Publishing

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 花井 達『祝!結婚した』
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  Book Design:乗田奈々美(graphic potato)
  発行:赤々舎

  Size:185mm × 257mm
  Page:96 pages
  Binding:Softcover

  Published in Aug 2020
  ISBN
978-4-86541-118-8



¥ 2,800+tax 

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About Book


── ごめん。新郎新婦は、おまけです ──  かつて撮られなかった結婚式の瞬間。



大正時代以降、祝言に欧米様式を取り入れ、独自の進化を遂げた日本の結婚式。
ブライダル・フォトの仕事に携わってきた本書の著者・花井達は、新郎新婦を主役として撮る一方で、
式の前後や周辺にも心を寄せ、むしろ新郎新婦が見られないであろう、式の瞬間をカメラに収めてきた。

本書は、12年間に渡り、さまざまな家族の結婚式の一日の瞬間を撮影した作品からセレクトされた。
緊張のあまり、壁に突っ伏している新郎も、孫の花嫁姿に対面するおじいちゃんも、レフ板を掲げる役を買って出るお父さんも、奇想天外なふるまいに出る子どもたちも、そして式には参列できなかった故人も、ハレの場での一生懸命な祝福の気持ちが、その存在に迸っている。
家族であること、家族になること。必然であり偶然であるような関係性の貴重さ、ユーモラスさが、一枚の写真に凝縮した。
『祝!結婚した』は、結婚式を通して人の営みを照らし出し、すべての人に重なりながら唯一無二の瞬間を贈ってくれる。





関連写真展



花井 達 写真展「祝!結婚」



会期:2020年8月7日(金)~2020年8月20日(木)
時間:10:00~19:00
(最終日16:00まで/入館は終了10分前まで)
会場:富士フイルムフォトサロン 東京 スペース2
入場無料


巡回展

富士フイルムフォトサロン 大阪 スペース1  
2020年10月2日(金)~10月8日(木)

富士フイルムフォトサロン 名古屋 スペース1・2
2020年10月30日(金)~11月5日(木)


主催 富士フイルム株式会社

協力 赤々舎








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Author Information 



花井 達


1978年    愛知県名古屋市生まれ
2000年    フォトスタジオへ入社
2007年    フリーランスフォトグラファーとして活動開始

受賞歴

ジャパン ウエディングフォト グランプリ2009 グランプリ/準ブランプリ
ジャパン ウエディングフォト グランプリ2010 準グランプリ
ウエディングフォトアワード2013 単写真部門 金賞
ウエディングフォトアワード2013 組写真部門 金賞
ウエディングフォトアワード2014 単写真部門 金賞
明治安田生命マイハピネスコンテスト2014 マイハピネス賞(TVCM放送)
ウエディングフォトアワード2015 単写真部門 金賞

グループ展

2012年    JWPA Photo Exhibition(横浜みなとみらいギャラリー)
2017年    Weddings(京都文化博物館)


Tatsu Hanai


1978    Born in Nagoya, Japan
2000    After graduating from college,Worked at a photo studio
2007    Start his carrer as a freelance photographer


Awards

2009    "Japan Wedding photo Grand prix" grand prize/second prize
2010    "Japan Wedding photo Grand prix" grand prize
2013    "Wedding photography Award " gold prize
2013    "Wedding photography Award " gold prize
2014    "Wedding photography Award " gold prize
            "Meiji Yasudaseimei my-happiness contest" my-happiness prize(Adopted as a TV commercial)
2015    "Wedding photography Award "gold prize

Group Exhibitions

2012    "JWPA Wedding Photography Exhibition" Minatomirai Gallery,Yokohama, Japan
2017    "Weddings" Museum of Kyoto, Japan

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  『アルバムのチカラ 増補版』
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  文:藤本智士 写真:浅田政志

  Book Design:寄藤文平+鈴木千佳子+垣内晴(文平銀座)
  発行:赤々舎

  Size:192mm × 151mm
  Page:296 pages
  Binding:Softcover

  Published in Sep 2020
  ISBN: 978-4-86541-100-3



¥ 2,200+tax 

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About Book





災害に遭ったたくさんの写真やアルバムを救おうとした人たちの光の記録。

長く品切れとなっていた『アルバムのチカラ』(2015年)を増補版として刊行。



『アルバムのチカラ』は、東日本大震災の津波で流されてしまった泥だらけの写真とアルバムを洗浄し、
持ち主に返却する人々の活動を取材した本です。
2020年公開予定の映画「浅田家!」(監督:中野量太 主演:二宮和也、妻夫木聡)の原案の一つにもなっています。


編集者・藤本智士と写真家・浅田政志は、2011年3月11日の震災から約1カ月後、ボランティア活動のために被災地へ向かいました。
そこで目にしたのは、泥だらけの写真と、それらをひたすら洗浄する人々。
こうした活動が東北沿岸部各地で自然発生的に行われていることを知った2人は、それを取材し紹介することで写真洗浄のノウハウを各地でシェアできるようになるのではないかと、2年間にわたり取材しました。
この本は単なる震災復興の記録ではなく、アルバムがもつかけがえのないチカラと、それを信じて未来に渡そうとする人々の姿が、真率な言葉と写真で焼き付けられています。


そしてこの度の増補版では、2018年の西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町での写真洗浄活動を新たに取材しています。
東日本大震災から9年以上が経ついま、当時それぞれの地域で試行錯誤され確立されていたノウハウが、どのように活かされているのか。
真備町のみなさんの活動と姿を通して、あらためて写真の存在意義と人々との関わりを描き出します。
また、写真洗浄方法のマニュアルもイラスト付きで収載しています。


「誰に誉められるわけでもないのにねぇ。
だから自分で、火曜日と水曜日だけは来よう、って決めてやってます。
大変だけど、誰かが始めてくれたことだから。」
ー 岩手県 野田村/下田靖子さん(写真洗浄ボランティア)


「こうやって、みんなでひとつの目的を持ってやることができるんだよっていう可能性、
ここに来れば、地元の方もいれば遠方の方もいるから、いろんな話ができるし、
写真洗浄のことをちゃんと知っていただけるっていうのは本当によかったなと。」

ー 岡山県 倉敷市 真備町/福井圭一さん






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IMG_9436.JPG IMG_9437.JPG アルバムのチカラ2015.jpg



About Movie 




映画「浅田家!」
2020年10月2日(金)公開

二宮和也
黒木 華 菅田将暉 風吹ジュン 平田 満
渡辺真起子 北村有起哉 野波麻帆
妻夫木聡

原案:浅田政志『浅田家』『アルバムのチカラ』(赤々舎刊)
監督・脚本:中野量太「湯を沸かすほどの熱い愛」
脚本:菅野友恵
音楽:渡邊 崇 エンディング・テーマ:「'S Wonderful」THE SKA FLAMES

映画 公式サイト:https://asadake.jp/

ⓒ2020「浅田家!」製作委員会



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  髙橋健太郎『A RED HAT』
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  Art Direction:Alex Sonderdgger
                          Susanna Baer
  発行:赤々舎

  Size:185mm × 210mm
  Page:192 pages
  Binding:Hardcover

  Published in Aug 2020
  ISBN: 978-4-86541-116-4





¥ 4,500+tax

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About Book


1941年、旭川師範学校美術部の生徒たちが特高警察に検挙された「生活図画事件」。
今を生きる当事者2人の生活を通して、80年前の事件を見る。
 

このたび赤々舎では、髙橋健太郎の初写真集『A RED HAT』を刊行致します。
この写真集は、戦中の北海道旭川で美術部の学生だった菱谷良一氏(98歳)と松本五郎氏(99歳)の今の生活、
そして彼らが特高警察に逮捕された「生活図画事件」を追いつづける宮田汎氏(82歳)の姿を髙橋が撮影した「現代」の写真。そして彼らが大切に保管していた「過去」の写真や資料をもとに構成されています。
「テロ等準備罪」が成立した今、当時絵を描いていただけで「治安維持法」に反するとして逮捕されてしまった2人を、「生活」という視点で見つめたこの写真集が何か、現代の私たちの状況や生活を考える材料となるものを写しているのではないか。静かに進んでいくページの中に問いかけを多く含んだ写真集です。


In 1941, students of the art club of Asahikawa Teachers' School were arrested by the Special Higher Police in the "Life Drawing Case". The series looks at the incident that occurred 80 years ago through the lives of two people living in the present.


This collection of photographs carefully depicts the current lives of Ryoichi Hishiya (98 years old) and Goro Matsumoto (99 years old), who were art students in Asahikawa, Hokkaido during the war.

Takahashi's "contemporary" photographs also portray Hiroshi Miyata(82 years old ), who continues to investigate the " Life Drawing Case" in which they were arrested by the Special Higher Police. The book is based on photographs and other materials from the "past" that they kept in their archives.

Now that the "anti-terror conspiracy law" has been enacted in 2017, the photographs of the two men, who were arrested for violating the "Peace Preservation Law" just for drawing daily life scenes, may provide us with something to think about today's situation and life. It is a book of photographs with many questions in the quiet pages.






「生活図画事件」と写真集『A RED HAT』について  :髙橋健太郎

2017年6月から北海道旭川市在住の菱谷良一さん(現在98歳)、そして北海道音更町在住の松本五郎さん(現在99歳)のところへと通い、彼らの日々の生活にレンズを向けている。その日常はとても穏やかで、本を読んだり映画を観たり、絵を描いては友人たちと談笑したりひ孫さんたちと遊んだり。

そんな彼らは2人とも学生時代に同じ学校で美術部に所属しながら教師を目指していた。それがある日突然、刑務所に入れられる。
1941年9月20日早朝、旭川師範学校美術部の学生であった菱谷良一(当時19歳)と松本五郎(当時20歳)は学生寮で起床寸前のところを特別高等警察に治安維持法違反容疑で逮捕される。当時の美術部では熊田満佐吾先生(東京美術学校卒、現東京藝大)の指導のもと、より良い生き方を模索するため教科書通りに絵を描くのでなく、生活や社会の実態をよく観察しそれを絵にする美術教育が行われていた。しかしそれらの絵は突然、反国家的であり共産主義的だとして犯罪の証拠とされる。2人は何か強い思想を持って描いていたわけではない。結局1942年12月26日まで旭川刑務所に入れられる。そしてこれが「生活図画事件」と呼ばれている。

出所後の1943年2月11日、菱谷良一さんは妹さんの赤い帽子を被り、自画像を描いた。


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80年近くを経て、もはや写真では捉えられない出来事を、それを体験した人たちの現在の姿をとおして写しとろうと試みている。困難で切実なその試みは、時間の流れにあらがえない私たちに、だからこそ忘れてはいけないものがあるのではないかと問いかける。 
 太田 愛(小説家・脚本家)(『A RED HAT』に寄せて」より)


彼らの今の平穏な生活を撮ることの意味を考えることは逆に、一世紀近く生きてこられた彼らの人生の中であの時経験せざるを得なかった生活図画事件を異質な出来事として私に突きつけてくる。

髙橋健太郎(あとがきより)


Since June 2017, I have been visiting Ryoichi Hishiya, now 98, who lives in Asahikawa City, Hokkaido, and Goro Matsumoto, now 99, who lives in Otofuke Town, Hokkaido, and have focused my lens on their daily lives. Their everyday life is very peaceful, reading books, watching movies, painting, chatting with friends, and playing with their great-grandchildren.

Both of them belonged to the art club at the same school when they were students, but both of them wanted to become teachers. And then one day, all of a sudden, they were put in prison.

In the early morning of September 20, 1941, Ryoichi Hishiya (19 years old at the time) and Goro Matsumoto (20 years old at the time), and some other students of the art club of Asahikawa Teachers' School, were arrested by the Special Higher Police on suspicion of violating the Peace Preservation Law when they were about to get up in their dormitory. Under the guidance of teacher Masago Kumada (a graduate of Tokyo University of Fine Arts and Music, now Tokyo National University of the Arts), the art club at the time was taught to observe the realities of life and society and draw pictures of the actual situation in order to seek a better way of life, rather than following their textbooks. But those paintings were suddenly found to be evidence of the crime for being anti-national and Communistic; the two were not painting with any strong ideology. They eventually ended up in Asahikawa Prison until December 26, 1942. And this is called the " Life Drawing Case".

On February 11, 1943, after his release from prison, Ryoichi Hishiya put on his sister's red hat and painted a self-portrait.



OTakahashi attempts to capture events that can no longer be captured in photographs after nearly eighty years, but through the current state of the people who experienced them. It is a difficult and urgent endeavor, and it raises the question of whether there is something we who can not see the passing of time, should not forget.


 Ai Ota (screenwriter/novelist) (from "In response to 'A RED HAT'")


In contrast, to think about the meaning of photographing their peaceful lives now, confronts me with the emphasis on the Life Drawing Case that they were forced to experience at that time in their lives as an unusual event, despite having lived for nearly a century. 


Kentaro Takahashi (from the afterword)


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(写真集『A RED HAT』制作風景より)    




Artist Information 


髙橋健太郎 | Kentaro Takahashi 

1989年横浜市生まれ。2012年青山学院大学社会情報学部卒業。卒業後、スイスの写真家Andreas Seibertに写真を教わる。
2014年、多摩川が題材の作品「The Riverbed」でConscientious Portfolio Competition 2014 選出、および第9回 Reminders Photography Stronghold Grantを受賞。2015年、フランスの新聞Le Mondeの依頼で原爆投下70 年の広島を撮影、同紙に掲載。 2017年より戦前の北海道で起こった「生活図画教育事件」の取材を始める。
2019年に「A Red Hat」と題してニコンサロンで展示開催。2020年 第36回写真の町 東川賞 特別作家賞受賞。
The New York Times、Le Monde、de Volkskrant、Bloomberg、Spiegel、soar等に寄稿。

Born in 1989 in Yokohama, Japan. He graduated from the Social Science and Informatics Department of Aoyama Gakuin University in 2012.
After graduating, he studied photography from Swiss photographer Andreas Seibert. In 2014, he was selected for the Conscientious Portfolio Competition 2014 and won the 9th Reminders Photography Stronghold Grant for his work "The Riverbed" by documenting people's lives along the Tamagawa River. In 2015, he was commissioned by the French newspaper Le Monde to photograph Hiroshima at the 70th anniversary of the atomic bombing and was published on the front cover. In 2017, he began documenting the "Life Drawing Case" which took place in pre-war Hokkaido. In 2019, he exhibited the work as "A Red Hat" at the Nikon Salon. His clients include The New York Times, Le Monde, de Volkskrant, Bloomberg, Spiegel, soar among others.




YouTubeチャンネル「Kentaro Takahashi Photography


髙橋健太郎さんが『A RED HAT』にまつわる様々なお話を更新予定です。
引き続きのご注目、および、チャンネル登録のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。










髙橋健太郎さんが、写真虎の穴ハマチャンネル「きわめてよいらじお」に出演され、
写真集『A RED HAT』についてお話になりました。


  





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 『われわれはいま、どんな時代に生きているのか
  ー岡村昭彦の言葉と写真ー』

  監修 戸田昌子
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  造本設計:大西正一
  発行:赤々舎

  Size:127 mm × 188 mm
  Page:256 pages
  Binding:Softcover

  Published in Aug 2020
  ISBN
978-4-86541-101-0




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About Book


ベトナム戦争、北アイルランド紛争、ビアフラ戦争などを取材し、世界のOKAMURAとして知られた報道写真家の言葉と写真を集成し、いまに問いかける一冊。


徹底した疑り深さと視野の広さに根ざして、語られるべきことを写真に撮った岡村昭彦。
本書はその独自の思考のエッセンスと関係性が見えてくるように、文章を抜粋し構成された。 
戦場と日常を行き来しながら考え、日常にあって医療やホスピスといった生と死の現場に切り込んでいった岡村の視点は、現代という動乱の時代に大きな意味を投げかける。
遺された言葉を編む全6章、カラー口絵32ページ。 



岡村昭彦の写真家人生は、はじめから「戦争写真家」としてのものであり、平時にあっても、テーマはつねに「戦争」であった。岡村は、戦争が風化しつつあった時代、「戦争を知らない子どもたち」が成人するような時代に、ベトナム戦争の戦場のありさまを日本人に突きつけた。
そして、ベトナム戦争が風化してゆく時代の中で、戦場からだけでなく、あらゆる現場から、撮り、書き続けた。
戦場を日常のまなざしで切り取り、同時に、日常を常に戦場として捉えていた人であった。〔......〕

写真家としては十五年余りという短い期間に集中的に撮影を行って、五万点の写真と、二万点以上の蔵書と、人々に多くの宿題を残して去って行った。本書をそうしたひとりの人間の、生き方のドキュメントとして読んでくださったら嬉しい。
(戸田昌子)


「二度と武器は持たぬと誓った日本人の一人として、私が戦場に持ってゆく武器は、ちいさなカメラだけだった。カメラが、私の武器だった」
(岡村昭彦)




目次




まえがき


1章 戦場の写真家

2章 植民地とはなにか

3章 フリーランスという生き方

4章 植民地の内側から

5章 ベトナムから遠くはなれて

6章 いのちをつなぐために

あとがき






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Author Information 



岡村昭彦(1929-1985) 

海軍軍人・岡村於菟彦の長男として生まれる。1947年東京医専(現・東京医科大学)を中退。輪タク屋や米軍相手のヤミ屋、渡島当別トラピスト修道院の客室係などを転々とした後、部落解放運動に取り組む。62年、PANA通信社特派員となりベトナム戦争を取材、64年『LIFE』に9ページにわたって掲載。65年『南ヴェトナム戦争従軍記』(岩波新書)がベストセラーとなり、『岡村昭彦写真集 これがベトナム戦争だ』(毎日新聞社)を出版。北アイルランド紛争、ビアフラ戦争、エチオピアの飢餓などを取材、カラー写真による戦争報道を確立した。
講談社写真賞、芸術選奨文部大臣賞、アメリカ海外記者クラブ最優秀報道写真年度賞、日本写真協会年度賞などを受賞。晩年は生命倫理やホスピス運動に取り組む。1985年3月24日、敗血症のため56歳で死去。



戸田昌子(1975-)

写真史家。1999年上智大学文学部新聞学科卒業。 2015年東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学 研究専攻博士課程満期退学。2006年、日本写真芸術学会奨励賞を受賞。
共著に『日本の写真家101』(新書館、 2008、飯沢耕太郎編)、『写真経験の社会史』(岩田書院、2012、緒川直人編)、『幻のモダニスト 写真家 堀野正雄の世界』(国書刊行会、2012)、『岡村昭彦の写真 生きること死ぬことのすべて』(美術出版社、 2014)ほか。
報道写真家・岡村昭彦をはじめ、主観主義写真の作家・迫幸一や今井寿恵などの日本の写真家の再評価をおこなう。武蔵野美術大学、東京綜合写真専門学校非常勤講師。




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  桐生眞輔『文身』
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  アートディレクション:藤本 敏行(株式会社ライブアートブックス)
  発行:赤々舎

  Size:257mm × 182 mm
  Page:144 pages
  Binding:Softcover

  Published in Aug 2020
  ISBN: 978-4-86541-114-0





¥ 4,000+tax 

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About Book


「文身」=「いれずみ」という行為を通して、「肉体」と「精神」、二つの個人を可視化する。



「祈り・誓い・願い」から文身(いれずみ)を身体に施す人をインターネットにより募集し、その「言葉」が「一文字の書」となって刻み込まれた身体と、そこでの過程を写し出す。ひとりひとりがなぜその文字に至ったのか、身体に刻むことへの思いを短く語るなかに、生の軌跡や不条理、それを超えゆこうとする意志が浮かび上がる。
「一文字の書」は精神と肉体を繋ぎ、自らの存在を切に問いかける。
書家であり、写真家である桐生眞輔が、書と美術との関わりを考察し、その境界を越えて創出された作品。

「いれずみ」は、宗教や文化に応じて多義性を持つ。刑罰としての負の文脈と、願いや神聖化の意味合いで行われる正の文脈とが日本においては存在した。行為する人と見る人の間の意識や価値のズレ。その境界線を扱うことで、人の視点や認識の在り方を提示する作品でもある。 



 文身


それは感情、思考を永く心に留めておく行為であり、
そのための徴しとして、肉体に文字を刻む。

それを見ては心を憂し、
それを見ては心を興し、
それを見ては心と対し、
それを見ては心を奮わし、
それを見ては心の静に至る。


(巻頭文より)


Artist Information 



桐生眞輔 

1978年 京都府生まれ
奈良教育大学 教育学部 総合文化科学課程 書法芸術専修卒業
奈良教育大学大学院 教育学研究科 美術教育専攻 書道コース修了
東京芸術大学大学院 美術研究科 美術専攻 先端芸術表現科 修了
東京芸術大学大学院 博士課程 美術研究科 美術専攻 先端芸術表現領域修了 博士(美術)
現在、京都芸術大学 文明哲学研究所 特別研究員
 
著書(単著)
2020年『文身』赤々舎
2019年『文身 デザインされた聖のかたち』ミネルヴァ書房



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