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こんにちは。皆さまに本をお届けしたいと思っている赤々舎のお手伝いが、再び書かせて頂きます。

(このあとも色々な人が書くかもしれないので、やはり筆名はあかあかちゃんとでもしておきましょう。)


今回は、MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店さんの写真集売り場のお話です。

本屋さんには、一般的に売り場(コーナー)ごとにご担当の方、つまりお客さんに一番近い現場で働きながら、
出版社とも一緒に本のことを考えて棚を見てくださっている書店員の方がいらっしゃいます。

他のお仕事もそうであるように、やめる方と入れ替わりで新しい方が入ってきたり、季節によって移動になったりする方もいらっしゃいますので、このご担当というのも、必ずしもずっと同じ方がやってくださっているとは限らず、
たとえば、先日お会いしたMARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店さんの写真集コーナーのご担当の方は、
これまでは他の棚を見られており、まだ新しく担当になったばかりという男性の方でした。

学生だった90年代頃までは写真集を好きでよく見ていたというそのIさんは、しかし社会に出て働きはじめ、この15年の間に結婚、子供も生まれ、書店棚も別の部門をずっと担当してきた中で、いつの間にか写真集を見る時間というのがなくなってしまった、「だから最近の写真集は実はまだあまりわかっていないんです」とご謙遜されながら、しかし少しだけ寂しくも聞こえるような声でお話してくださいました。
15年の日常という計り知れなさを思いながら、とりあえずこちらもご挨拶をさせて頂き、現在お店に置いて頂いている赤々舎の写真集をその場で見て頂きました。
仲田絵美さんの『よすが』、茂木綾子さんの『travelling tree』、オサム・ジェームズ中川さんの『GAMA』などです。

すると!この15年間写真集を見る機会がほとんどなかったというその書店員Iさんが突然、「うわ!」「良い!!」と短く声をあげられました。「今の作家は今の作家で、若い人たちも、それぞれに今を見て、考え、じぶんの日常に向き合い写真を撮っていることにとても驚いたこと」「昔は長島有里枝さんの写真集が好きで熱心によく見ていたのを思い出したこと」「自分が見ていない十数年の間にも、写真集はこんなにも世界との物語を深め続けていたこと」...
初対面ということもあり、それまではお互い多少ぎこちなく、静かにお話していたのですが、写真集を見ながら水を得たようにご感想を話してくださったのです。

知っているところ、わかっているところまでだけなく、写真集というものをわからないことの先にも一緒に拡げてくださりそうなそのご反応は、わたしたちにとっても、とても嬉しい出来事でした。


それが3月のこと。そしてこの5月です。

先日MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店さんにもう一度伺ってみると、その新しいご担当Iさんが、写真集を机の上にとくべつに並べて、フェアのようなものを行ってくださっていました。

小さなフェアなので目立った看板名こそないものの、あえてつけさせて頂くなら、人が様々な記憶や時間の接面に何かを読むように、向き合い、見る─、あのときのIさんの印象的なお姿が思い出される「写真集を読む」などでしょうか。
(そして、写真集を読むなので、後日、原稿用紙の簡単なキャプションをこちらで作って置かせて頂きました。)

そのようなわけで、赤々舎から現在、藤岡亜弥『私は眠らない』、鈴木育郎『解業』、佐伯慎亮『挨拶』、茂木綾子『traveling tree』などの写真集をこのフェアに置いて頂いております。

赤々舎の本と一緒に自費出版の写真集なども置いてあり、人の記憶や、心体とつながって本の存在があるような、とてもすてきなフェアです。

このフェアは5月末までやっていますので、渋谷のお近くまでお越しの際は足をお運び頂き、ぜひとも写真集を手にとって頂ければと思います。もしかしたら、皆さまの中の薄れかけていた何かも目覚めるかもしれません(!)


住所 : 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 東急百貨店本店7F
営業時間 10:00~21:00




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(藤岡亜弥さんの『私は眠らない』は、センターポジション。)







こんにちは。皆さまに本をお届けしたいと思っている赤々舎のお手伝いが、今日は書かせて頂きます。

(このあとも色々な人が書くかもしれないので、筆名はあかあかちゃんとでもしておきましょう。)

本日は、現在開催中KYOTOGRAPHIEでの展示「Tryadhvan(トリャドヴァン)」も好評だという

古賀絵里子さんの写真集『一山』を、動画にて一部ページご紹介させて頂きます。 



高野山に流れる静かな日常と、そこに暮らす人の体温。 

この写真集を見ていて感じる「静かな重みに重なるよう」というのは、

開祖1200年の高野山という時間はもちろん、人の命が

それ以上の時間からの重なりにある、その一葉の、生でもあるからかもしれません。

 1200年の時と、咲き、散る、日常の一葉一葉の静かな重み。 



 写真集『一山』は、清浄な雪を思わせる「ゆき」、静かな夕闇を思わせる「うすずみ」、

そして桜の花びらを思わせる「さくら」の三色の表紙があります。

小社サイト、または書店さんなどからお求め頂けますので、ぜひこの機会にご覧になってみてくださいませ。

ご自身が宿した新たな生命を軸に、静物や自然、家族などを写したという、新作も気になりますね。

 









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写真集『BABEL ORDINARY LANDSCAPES』の広川泰士さんが、第32回写真の町東川賞 国内作家賞を受賞されました。

審査評のページ(http://photo-town.jp/higashikawa-prize/examination-comment/index.html 東川賞のページへリンクします)では、
選考の決め手が写真集『BABEL- ORDINARY LANDSCAPES -』が作家の新境地を拓いていたからとも!

この機会にぜひお手に取ってご覧いただければと思います。


受賞の詳細はこちら:
http://photo-town.jp/higashikawa-prize/prize-country/index.html(東川賞のページへリンクします)




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W.H.フォックス・タルボット写真展「自然の鉛筆」が東京工芸大学の写大ギャラリーにて開催中です!
皆さまぜひ足をお運びください。
東京工芸大学生協にて初の完全日本語版『自然の鉛筆』もお求めいただけます。

W.H.フォックス・タルボット写真展「自然の鉛筆」

会期
2016年4月18日(月) ~ 2016年6月5日(日)
10:00 ~ 20:00
会期中無休・入場無料

場所
東京工芸大学 写大ギャラリー


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2016年「日本写真協会賞」にて、作家賞を畠山直哉さんが、新人賞を初沢亜利さんが受賞されました。

作家賞 畠山直哉さん 
受賞理由:東日本大震災の被害を受けた故郷を撮影した作品群は、「自然と人間」に関する多年の写真行為と、当事者として写真を残していこうという揺るぎない意志を見るものに感じさせる。写真を手段として思想を映像化するその独自の作品制作に対して。


新人賞 初沢亜利さん
受賞理由:沖縄とどう向き合うかを自身と日本人に問いかけ大きなインパクトを与えた写真集『沖縄のことを教えてください』は、数多い沖縄の写真の中で異彩を放つ。その卓越した写真活動に対して。


おふたりの出版物もまたこの機会にぜひご覧ください。

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