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現在ご予約受付中の『津波、写真、それから』の刊行記念トークイベントがVACANT(東京・原宿)にて開催されます。
2011年12月に開催された「写真家は東北で何を見たのか?」というイベントに出演した3人の写真家が改めて集い、
写真というものについて語り合います。

皆さまぜひ足をお運びください。


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2011年12月2日「写真家は東北で何を見たのか?」というイベントがありました。
内容は、震災後、桜の開花に導かれて東京から福島へと旅して 撮影された新作「すべては初めて起こる」を発表する大森、5年に渡って東北の深層を丹念にリサーチし、人々の暮らしや儀式を撮影した写真集「東北」(リト ルモア)を上梓した田附、宮城・山元町で津波によって持ち主の分からなくなった写真を洗浄、データ化することで返却していくプロジェクトに関わっている高 橋、3人の写真家それぞれが東北の地で体験したことを語り合います。
というものでした。
http://secure.ecocolo.com/culture/c58/768/
http://secure.ecocolo.com/culture/c58/767/

その後それぞれに活動しながら、東北との関わりをそれぞれに続けてきました。
ぼくの場合は国内や海外で展示を続け、写真というものの持つ意味を改めて知ってきた二年間でした。そして今、これまでの経験をまとめた本を作っています。
これからも自然災害はどこかで起こり続けるだろうという中で、ぼくらの経験を残しておくことで災害時に誰にでもできる関わりあい方の一つを伝えるものだと考えています。

この本を刊行するにあたって、もう一度二人の先輩写真家と共に話してみたいと思い、お二人に協力をお願いしたのがこのイベントのきっかけです。
写真というもの、写真家という存在について話をしたいと思います。

高橋宗正


トークイベント
写真家は東北で何を見たのか?から二年


出演

大森克己
田附勝
高橋宗正

日時

2014年2月23日(日)
開場 16:30|開演 17:00〜

参加方法

参加費:1,000円
ご予約:下記メールアドレスへ、件名を「津波、写真、それから」とし、本文に「お名前/人数/ご連絡先」を記入したメールをご送信ください。
*万が一、2,3日経っても返信がない場合は、03-6459-2962(VACANT)までお電話ください。

会場

VACANT

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3丁目20−13


イベント詳細はこちらをご覧ください。



『津波、写真、それから --LOST & FOUND PROJECT』はこちらからご予約いただけます。
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2月7日にオープンしたホテル、ザ・リッツ・カールトン京都のロビーやスイートルームの書棚に
小社刊行の名和晃平作品集『シンセシス』や津田直写真集『SMOKE LINE』などを置いていただいております。

ロビーには名和晃平さんの作品も展示されています。

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。


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ザ・リッツ・カールトン京都の詳細は下記をご覧ください。
http://www.ritzcarlton-kyoto.jp/


名和晃平作品集『シンセシス』はこちらからお買い求めいただけます。
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津田直写真集『SMOKE LINE』はこちらからお買い求めいただけます。(残部僅少)
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写真集『sight』の朝海陽子さんが、東京都写真美術館等で開催中の
第六回恵比寿映像祭「True Colors」にて新作「wayfinding」を展示しています。

恵比寿映像祭は入場無料です。
皆さまぜひ足をお運びください。

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©Yoko Asakai

wayfinding」とは、広大な海域に点在する島々で生活をするポリネシア、ミクロネシアの先住民達が航海の際、陸地が一切見えなくなることが多いため、天体や風向の観測から自らの現在位置と方向を推測するスターナビゲーションと呼ばれる伝統航海術で空間内を移動するための「案内標識」という意味も持ちます。
今までは自宅で映画を観ている人を撮影した「sight」や潮の干満の記録「Pace」など、「ある特定の場所で起きる現象」を定点観測的に撮影するシリーズが多かったのに対し、今回の新作では「移動する視点」をテーマに「時計」の時間とは異なる周期で移り変わってゆく風や天気、またそうした自然の気配を読み取りながら移動する渡り鳥などの対象を道標とし、実際に北と南へ移動しながら撮影したシリーズです。



会期


2014年2月7日(金)〜23日(日)
10:00 ~ 20:00
※ただし最終日2月23日(日)のみ18:00まで。
※月曜休館(2月10日・17日)

イベント


朝海陽子ラウンジトーク
2014年2月21日(金) 13:00〜
参加無料

会場


東京都写真美術館全フロア及び恵比寿ガーデンプレイス センター広場、
ザ・ガーデンルーム、恵比寿周辺文化施設及びギャラリーほか

朝海陽子写真展示:東京都写真美術館 3F 展示室
朝海陽子ラウンジトーク:東京都写真美術館 2F ラウンジ

第六回恵比寿映像祭「True Colors」の詳細は下記をご覧ください。
http://www.yebizo.com/



写真集『sight』はこちらからお買い求めいただけます。
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来週から写真集『私は眠らない』の藤岡亜弥さんが銀座ニコンサロンにて
写真展「Life Studies」を開催いたします。

皆さまぜひ足をお運びください。



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©Aya Fujioka


作者は文化庁海外派遣留学生として2008年から1年間ニューヨークを拠点に創作活動を始めた。その後さらに3年間ニューヨークに滞在し写真制作に励んだ。その4年間の成果が本展である。
作者のニューヨークでの表現活動は、必ずしもスムーズにスタートしたわけではなかった。経済的不安定や人間関係のストレス、もつれる愛など、生活のペースを獲得することすら困難な状況に陥ることもあった。
文 化庁派遣留学生としての1年は、ニューヨークに順応する為の時間に費やすことになったと振りかえる。そしてようやくカメラを手にした。対象は虚言癖のある ボーイフレンド、マリファナ中毒の隣人、ルーズでナルシストなルームメイトなど。そして街頭の人々のスナップショットに集中してゆく。
しかし作者は、表現の対象は写している他者でなく自分自身であることに気づく。
被写体としてよく現れるのは、悲劇的にも見える子供たち、対照的に戯れる恋人たち、それらが交互に縄を編むように現れてくる構造は、悲嘆と願望との落差で翻弄された作者のニューヨークで体験した「Life Studies」である。
ニューヨークという大都市に渦巻く巨大なエネルギーの混沌。弱者と強者、軽さと重さ、その両極の間にのみ込まれ、膨張と収縮をくりかえしながら、写真を撮ることでようやく立ち上がってゆく作家の姿をここに見ることができる。カラー42点。 



藤岡亜弥写真展
Life Studies


日時

2014年2月12日(水)〜2月25日(火) 
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

場所

銀座ニコンサロン
東京都中央区銀座7丁目10−1

写真集『SMOKE LINE』『近づく』などの津田直さんが写真展「SAMELAND」を開催いたします。

皆さまぜひ足をお運びください。



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©Nao Tsuda


津田直写真展
SAMELAND

(POST HPより) 
この度、POST では、津田 直の写真展[SAMELAND] を開催します。
写真家、津田直は極北の先住民であるサーメ人たちに出会うため
2012 年の初夏に、フィンランドとノルウェーを訪ねました.

サーメ人たちは、1 万年前に鹿の群れを追って現在の土地にたどり着いたと言われています。人々の暮らす土地は、北緯66 度33 分以北の北極圏に位置し、その土地には彼らの祖先たちがその場所に辿り着いた時と変わらぬ風景がそのまま残され、人々は現代社会に順応しながらも、以前と変わらぬ文化を大切に引き継ぎ、今もサーメの伝統や精神を継承しつづけています.

サーメランドを訪ねた津田は、
その土地で内陸部と海岸部を季節に応じて移動しながらトナカイ放牧を生活の糧として暮らすサーメ人が、
夜を徹して行うポロ・メルキトスというトナカイの親子を照合する行事に立ち会います。
また出会った男達に連れられ、かつての聖地に立ち自然信仰に触れ、サーメの生き方に近づいてゆきます。
日本から遥か遠くに離れていると感じる極北の地ですが、どこか日本のアイヌとも類似点があり、親しみを感じさせてくれるサーメ人。

本展は、津田がその「サーメランド」で撮影したランドスケープとポートレートの写真で構成される展覧会です。


展覧会

会期: 2014年2月14 日(金)〜2014年3月6日(木) 12:00〜20:00
会場: POST 場所 POST 150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3 tel: 03-3713-8670
協力: JAL グループ機内誌『skyward』、TCK、TRANSIT (euphoria FACTORY)

作家在廊日: 2月14日(金)

レセプション

日時: 2014年2月14日(金) 18:00〜20:00
会場: POST

スライドショー&トークイベント

「ミッドナイトサンの下で」
日時: 2014年2月15日(土) 18:00~19:30 開場 17:30 /スタート 18:00
会場: POST
参加費: 1,000 円(当日、会場にて現金のみ承ります)※要予約
出演者: 津田直
申込方法:  お電話(03-3713-8670)、またはemail(post@post-books.jp)にて承ります。 以下の項目とともに、ご参加の旨をお伝えください。
・お名前
・ご連絡のつくお電話番号
・メールアドレス
・ご参加希望人数

 また本展に合わせ、写真集[SAMELAND] を発行します。
[SAMELAND]
写真:津田 直
テキスト:管 啓次郎
アートディレクション/デザイン:田中 義久
発行:limArt
初版1000部
ISBN:978-4-9907173-3-9
価格:2800円(会期中)、3000円(会期終了後)

略歴

津田 直
1976 年神戸生まれ。ファインダーを通して古代より綿々と続く、人と自然との関わりを翻訳し続けている写真家。2001 年より国内外で多数の展覧会を中心に活動。 主なシリーズに、『近づく』(2001-2004)、『漕』(2005-2009)、『SMOKE LINE』(2008)、『果てのレラ』(2009)、『Storm Last Night』(2010)、『REBORN』(2010-)、『Earth Rain House』(2012)がある。 また最近では、現代美術のフィールドを越えて他分野との共同制作や雑誌連載、講演会、特別授業を行うなど活動は多岐にわたる。 2010 年、芸術選奨新人賞(美術部門)受賞。主な作品集に『漕』(主水書房)、『SMOKE LINE』(赤々舎)、『Storm Last Night』(赤々舎)がある。現在、近江学研究所客員研究員、大阪芸術大学客員准教授、大阪経済大学客員教授。 http://www.tsudanao.com

管 啓次郎
詩人、比較文学者。 主な著書に『コロンブスの犬』『狼が連れだって走る月』(いずれも河出文庫)、『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学賞)、『本は読めないものだから心配するな』『ストレンジオグラフィ』(いずれも左右社)などがある。サン=テグジュペリ『星の王子さま』の画期的新訳も話題を呼んだ(角川文庫)。 2010年から発表してきた16行詩のシリーズ「Agend'Ars」は13年の『時制論』(左右社)によって4部作が完結。すでにアメリカ、スロヴェニア、セルビアで招待朗読を行なっている。東日本大震災後、小説家の古川日出男らと朗読劇『銀河鉄道の夜』を各地で上演してきた。 2013年には十和田奥入瀬芸術祭参加作品として物語集『十和田、奥入瀬 水と土地をめぐる旅』(青幻社)を制作。さらに高山明(Port B)構成・演出の観客参加型演劇「東京ヘテロトピア」でテクスト監修を務めた。 ASLE-Japan 文学・環境学会代表。

田中 義久
1980 年静岡県浜松市生まれ。グラフィックデザイナーとして、主に美術館やギャラリー等のVI、アーティストの作品集や共同制作に携わる。受賞歴に、BACON PRIZE、JAGDA 賞、JAGDA 新人賞、PromaxBDA DESIGN GLOBAL EXCELLENCE AWARDS 銀賞、red dot award などがある。 また飯田竜太(彫刻家)とのアーティストユニット「Nerhol」としても活動中。 www.nerhol.com
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