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ダーシュ(イスラム国)に攻撃され、美しい故郷を失った民族、ヤズディ。
そのひとりひとりの存在に寄り添い、祈りと願いをあらわす写真集『ヤズディの祈り』の林典子さんが、一冊の本を売る店、銀座「森岡書店」さんにて、展示、写真集・作品販売をされます。
本の中身が現れたような一冊の本の空間で、私たちはどのようにその存在と出会うでしょうか。
会期中、林さんも在廊される予定です。ぜひご来場くださいませ。


林典子「ヤズディの祈り」


会期:2017年10月10日(火)-10月15日(日)

時間:13:00-20:00

会場:森岡書店 銀座店 (東京都中央区銀座1-28−15 鈴木ビル1F)



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森岡書店 銀座店(東京都中央区銀座1-28−15 鈴木ビル1F)



林典子写真集『ヤズディの祈り』こちらからお求め頂けます。

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映画『旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス』写真展「DEPARDON / TOKYO 1964-2016」が好評上映中 & 開催中のレイモン ドゥパルドン氏の日本初の写真集 、 エッセイ、写真論である『さすらい』が小社より10月5日(木)に発売となります。

先行して、先日アンスティチュ・フランセ東京にて、レイモン ドゥパルドン氏による『さすらい』刊行トーク&サイン会、および映画の上映前公開トークが行われました。

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フランスを代表する写真、映画作家であるレイモン・ドゥパルドン氏。
書籍タイトルでもある"さすらい"、その定義とは?というお話から始まりました。
見開き左右1ページずつに並び、独特の関係性を結んでいる写真とテキストも、その問いをめぐり、自己、現在を思索しながら、さすらうような内容となっています。
トークでは「砂漠に行ったからといって、さすらうことができる訳ではありません。(中略)私は東京にさすらうために来ました。」とも。書籍にも東京で撮られた写真が10枚ほど収録されています。


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文中で中継=交替 [ルビ : ルレー]という呼び方で呼ばれてもいる、文章と写真は別のことを語っているという考えに基づく独特の構成の一冊。当日も多くのお客様に手にとって頂きました!
トーク後、お客様お一人ずつに丁寧に、サインを入れて下さったドゥパルドン氏。







続いて、映画『旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス』の上映前に舞台で開催された公開トークの様子です。

これまでロバート・キャパ賞やナダール賞を受賞、第37回アルル国際写真祭では芸術監督をつとめ、その作品がカルティエ現代美術財団にもコレクションされてきたレイモン・ドゥパルドンは、名だたる写真家であると同時に、カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭などでも作品が公式上映されてきた映画作家でもあります。


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左は、公私に亘るパートナーであり、元々はエリック・ロメールの録音技師でもあったクローディーヌ・ヌーガレさん。「カメラの後ろにいるのが職業であるレイモン・ドゥパルドン氏の後ろにいて、彼を撮影するのは難しかった」とも。
名通訳の方の声に耳を傾け、質問を正確に把握し、答えようとするお二人の姿も印象的でした。




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映画は、レイモン・ドゥパルドン氏が40年に渡って世界中を旅し、撮りためてきたフィルムの映像と、現在フランスの田舎町を撮り続けている姿が編集された作品。映画監督のゴダールやネルソン・マンデラの貴重な映像も含まれます。

現在75歳のドゥパルドン氏が大判カメラを持ってフランスの田舎景色の写真を撮っていく姿と、"プラハの春" や"クロストル事件"など、過去に激しい報道写真を撮影してきた氏の姿の映像が交互に流れ、現在に至るレイモン・ドゥパルドン氏の特異な、写真、映画作家人生が浮かび上がる内容で、上映も満員の大盛況でした。




【先行発売レイモン・ドゥパルドン写真集 / エッセイ『さすらい』


上述のアンスティチュ・フランセ東京(及び京都)のイベントにて特別先行発売された、レイモン・ドゥパルドン日本初の写真集 / エッセイ『さすらい』を、本日9/19(火)より当HPにて先行発売致します!(一般発売は10月5日を予定)

最下部の[ Add to Cart ]ボタンより、是非お買い求めくださいませ。(ご購入手続きにすすまれた後、支払い方法を各種お選び頂けます)送料無料、代引き手数料無料。


またこちらの書籍は、映画関連の店頭展開が行われている、青山ブックセンター本店、六本木店、

上映映画館などでも先行発売しております。是非お手にお取り下さいませ。



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レイモン・ドゥパルドン写真集『さすらい』


2,000円+税|B6判(128mm ×182mm)|並製本|200ページ

デザイン:大西正一


ISBN:978-4-86541-071-6

Published in September 2017.








写真集『川はゆく』刊行記念トークイベント「永遠に新しい一瞬を求めて」

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7本の川が流れる街、広島。故郷・広島で写真家が向き合った、一連の作品をまとめた写真集『川はゆく』には、

「広島」という文字がどこにも入っていない。

歴史といま、社会と個人の関わりを、写真のなかに、瞬間のなかに発見していく。

「ヒロシマ」から解き放たれるとき、この街はどのような時空にあるのか。

小社代表・姫野希美、今回写真集のアートディレクションを担当された松本久木もお迎えし、

写真集『川はゆく』を読み解きます。ぜひご来場下さいませ。


日時:2017年9月15日(金)19:00~21:00(終了予定)

場所:MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店7階 Salon de 7

参加方法:店頭、お電話にて受付いたします。参加費は無料です。

■お問い合わせ先:MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店
 電話番号:06-6292-7383 営業時間:10時~22時


写真集『川はゆく』刊行記念トークイベント「永遠に新しい一瞬を求めて」写真集『川はゆく』刊行記念トークイベント「永遠に新しい一瞬を求めて」写真集『川はゆく』刊行記念トークイベント「永遠に新しい一瞬を求めて」

 

会場 MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店7階 Salon de 7(大阪市北区北区茶屋町7−20)

 









小社刊行書籍と、関連作家たちによる展覧会「赤々舎から 本から 写真から -ポートレートの風景- 」が開催されます。

Eテレ ハートネットTVの出演回放送、日産アートアワード2017のノミネートが話題を呼んでいる石川竜一の作品や、一般人女性の人生を聞き取り、その心象風景を写真で表現する作風で活躍の場を幅をひろげ続けているインベカヲリ★さん、NYから一時帰国し、さがみはら写真新人奨励賞を受賞されたばかりの金山貴宏さんの作品などが、「ポートレートの風景」をテーマに一同に会します。
会場に赤々舎の写真集閲覧、購入コーナも設置。日替わりスライドショープログラムも上映いたしますので、ぜひご来場くださいませ。




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「赤々舎から 本から 写真から -ポートレートの風景


会期:829日(火)ー  913日(水)※日・月休廊

時間:1100  1900

入場:無料

会場:AWAJI Cafe & Gallery(千代田区神田淡路町2-4-6 F&Fロイヤルビル1階)

主催:Startbahn, Inc、赤々舎


出品作家:石川竜一/インベカヲリ/金山貴宏/

and 赤々舎刊行書籍

スライドショー上映作家(日替わり):浅田政志/石川竜一/紀成道/古賀絵里子

佐伯慎亮/齋藤陽道/仲田絵美/藤岡亜弥/Yehlin Lee/山内悠



「赤々舎から 本から 写真から -ポートレートの風景と名付けられた本展は、石川竜一、インベカヲリ、金山貴宏などの作品から、ポートレートと、その場の状況(写真の背景、風景)の連なりについて、めぐる写真展です。また「人」の存在のようでもあり「風景」を呼び起こすようでもある、赤々舎がこれまでに手がけてきた「写真集」の一部を、会場ではご自由にご覧いただいただけます。奥の部屋では、様々な地で上映されてきた赤々舎ゆかりの作家のスライドショーが日替わり上映され、日々生成される、人と風景の関わり合いを、よりライブ感を持ってご覧頂けます。「赤々舎」というささやかな媒体を通して、「本から」「写真から」始まろうとする気配を感じていただければ幸いです。個々に根差したテーマやスタイルはさまざまに見えて、そこに立ち上がってくる渦は、風景と連なった「人」という混沌なのかもしれません。



 緊急決定!

イベント 「写真集を囲む、写真家を囲む、わたしたちの風景」


日時:2017年 9月9日 (土)14:30〜

出演:インベカヲリ★(写真家)、馬場磨貴(写真家)、赤々舎スタッフ(椿、山本)、お客様


開催中の「赤々舎から 本から 写真から - ポートレートの風景 -」展に合わせ、出品作家のインベカヲリ★さん、赤々舎から写真集を出版している馬場磨貴(うまば まき)さんをお招きしたイベントを開催いたします。

会場の赤々舎の写真集が置いてあるテーブルを、写真家と来場者が囲み、人、風景、写真などの様々について、思い思いにお話しをされ、時に沈黙してみたりもする、お客さま参加型のトークイベントです。

それぞれ一人一人にとって「人」とは「風景」とは。どなたさまもお気軽にご参加ください。


定員:10名〜15名程度(予約不要、入退場自由)

参加:無料(会場にてお飲み物、または写真集を、ご購入頂けたら嬉しく思います。※強制ではありません。)


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【スライドショー上映スケジュール】



プログラムA(終日リピート)


8/29(火)、9/1(金)、9/6(水)、9/9(土)


浅田政志「浅田家 2002-2016」(08:07

佐伯慎亮「リバーサイド」(10:09

3 Yehlin Lee 「"Listening to the Dark"」(08:22)

古賀絵里子「TRYADHVAN」(07:55)

紀成道「Touch the forest, touched by the forest.」(07:59

藤岡亜弥「廣島之川」(07:03) 

藤岡亜弥「Tokyo Ghost Tour」(01:54)

山内悠「無題」(11:56

石川竜一「TAIWAN_2016-2017」(03:09


プログラムB(終日リピート)


8/30(水)、9/2(土)、9/7(木)、9/12(火)                                   

佐伯慎亮「リバーサイド」(10:09

2 Yehlin Lee 「"Listening to the Dark"」(08:22)

古賀絵里子「一山」(08:20)

仲田絵美「よすが」(6:23)

紀成道 Touch the forest, touched by the forest.」(07:59

藤岡亜弥「I don't sleep」(04:50)

藤岡亜弥「Life Studies」(12:12) 

石川竜一「TAIWAN_2016-2017」(03:09

浅田政志「無題」(09:02


プログラムC(終日リピート)


8/31(木)、9/5(火)、9/8(金)、9/13(水)


浅田政志「浅田家 2002-2016」(08:07

古賀絵里子「TRYADHVAN」(07:55)

齋藤陽道「あわい」(23:07

仲田絵美「よすが」(6:23)

藤岡亜弥「I don't sleep」(04:50)

藤岡亜弥「廣島之川」(07:03) 

山内悠「無題」(11:56

石川竜一「TAIWAN_2016-2017」(03:09



藤岡亜弥写真集『川はゆく』(小社刊)を、8月20日付 読売新聞(日曜版)本よみうり堂にて、取り上げて頂きました。

長島有里枝さんによる書評で、文章の結びが、軽やかなことともちがって、ある希求のように響きます。


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また現在発売中の雑誌「MUSIC MAGAZINE」(2017年 9月号)には、

『川はゆく』の書評を写真評論家の鳥原学さんがお書き下さっています。

日常、聖地、観光地の、何層にも折り重なった光景と、広島の街で生きることのそのままについて、触れて下さっています。

ぜひ書店でお手にお取り下さいませ。


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藤岡亜弥写真集『川はゆく』、『私は眠らない』は、こちらからお求め頂けます。

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