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 小社より写真集『terra』を刊行されているGOTO AKIさんが、新作を交えた個展、  [TERRA 2019] 地球相貌をMYD Galleryにて開催されます。

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 [TERRA 2019] 地球相貌

会期:2019年7月12日〜9月27日
会場:MYD Gallery(東京都港区南麻布2-8-17  鳥海ビル1階)

※ 観覧はMYD Galleryへの事前予約制 e-mail: info@klee.co.jp
   
作家在廊日 (作家在廊日は予約不要)

7月12日(金)15:00~20:30*オープニングレセプション
7月13日(土)13:00~19:00
7月27日(土)13:00~19:00
8月10日(土)13:00~19:00
9月6日(金)15:00~20:30 *ナイトギャラリー&キュレーター太田菜穂子氏とのトークイベント
9月21日(土)13:00~19:00
9月27日(金)15:00~19:00





その誕生から、地球という惑星上の流れた時間、
その軌跡は地表、地下、火山、河、そして海底に
厳然たる事象として堆積され、克明に刻まれています。
その圧倒的な美しさ、怖さ、激しさ、静けさには
見るものを沈黙させる力があります。
地球誕生は46億年前、
人間に一番近いとされる霊長類誕生が500万年前、
二足歩行の原人が現れるのは200万年前、
そして人類の歴史が文字として語られる"有史"は紀元前1000年から始まりました。
人間には計り知れない時間を経てきた地球、
TERRA (地球)に
GOTO AKIは限りない敬意と崇敬の念を持って長年にわたって向き合ってきました。
『TERRA 2019』では
"世界"と"地球"という二つの概念をどのように捉え
どのように向き合うべきかを
過去から現在、現在から未来へのメッセージとして
キュレーションしています。
悠然たる地球に寄り添うこととは?
今、改めて、
GOTO AKIの視線が捉えた地球の相貌、その時間に
向き合いたいと思います。

太田菜穂子(MYD Gallery Curator)

小社より写真集『理想の猫じゃない』『ふあふあの隙間』を刊行されているインベカヲリ★さんが、「よみもの.com 」さん、「週刊 読書人」 さんの2媒体で連載をされています。

「よみもの.com 」さんの連載では、多くの女性が、自分の本音をみせずに「擬態」をして生きているということ。を軸に、今まで関わってきた、様々な背景のある女性たちとのやり取りから見えてきたこと、感じてきたことを綴られています。

週刊 読書人」 さんの連載では、写真を撮り始めて十数年。数えきれないほどの撮影の中から、時が経って思い出すワンシーン、写真の中に写り込んだ偶然の産物、撮影秘話などを記されています。

どちらの連載もテキストに写真も入り、毎回引き込まれる内容です。
写真集と合わせて、こちらの連載にもぜひご注目下さいませ!



よみもの.com 連載
『生きるということは、延々繰り返される消費活動なのか』




週刊 読書人 連載
『なぜ名前にホシがあるのか?』


第43回 伊奈信男賞、2019年 日本写真協会賞 新人賞を受賞されたインベカヲリ★さんの個展「理想の猫じゃない」が、名古屋ビジュアルアーツのアーツギャラリーにて6/30(日)より開催されます。
各方面で話題を呼び、最近では中国やスペインの観客からも注目されている本作が、ついに名古屋に登場!
ぜひご来場下さいませ!


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インベカヲリ★個展「理想の猫じゃない」

会期:2019年6月30日(日)〜7月14日(日) (7/6、7/7、7/13は休館)
時間:平日10:00〜18:00、土日10:00〜16:00 
場所:アーツギャラリー・名古屋
(愛知県名古屋市中区栄4-16-23 名古屋ビジュアルアーツ1号館1階)
入場:無料

また初日の6/30(日)13:00〜17:00には特別講演も開催されます。
申し込みは以下より



アーツギャラリー・名古屋



関連書籍情報:

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理想の猫じゃない インベカヲリ★

本体3,200円+税|260 mm × 210 mm |並製本|154ページ

Photographs by  Kawori Inbe
3,200 JPY|154 pages|softcover

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今月、小社より刊行された山沢栄子『私の現代』。その展示が西宮市大谷記念美術館(兵庫)で現在開催されております。

1899年大阪に生まれ、1920年代のアメリカで写真を学び(貨物船で渡米!)、1930年代から半世紀以上にわたり、日本における女性写真家の草分けとして活躍した山沢栄子。

生誕120年を記念したこの展覧会では、1970-80年代に手がけたカラーとモノクロによる抽象写真シリーズ<What I am doing>を中心に、抽象表現の原点を示す1960年代の写真集、戦前の活動を伝えるポートレートや関連資料など約140点が展示されています。

写真による造形の実験を重ね、独自の抽象表現を拓いた先駆者=日本写真の流れとはまた異なる地平で創作を続けたその写真家の歩みを辿る展示です。どうぞお見逃しなく。

なお、展覧会は、2019年11月12日(火)~東京都写真美術館にも巡回予定です。



関連記事:



書籍情報:

私の現代  WHAT I AM DOING  山沢栄子

本体 3,500円+税|204 mm × 297 mm |布装・上製本|224ページ

Photographs by Eiko Yamazawa
3,500 JPY|224 pages
|cloth hardcover     

ISBN: 978-4-86541-096-9 | Published in June 2019.


各方面で話題を呼んでいるインベカヲリ★さんの写真展が場所を変え、東京で再び開催されます。アメリカ橋ギャラリー(恵比寿)では、2年ぶり3回目の写真展。ぜひご来場くださいませ!

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インベカヲリ★ 写真展「理想の猫じゃない」


会期:2019年2月13日 (水) ー 2月25日 (月)
時間:11:00 ー 19:00  (初日14:00〜、最終日17:00まで)*会期中無休



人の頭の中を覗いてみたいという欲望がある。人は見た目だけではわからない。特に女性の場合、表の姿がごく健全で今風であれば、どこにでもいる人に見えてしまう。しかしその裏で、まったく想像もできないような背景や考えをもっていたりする。
写真に写るということも一つの表現行為だから、何か言いたいことをもっている女性は多いと思う。人生の変わり目だったり、問題が起きている真っ最中だったり、解決しない悩みを抱えていたりなど、心が揺さぶられているときに私の前に現れる。たとえマイナス面であったとしても表現したいという感性は女性特有だと思う。私が女性だけを撮るのも、そこが魅力だからに他ならない。
タイトルの「理想の猫じゃない」は、ある事件の犯人の台詞だ。2017年10月、北九州で当時高校の臨時教職員をしていた男が、飼い猫を次々に殺し、計20匹を燃えるゴミとして捨てていたため動物愛護法違反容疑で書類送検された。犯行動機について男は「理想の猫じゃないから殺した」と主張、「呼んだらすぐにやってきて、体を触らせて、きちんとトイレをするのが理想の猫だ」と供述した。
この台詞を聞いたとき、私はなんともいえない衝撃を受けた。学校教育そのものだと思ったし、社会の本質を一言でよく表しているとも思った。しかも学校の先生というところが、まるでブラックジョークのようだ。
言うまでもなく犯人は、犬の性質を猫に求めている。自由気ままな猫に対し、従順さを求めること自体に無理がある。「理想の猫」など猫界にはなから存在しないのだ。
しかし人間にとっては、他人が求める理想を演じているほうが、自分を貫くよりもはるかに容易い。世間は「理想の猫」に擬態した人で溢れている。どう頑張っても「理想の猫」になれなかったとき、あるいは「理想の猫」からの脱出を試みたとき、人は社会に殺されるリスクを背負うことになる。
「理想の猫」は、生まれ育った家庭それぞれにもあるし、教育、文化、性別、時代によっても存在する。企業に入れば、その組織における「理想の猫」になる必要がある。直接的に言われなくても、広告や商品やすれちがう通行人との比較で「あなたは理想の猫じゃない」というメッセージを受け取ってしまう。人と人が関係すれば、そこには必ず「理想の猫」が発生する。
けれど一方で「理想の猫」という基準をもとに、人は自分という存在を考えるのかもしれない。自分はどうしたいのか、何をすれば幸福感を得られるのか、人生における役割とは何か。考えることで言葉をもち始める。
日々、情報を浴びる生活の中で、自分が本当に考えていることを探し出すのは至難のわざだ。うっかりすると、どこかで聞いたことがある台詞を自分で考えたことのように話してしまう。逆に、簡単には言葉にできないほどの感情は、凄まじいリアリティをもって心に響く。それは、私が女性たちから話を聞いていて感じることだ。向かい合って対話を続けているうち、独特な表現や価値観がふいに飛び出し、個人の存在が生々しく浮かび上がってくる瞬間というのがある。一人ひとりは、こんなにも多様なのかと感動する瞬間がある。だから人間は面白く、写真の中で存在感を放つのだと思う。


アメリカ橋ギャラリー(東京都渋谷区恵比寿南 1-22-3)




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