寄り添うようにカメラを向けた『at Home』(リトルモア、2006)、ミャンマーの僧院での白日夢のような時間の記録『YUME』(青幻舎、2010)、Leicaで撮ったフランク・ロ イド・ライト建築のポートフォリオ集『Frank Lloyd Wright』(エクスナレッジ、2003)などがある。 2008年以後、Paris Photoなどの国際アートフェアに出展。2010年には Michael Hoppen Gallery(ロンドン、UK)および TAI gallery (サンタ・フェ、USA) にて展覧会を開催、「QUINAULT」シリーズを発表した。2012年2月には、屋久島で撮り下ろした森の写真「Materia」を発表し、写真展を Gallery 916にて開催。2013年3月には、屋久島の川をアウトフォーカスで撮ったシリーズ「M.River」、同年5月には福井県・東尋坊で冬の日本海にデジ タル一眼で迫ったシリーズ「M.Sea」を発表。同年11月、Galerie taménaga Franceにて個展を開催。作品は、Kemper Museum of Contemporary Art (USA)、New Mexico Arts、HermesInternational (FRA)、Stichting Art & Theatre、Amsterdam (NLD)、Bibliothèque nationale de Franceなどにそれぞれ収蔵されている。

Born 1957. Among his most noted series/monographs are Quinault (Kyoto Shoin, 1993), a brooding meditation on the eponymous sacred Native American rainforest; Amagatsu (Korinsha, 1995), a backstage study of Sankai Juku dancer-choreographer Ushio Amagatsu; Portrait (Littlemore, 2003), singular impressions of 39 leading Japanese figures the likes of Takaaki Yoshimoto and Shotaro Yasuoka; At Home (Littlemore, 2006), intimate snapshots of the artist's family; Yume (Seigensha, 2010), timeless, dreamlike images from a Buddhist monastery in Mandalay; and Frank Lloyd Wright (X-Knowledge, 2003), a portfolio of the architect's buildings documented with a Leica. Since 2008, Ueda's work has been exhibited at Paris Photo, among other art fairs. His "QUINAULT" photographs were featured in solo exhibitions at Michael Hoppen Gallery (London) and TAI Gallery (Santa Fe) in 2010 and his "Materia" photographs of primeval forest taken on the island of Yakushima at Gallery 916 in 2012. He released his "M.River" series of out-of-focus images of ancient streams in the mountains of Yakushima in March 2013, and in May, his "M.Sea" series of digital photographs taken with a single-lens reflex camera of the Sea of Japan from the Tojinbo cliffs of Fukui Prefecture, and in November, his solo exhibition were featured at Galerie taménaga France. His works are in the collections of the Kemper Museum of Contemporary Art (Kansas City), New Mexico Arts (Santa Fe), Hermés International (Paris), Stichting Art & Theatre (Amsterdam), and Bibliothèque nationale de France.

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『Anticorps 抗体』完全日本語版
アントワーヌ・ダガタ写真集
定価:8,000円+税|195×260㎜|560ページ|上製
デザイン(日本語版) : 中島雄太(土間デザイン室)
翻訳:青山勝 田島義士
Anticorps (Japanese version)
Photographs by Antoine d'Agata
8,000JPY|195×260㎜|560page|hardcover
Design: Yuta Nakajima (doma Design Room)
Translation: Masaru Aoyama, Yoshihito Tajima


ISBN:978-4-86541-010-5
Published in April 2014





About Book 



アントワーヌ・ダガタの集大成、待望の完全日本語版。

マグナムに所属し、ドキュメンタリーとアートの枠を揺るがす写真により、世界の注目を浴びる写真家アントワーヌ・ダガタ。本書は、1990年から2012年までの作品を集大成し、ダガタの書き下ろしテキストを33ページにわたり鏤めた珠玉の写真集。ドラッグ、セックス、暴力の深淵に顕われる孤独な人間の姿は、社会のシステムに抗し、死と渡り合う生を渇望する。常に当事者であるアントワーヌ・ダガタの身体をもって書かれたテキストは、哲学であり詩であり小説でありポルノであり、世界を貫く呻吟、断片である。
2013年アルル国際写真フェスティバルにおいてブックアワードを受賞。


<目次>
00. 出口なし
01. 漂流
02. 陶酔
03. 欲望
04. 肉体
05. 消耗
06. 過剰
07. 饗宴
08. 堕落
09. 最期の時
00. 状況(シチュアシオン)
地図帳(アトラス):1961-2013



Artist Information

アントワーヌ・ダガタ|Antoine d'Agata

フランス人、1961年マルセイユ生まれ。1983年にフランスを離れ、10 年間を海外で過ごす。1990 年、ニューヨークのICP にて写真を学ぶ。フランスへ帰国後は、1998 年に初めての写真集 "Mala Noche" が 出版されるまで、写真活動から離れている時期があった。ギャルリー・ヴュが作品を取り扱う時期を経て2004 年マグナムに参画、同年、東川賞を受賞し、初めての短編フィルム "Le Ventre du Monde" を監督 し、2006 年に東京で撮影した長編作品 "AKA ANA" へと繋がった。2005 年以来定住所をもたず、世界中で活動している。展覧会も各国で開かれており、2006 年、東京都写真美術館にて "Vortex" 展が、2008 年には東京のラットホールにて "Situations" 展が開催された。写真集も多数出版している。最新の展覧会に、2012 年ハーグの写真美術館、2013 年パリのル・バルにて開催された "Anticorps" がある。





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ミルフイユ06
わからないことにかかわれなくなってきた
1,300円+税|183×133㎜|208ページ|並製
ブックデザイン:中島雄太(土間デザイン室)
企画/編集 : せんだいメディアテーク
Mille-feuille 06
1,300JPY|183×133㎜|208 page | softcover
Book Design : Yuta Nakajima
Edited and Published by Sendai Mediatheque
ISBN: 978-4-86541-014-3
Published in April 2014.




About Book 



わからないことにかかわれなくなってきた

わからないことにわからないまま正確に向き合う。

呪術、口承の風景、自由律俳句、縦長のマネキンと横長のマネキン、相撲愛と動画投稿サイト、対話の可能性をひろげながら、様々な問いが現在のわたしたちの日常のなかへと差し出される。 米・ニューイングランド沖トロール漁業の現場を、画期的な手法で描いたドキュメンタリー映画 Leviathan(リヴァイアサン)<2012 年ロカルノ国際映画祭国際映画批評家連盟賞受賞作品>巻頭グラビア掲載。 わからなさに手をのばすありようそのものが、自らの生を獲得する、問いの触手がふるえる一冊

帯文=どのように、「自明であること」を疑い、
「わからなさ」を解きほぐし
目前の世界を自分の側へと近づけていくのか。



目 次

リヴァイアサン ルシアン・キャステイン=テイラー + ヴェレーナ・パラヴェル

序文 わからないことにかかわれなくなってきた。

呪術について『藝術とはなにか』より 福田恆存

ポストメディア時代の映像 門林岳史

ポストメディア時代の映像2 対話編 門林岳史 × 三浦哲哉

朝を磨く 佐藤 雄

曽根つき子さんのくらしとはなし
―《あったること》として話を聞き、《あったること》として話を語る ― 小田嶋利江

理解困難句ベスト3 ― 放哉のわからない句で考えた 西川 勝

からだ・ふく・せくしゅありてぃ 森永邦彦× 鷲田清一

うた 柴田聡子

山サーフィン contact Gonzo

イイボク、ワルイボク、ツバメ 中原浩大

どんどん見る 光島貴之

2007年初場所から2014年初場所までの私と相撲の話 豊嶋康子

能楽と玉乗り 佐藤 泰

わからないことにわからないまま正確に...... 鷲田清一  





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Artist Information

せんだいメディアテークとは?

せんだいメディアテークは、2001年に開館した仙台市にある文化施設。世界的な建築家・伊東豊雄氏による設計と、「最先端の知と文化を提供(サービス)」「端末(ターミナル)ではなく節点(ノード)へ」「あらゆる障壁(バリア)からの自由」を運営コンセプトによりグッドデザイン大賞(2001年)を 受賞。図書館、ギャラリー、シアターなどを持ったこの空間で、これまでさまざまな展覧会や上映会、ワークショップなどが日々行われている。


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卒業写真の宿題
神田恵介・服 浅田政志・写真
2,800円+税|232×187㎜|136ページ|上製、スリーブ付き
ブックデザイン:菊地敦己
HOMEWORK: GRADUATION PHOTOGRAPH
Clothes by Keisuke Kanda
Photographs by Masashi Asada
2,800JPY|232×187㎜|136 page | hardcover with slipcase
Book Design : Atsuki Kikuchi
ISBN: 978-4-86541-013-6
Published in April 2014.




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About Book 



ケイスケカンダの服と浅田政志の写真が、高校生の心とタッグを組んで作った、卒業アルバムには載らない卒業写真。
絶対にそのときにしかうつせなかった、宝物のような一枚の写真と、高校生の作文、思い出のモノたちが輝く、永遠の100%桃色マジック

服をつくりたいからではなく、着てもらいたい人がいたから、つくり始めたんだ
あなたの想いの中と、想いの中のあなたに、僕らの服がありますように----
服飾レーベル「ケイスケカンダ」の主催•ファッションデザイナー神田恵介と、写真家・浅田政志が、全国に募集をかけ、どこにでもいる普通の高校生たちが待ついろいろな町へ旅をした。

卒業というのものがそうであるように、高校生の心も、ひとつひとつ常にもう戻れない岐路にある。そんな心の岐路に立つ高校生たちの思いの輝きを永遠へとつむいだコラボレーション作品は、服と心をむすび、過去と未来をむすび、人の生の流れの中で心に届く、人の心がつくったファッション写真でもある。
人生に寄り添う服で卒業写真にうつった被写体の高校生たちの輝きのエネルギーをご覧下さい。元高校生たちによる卒業写真の自由研究も収録。

高校生の時って無敵だったんだと。
制服着てた私って輝いてたんだと。
悩んでたけど、いつもモヤモヤしてたけど、わりと悲しかったけど、それがとっても美しい事だったんだと。
あの時とあの一瞬にうっかり戻りたくなる、そんな青春を目の当たりにしました!二階堂ふみ(女優)帯文より

2011年2月に、僕ら二人は「卒業写真の宿題」と題して作品づくりを始めた。どこにでもいる普通の高校生たちへ向けて被写体募集をかけ、僕がその日限りのデタラメな制服をこしらえ、マー坊が卒業アルバムには載らない卒業写真を撮る、という形で。全国から送られてくる、たくさんの応募願書に胸が熱くなった。二人で、高校生たちが待つ色々な町へ出かけた。あの卒業写真をめぐる冒険の日々を、僕は一生忘れないだろう。<神田恵介 あとがきより>

写真に写る(写される)時に「自分自身の姿や想いを、写真に込める」という宿題を出されると、否が応でも自分の内面を深く見つめなければならない。言い換えれば写真に写るためには覚悟が必要で、「卒業写真の宿題」に応募をしてくれた高校生たちはその覚悟を明確にもっていた。緊張で時に消え入りそうな声になりながらも撮影にかける熱意を精一杯ぶつけてくれ、作品づくりを通じて何かを掴み成長してゆく高校生たちの眼差しの向こう側に、自然と17歳の自分の姿を見るようになった。<浅田政志 あとがきより>





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Artist Information

神田恵介|Keisuke Kanda (1976-)

1976年生まれ。早稲田大学、文化服装学院卒業。
1998年、大学在学中から服を作り始め、2005年、有限会社キャンディロックを設立。
「keisuke kanda」として活動を開始する。
2007年より、「全国ツアー」と称した新作発表会を全国各地で開いている。
2011年、東京・高円寺に直営店「スナック あの娘と僕をつなぐ服」をオープン。
2013年、ファッションブランド初?の「ファンクラブ」を発足させる。


浅田政志|Masashi Asada (1979-)

家族を被写体に架空のシチュエーションを作り込み、全員で扮装、演技して撮る家族写真で知られる。2008年写真集『浅田家』刊行(赤々舎)、2009年、同写真集で第34回木村伊兵衛写真賞受賞 2010年写真集『NEW LIFE 』刊行。 主な個展に「Tsu Family Land 浅田政志写真展」(三重県立美術館、2010)、主なグループ展に「八戸レビュウ」(八戸ポータルミュージアムはっち 2011)「LOVE 展」(森美術館、2013)など


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津波、写真、それから
--LOST&FOUND PROJECT
2,600円+税 | 344 × 247 mm | 152 頁 | 並製 | 全編 日英併記
アートディレクション:寄藤文平
Tsunami, Photographs, and Then
--LOST&FOUND PROJECT
2,600 JPY | 344 × 247 mm | 152 page | softcover | Texts are all written in English and Japanese
Art Director : Bunpei Yorifuji
ISBN: 978-4-86541-012-9
Published in February 2014

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About Book 

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全てを失ったあと、何が残るというのでしょう?写真と思い出。ポラロイドに収められた幸せな日々。人々の記憶。それらが詰め込まれた写真たちを、かつてあった生活の跡地から見つけだし、救うことほど、心の琴線に触れることがあるでしょうか。
記憶のパッチワーク、鮮やかな思い出のタブロー。宝物。顔、手、微笑み。この素晴らしいプロジェクトは、家を、愛するものを、子どもを、津波で失った人々を支援する為に始まったもの。このプロジェクトを支援することで、助けを必要とする人々の支えになることができるのです。このような支援の仕方があるのだということは、知らずにいました。過去を救い出すこと。それが、未来を支え、復興を助け、そして夢の再発見を促すのです。

What's left when all is lost ? A photo a souvenir ... Happy days captured in a Polaroid ... People's memories ... What is more touching than to try and capture them saving them from the rubble of these people's lives ... A patchwork of memories a live tableau of souveniers ... A tresor ... A face a hand a smile ... This incredable assembly is to help the people who's lives homes loved ones children were swept away let's help them by helping this extraordinary project I have never seen a thought like it ... Saving a past is helping the future helping to mend helping to salvage dreams ...

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このプロジェクトによってもとの人の手に戻った写真も、
残念ながらそうなっていない写真も、
膨大な量をていねいに人の手でとりあつかうことが、
どんな言葉よりも傷ついた魂を癒すことになったと思います。
写真は瞬間の記録の単なる物質化ではなくて、
魂の交換だということを知りました。
ほんとうにありがとう。










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