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第43回 木村伊兵衛写真賞 受賞作家 写真集『川はゆく』の藤岡亜弥が、2007年から約5年間にわたりニューヨークに滞在し撮影したシリーズを新たに構成した写真展「Life Studies」を、10月2日(火)よりTHE GALLERY 1(ニコンプラザ新宿)にて開催致します。

10月3日(水)17:00〜は、港千尋さん(写真家/写真評論家、著述家)とのトークイベントが開催される他、会期中、特別関連企画として、赤々舎が出会い、今、進行形の作品を広く紹介したいと感じた5名の新進作家たちによる、スライド&トークも開催致します。

ぜひ会期中、会場に足をお運びくださいませ!



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THE GALLERY セレクション藤岡 亜弥 写真展 with AKAAKA「Life Studies」

会期:2018年10月 2日(火) 〜 2018年10月15日(月) 日曜休館
時間:10:30〜18:30(最終日は15:00まで)
会場:THE GALLERY 1(ニコンプラザ新宿)




「Life Studies」は、藤岡亜弥が2007年から約5年間にわたって滞在したニューヨークで撮影した作品です。混沌とした暮らしの中で小さな自分を街に彷徨わせながら、不穏な気配に反応し、移ろう光を仰いだスナップ。それらは社会の中で浮遊する個の姿や、交じり合う性を覗き込むような眼差しを感じさせます。「生の研究」にして「人生の素描」、藤岡亜弥の写真を貫く水脈といえるシリーズです。(ディレクター:姫野希美/赤々舎代表取締役)




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©︎Aya Fujioka


【特別関連企画】 AKAAKA 連続トーク!

※上記 藤岡亜弥写真展の会期中、写真展会場内で連日開催される全5回、毎回異なる写真家たちによるスライド&トークイベント。赤々舎が出会い、今、進行形の作品を広く紹介したいと感じた、5名の作家たち自身による発表(ライブ)の場です。お客さんを前にした、一人トークという条件の元、それぞれが作品と自身の本質を掘り下げ、開いていきます。

全回、予約不要、参加無料です。


10月5日(金)  18:30-19:30 紀 成道
10月6日(土)  18:30-19:30 中井菜央
10月8日(月祝) 18:30-19:30 Lily Shu
10月12日(金)   18:30-19:30 高橋健太郎
10月13日(土)   18:30-19:30 木村和平


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vol.1 紀成道(きの せいどう)
 日時:10月5日(金)18:30-19:30 

1978年、愛知県名古屋市生まれ。2017年、銀座ニコンサロンにて個展。同年、写真集「Touch the forest, touched by the forest.」(赤々舎)を刊行し、土門拳賞と林忠彦賞、Lucie Photo Book Prize(米国)にノミネートされた。「Emotive & Creative」をモットーに本や展示だからこそできることを心掛けて制作している。



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vol.2 中井菜央(なかい なお)
 日時:10月6日(土)18:30-19:30


1978年 滋賀県生まれ
2006年 日本写真芸術専門学校卒
2009年 第4回名取洋之助賞奨励賞受賞・第30回ひとつぼ展入選
2010年 第2回写真「1_WALL」入選
2018年12月に、ただそこに在ること=「ポートレート」とは何か"を問い直すシリーズでもある写真集「繡」(しゅう)を赤々舎より刊行予定


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vol.3 Lily Shu(リリィ シュウ)
 日時:10月8日(月祝)18:30-19:30

1988年中国哈爾濱市出身。エセックス大学で崇高論を研究した後、ケント大学のArt History and Philosophy専攻にて修士号を取得。東京藝術大学大学院在学中。個人的な空間/公共的な環境と人間との関係を対象とし、時間と記憶、広く意識の変容を探る写真作品を発表している。 
受賞歴に、第7回TOKYO FRONTLINE Photo Award 佐々木敦賞受賞、
第18回写真「1_WALL」ファイナリスト、第33回東川町国際写真フェスティバル赤レンガ公開ポートフォリオオーディショングランプリなど。2018年12月14日(金) より東京 銀座にて個展を開催予定。


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vol.4 高橋健太郎(たかはし けんたろう)
 日時:10月12日(金)18:30-19:30

1989年横浜生まれ。2012年、青山学院大学社会情報学部卒業と同時に、スイスの写真家で中国の地方から都市に来る労働者や環境問題をテーマに撮影してきたAndreas Seibertに写真を教わる。2014年12月、多摩川を題材にした作品『河床(かしょう)』(英題:The Riverbed)でConscientious Portfolio Competition 2014に選出される。同プロジェクトで2015年、第9回RPS Grant受賞。2015年に戦後70年を迎えた広島をカラーフィルムで撮影した『HIROSHIMA 2015』が8月6日付 フランスの日刊紙Le Monde紙に特集され、その10月にRPSギャラリーにて個展を開催。2014年からは個別プロジェクトとして日本という国と戦争をテーマに取材を続けている。 
The New York Times、Le Monde、de Volkskrant、WIRED、Refinery 29、Bloomberg等に寄稿。
今回、現在取材をしている北海道 旭川で、日常生活の絵を描いていたことが当時反国家的として逮捕された2人の美術部学生と、その「生活図画事件」についての発表を予定。


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vol.5 木村和平(きむら かずへい)
日時:10月13日(土)18:30-19:30

1993年、福島県いわき市生まれ。東京都在住。
第19回写真1_WALL審査員奨励賞受賞(姫野希美選)
今回、写真集『袖幕』(aptp 刊)と、現在制作中の『灯台』について発表を予定。 

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会場:THE GALLERY 1(ニコンプラザ新宿)
東京都新宿区西新宿1−6−1 新宿エルタワー28階



写真家 藤岡亜弥さんが個展「川はゆく」「アヤ子江古田気分」を、大阪・BLOOM GALLERYにて9/15(土)より同時開催されます。

「川はゆく」は、広島が被爆して70年以上が経過する中で、「平和」が記号化し風俗となりゆく街をひたすら歩きながら撮影したシリーズ。
本展では、「第43回木村伊兵衛写真賞」「第27回林忠彦賞」受賞後も継続して撮影中の新作を組み込み、新たに再構成して展示を致します。

「アヤ子江古田気分」は、学生時代、江古田の"アヤ子"というおばあさんと約8年間生活しながら撮影された20年前の作品。小さな部屋の中の光景や遊び、周りの道で目に触れたものをスナップでとらえ、個の存在と不思議を浮き彫りにしながら、それらを後年にまとめた本シリーズとして初展示致します。

会期初日にはオープニングトークイベント、レセプションも行われますので、ぜひ足をお運びくださいませ。



藤岡亜弥 写真展「川はゆく」
2018年9月15日(土) - 10月13日(土)   日月火はアポイントメント制
時間:11:00 - 19:00
会場:BLOOM GALLERY
大阪府大阪市淀川区新北野1-11-23 B103

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同時開催
藤岡亜弥 写真展「アヤ子江古田気分」 
2018年9月15日(土) - 10月13日(土)   日月火はアポイントメント制
会場:BLOOM GALLERY SHOWROOM

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オープニングイベント

日時:2018年 9月15日(土)
   16:00〜 藤岡亜弥×姫野希美(赤々舎代表)トーク (参加費1000円)
   18:00〜レセプション(無料)
会場:BLOOM GALLERY (SHOWROOM内)

参加予約はこちらから(BLOOM GALLERYさまHPの予約フォームに移動します)






1960年代から日本写真の第一線で活躍した写真家・深瀬昌久。だが、1992年の不慮の事故により、その活動は閉ざされた。「鴉」が不朽の名作として語り継がれる一方、そのほか大半の作品については紹介される機会が失われた。
  
初の決定版である本書は、謎多き写真家 深瀬の40年間に及ぶキャリアを俯瞰し、その写真表現の全貌を初めて浮き彫りにする。  

北海道の写真館の家系に生まれ、「私性」と「遊戯」の視座に根差した写真表現を多岐にわたる手法で探求した。その人生の中心には常に写真が腰を据え、内なるリビドーは周囲を巻き込み、己の人生をも破滅へ向かわせた。
  

初の写真展「豚を殺せ」で鮮烈に示した「"生"のポジとネガ」、写真の領域を拡張する「フォト・モンタージュ」、舞踏家らとの共同制作「遊戯」、人生の分岐点で姿を現す「鴉」と愛猫「サスケ」は妻の潜像でもあった。写真撮影の行為に介在する"触覚"なる感覚を意識し始めた「歩く眼」、その感覚は最終的に、セルフィーに近い「私景」や、老若男女とバーで舌を交わす「ベロベロ」、自宅の湯船で撮影を繰り返した「ブクブク」へと展開していった。
  

また、"写真家"として当初は強く反発していた、祖父の代から続く"写真師"としての視座をも次第に追い求め、それはやがて「家族」や「父の記憶」といった代表作に結実する。  
古い組立暗箱や巨大ポラロイドカメラでの撮影や、カラープリントをポラロイドフィルムで制作した「総天然色的街景」、プリントに着色や彩色を施す試みも、"写真師"としての視座がもたらした。  

本書では、作品ひとつひとつを時系列順に整理し、深瀬が雑誌に残した撮影後記や手記から、全26章にわたり、その制作意図や背景を丹念に描き出す。  
これまで断片的にしか見えてこなかった深瀬の作品が、軌跡となって立ち現れ、生涯をかけてカメラの先で何を見つめようとしていたのかを本質的に探ろうとする。  

巻末に年譜及び、主な雑誌寄稿を付す。  
写真表現の豊かさと凄みを湛え、未来に手渡す大冊。  

<目次より>   
北海道/東京 1952-1954/豚を殺せ/カラー・アプローチ/松原団地と新宿/遊戯-A PLAY-/家族・I/組立暗箱を担いで/烏1976/サスケ/鴉1979/烏・夢遊飛行/烏・東京篇/歩く眼・I/歩く眼・II/遊戯-A GAME-/総天然色的街景/烏景/家族・II/父の記憶/私景/ヒビ/ベロベロ/ブクブク/烏1992/オートマティズム   


5万字の作品解説、1万字の資料掲載!  



『MASAHISA FUKASE』  

監修・本文:トモ・コスガ  
序文:サイモン・ベーカー  
定価:8,000円+税  
発行 :  赤々舎  

一般発売日:2018年9月19日(水) 

416ページ | 26章 | 布張り上製本   
195mm × 260mm × 45 mm
  
8/31(金)まで先行予約受付中!  
小社HPからのご注文は、送料無料、9月1日(土)より順次発送でお届け致します。  
* "赤々舎もう一冊" が特典として付きます  
  

『MASAHISA FUKASE』は嫉妬させられる作品集でもあるし、  
このまま続けていけばいいんだなとも思わせてくれる。  
この作品集を観ていると、自分が感じた今を剥き出しに写真にしていっている。  
そういった情念チャレンジは震えるくらい。  
苦しみが写真から垣間見れるというか、もう最後の方のページはほんと。  
写真の面白さというべきか、写真家本人の人生が  
どうしても写ってしまう。どんなものを写真にしていても。  
何もされずにいた写真家深瀬がまたステージに上がってきたのだから。僕も負けてらんないな。  

田附勝(写真家) *ツイートより抜粋

このたび新刊『MASAHISA FUKASE』を刊行できることは、小社の深い喜びです。  
写真を愛する方、ジャンルを超えて写真表現に関心を抱くすべての方に、お手元に置いていただきたい一冊です。  
(小社HPからのご注文には、いつも通り"もう一冊"をお付け致します。お選びするのが楽しみです!)  
ぜひとも先行予約でのご注文をお待ち申し上げております!  

なお、NADiffさま銀座蔦屋書店さまでも、8/31まで各店さまによる特典付き(ポストカード、トークイベント無料、Tポイント10倍など)の先行予約を8/31まで受け付けています。
2017年8月16日に放送された、ハートネットTV「フィルターの先に~写真家・石川竜一~」
の内容が3分に再編集されたティザー動画がNHK HUMANにて公開されております。




この頃は、その後「日産アートアワード2017」や「About the photographs,About us, Asia」で発表された"home work"を撮っている頃です。(上記サイトからは"home work"Tシャツもお求め頂けます)

いつの日か、再放送やその後の活動(石川さんはその後、フランス、ロンドン、北海道、韓国でも撮影をしています)も番組になる日があれば、とても楽しみです。



石川竜一写真集『okinawan portraits2012-2016』はこちらからお求めいただけます。

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赤々舎では、下記の期間を夏期休暇とさせていただきます。

2018年8月11日(土・祝日) 〜 2018年8月16日(木)

ご注文をただきました商品の発送やお問合せにつきましては、
2018年8月17日(金)以降の対応とさせていただきます。 

大変ご迷惑をお掛けいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。


株式会社 赤々舎


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