Publishing



 
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  『浅田撮影局 せんねん
      

  Art Direction:祖父江慎
  Book Design:脇田あすか(cozfish)
  発行:赤々舎

  Size:B5サイズ
  Page:240 pages
  Binding:Softcover

  Published in Sep 2020
  ISBN: 978-4-86541-122-5



¥ 2,590+tax 

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限定1000部 





 


About Book 



巡る命を受け継ぐ息子として父を撮る

記念写真、家族写真を探求し続けてきた、浅田政志の新境地



浅田政志の父「章」を4年に渡って撮りおろした作品は、「遺影」のために始められた。実家のリビングで、父と息子が二人きりで向き合い、シャッター音だけが流れると言う。遺影の撮り方を模索してさまざまなアレンジも試みたものの、撮り方や企画にはおわらないものが、本書には流れている。 
日めくりのように時系列で並べられた120点の写真のなかで、息子の「どう撮るか」という意図や、父の「どう撮られるか」というためらいは次第に変化していき、カメラを通して向き合う二人の関係や息づかいが自然な表情に現れているようだ。 

 「遺影」という生死を超えて長く残る一枚の写真。「千年も万年も」という人の願いの儚さと切実さの、ひとつの結晶とも言えるだろう。 空想の「浅田撮影局二代目局長」という立場でそれを模索すると同時に、巡る命を受け継ぐ息子として父を撮る一枚でもある。異色の「遺影写真集」は、関係性を映し出し、生と死に深く関わる写真を探る、浅田政志の新境地である。





Set-Sales


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   『浅田撮影局 せんねん』(赤々舎)+『浅田撮影局 まんねん』(青幻舎)2冊セット


巡る命を写真で伝えていく『浅田撮影局 せんねん』(赤々舎 刊)と、
『浅田撮影局 まんねん』(青幻舎 刊)は、家族写真、記念写真を探求し続けてきた浅田政志が、息子として父を(せんねん)、そして父として息子を(まんねん)撮影した、対関係にある2冊です。
「赤々舎」と「青幻舎」2つの出版社から、このたび同時刊行されるこの2冊を、セットとして送料無料にてお届け致します。
「千年、万年と末長く幸せに過ごしてほしい」という願いのもとに、模索をつづけ、それぞれのかたちに結実した浅田政志の待望の新作写真集を
ぜひ2冊あわせてお手にお取りくださいませ!


•『浅田撮影局 せんねん』(定価2849円 税込/赤々舎)
•『浅田撮影局 まんねん』(定価2860円 税込/青幻舎)の詳細はこちら



¥5,709(税込、国内送料無料)   

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関連写真展



浅田政志新作展「浅田撮影局」


会期:2020年9月26日(土)~10月12日(月)

時間: 11:00〜21:00  ※入場は閉場の30分前まで ※最終日18:00閉場

会場:PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷パルコ 4F)

入場:一般500円 学生400円 小学生以下無料

主催 : PARCO




写真家・浅田政志が空想する写真館、「浅田撮影局」がPARCO MUSEUM TOKYOに出現!

どこか懐かしさを感じるエントランスから一歩足を踏み入れると、本邦初公開の最新写真集「浅田撮影局 まんねん」の世界が広がります。
自身の息子を撮りおろした「朝日」は縁起のよさそうな人に出会い、場所に赴くことで、「千年、万年と末長く幸せに過ごしてほしい」と願う父親としての普遍的な願いをストレートに込めています。
一方「浅田撮影局 せんねん」として撮影されたシリーズでは、現実に千年、万年と生きることは叶わないことで、巡る命を写真で伝えていく思い出の形や、 父「章」の遺影写真と向き合い、模索する様をありありと写し出しています。 
そして会場内に設えられた写真館風撮影スポットで今日という特別な一枚を思い出に残せます。
浅田のデビュー作、写真集「浅田家」の大型展覧会は2009年のPARCO FACTORY(旧渋谷PARCO)からはじまりました。
それから11年となる2020年、写真を「見て、撮って、残す」。 新たな写真シリーズの幕開けをぜひ体感してください。





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浅田政志 関連書籍


浅田政志 『浅田家』


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浅田政志『NEW LIFE』
Out of Stock

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『卒業写真の宿題』


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『アルバムのチカラ 増補版』

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 廣田比呂子『Serquyosh 光あふれて
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  Book Design:廣田順 
  発行:赤々舎

  Size:196mm ×300mm
  Page:136 pages
  Binding:Hardcover

  Published in Sep 2020
  ISBN
978-4-86541-119-5





¥ 3,500+tax 

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About Book


Serquyosh (セルクヨシュ)=光がたくさん
空よりも青い街 サマルカンドや、村人たちの暖かな笑顔。 未知の国 ウズベキスタンを旅する写真集。



写真家 廣田比呂子が2019年にウズベキスタンで撮りおろした作品を集めた写真集。
かつてシルクロードの交易地として栄え、多くのイスラム建築はサマルカンドブルーと呼ばれ、空よりも青い街と称されるウズベキスタン。
廣田は2015年に旅行でこの地を訪れて以来、その美しい街並みよりも、好奇心いっぱいに声をかけてくれる人々のあたたかさや、誰もが「悪いことの次には必ず良いことが起きるから大丈夫」
と信じて笑う屈託のないウズベキスタンの人々に強く惹かれていく。
2016年の政権交代により経済・観光などが大きく変わろうとしている今、街と村、歴史と現在の多層を写し出しつつ、出会ったひとりひとりの存在と営みに柔らかく向き合った。
中には、第二次世界大戦後、日本人抑留者が建設に携わった劇場や、彼らの墓地も撮影されている。
未知の国の不可思議な鮮やかさと、普遍的な人の懐かしさが脈打つ写真集。





関連写真展



廣田 比呂子 写真展「Serquyosh 光あふれて 



会期:2020年8月26日~11月14日
時間:11:00~19:00
会場:ライカプロフェッショナルストア東京
住所:東京都中央区銀座6-4-1 東海堂銀座ビル2階
休館:日、月

入場無料








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Author Information 



廣田 比呂子

1980年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。

第5回キャノンフォトグラファーズセッションファイナリスト、APA AWARD 2016奨励賞。


Hiroko Hirota

1980 Born in Tokyo, Japan

2002 Graduated from Nihon University College of Art

AWARDS

5th Canon Photographer's session Finalist
Japan Advertising Photographer's Association (APA) AWARD 2016 Encouragement Award

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 花井 達『祝!結婚した』
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  Book Design:乗田奈々美(graphic potato)
  発行:赤々舎

  Size:185mm × 257mm
  Page:96 pages
  Binding:Softcover

  Published in Aug 2020
  ISBN
978-4-86541-118-8



¥ 2,800+tax 

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About Book


── ごめん。新郎新婦は、おまけです ──  かつて撮られなかった結婚式の瞬間。



大正時代以降、祝言に欧米様式を取り入れ、独自の進化を遂げた日本の結婚式。
ブライダル・フォトの仕事に携わってきた本書の著者・花井達は、新郎新婦を主役として撮る一方で、
式の前後や周辺にも心を寄せ、むしろ新郎新婦が見られないであろう、式の瞬間をカメラに収めてきた。

本書は、12年間に渡り、さまざまな家族の結婚式の一日の瞬間を撮影した作品からセレクトされた。
緊張のあまり、壁に突っ伏している新郎も、孫の花嫁姿に対面するおじいちゃんも、レフ板を掲げる役を買って出るお父さんも、奇想天外なふるまいに出る子どもたちも、そして式には参列できなかった故人も、ハレの場での一生懸命な祝福の気持ちが、その存在に迸っている。
家族であること、家族になること。必然であり偶然であるような関係性の貴重さ、ユーモラスさが、一枚の写真に凝縮した。
『祝!結婚した』は、結婚式を通して人の営みを照らし出し、すべての人に重なりながら唯一無二の瞬間を贈ってくれる。





関連写真展



花井 達 写真展「祝!結婚」



会期:2020年8月7日(金)~2020年8月20日(木)
時間:10:00~19:00
(最終日16:00まで/入館は終了10分前まで)
会場:富士フイルムフォトサロン 東京 スペース2
入場無料


巡回展

富士フイルムフォトサロン 大阪 スペース1  
2020年10月2日(金)~10月8日(木)

富士フイルムフォトサロン 名古屋 スペース1・2
2020年10月30日(金)~11月5日(木)


主催 富士フイルム株式会社

協力 赤々舎








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Author Information 



花井 達


1978年    愛知県名古屋市生まれ
2000年    フォトスタジオへ入社
2007年    フリーランスフォトグラファーとして活動開始

受賞歴

ジャパン ウエディングフォト グランプリ2009 グランプリ/準ブランプリ
ジャパン ウエディングフォト グランプリ2010 準グランプリ
ウエディングフォトアワード2013 単写真部門 金賞
ウエディングフォトアワード2013 組写真部門 金賞
ウエディングフォトアワード2014 単写真部門 金賞
明治安田生命マイハピネスコンテスト2014 マイハピネス賞(TVCM放送)
ウエディングフォトアワード2015 単写真部門 金賞

グループ展

2012年    JWPA Photo Exhibition(横浜みなとみらいギャラリー)
2017年    Weddings(京都文化博物館)


Tatsu Hanai


1978    Born in Nagoya, Japan
2000    After graduating from college,Worked at a photo studio
2007    Start his carrer as a freelance photographer


Awards

2009    "Japan Wedding photo Grand prix" grand prize/second prize
2010    "Japan Wedding photo Grand prix" grand prize
2013    "Wedding photography Award " gold prize
2013    "Wedding photography Award " gold prize
2014    "Wedding photography Award " gold prize
            "Meiji Yasudaseimei my-happiness contest" my-happiness prize(Adopted as a TV commercial)
2015    "Wedding photography Award "gold prize

Group Exhibitions

2012    "JWPA Wedding Photography Exhibition" Minatomirai Gallery,Yokohama, Japan
2017    "Weddings" Museum of Kyoto, Japan

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  『アルバムのチカラ 増補版』
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  文:藤本智士 写真:浅田政志

  Book Design:寄藤文平+鈴木千佳子+垣内晴(文平銀座)
  発行:赤々舎

  Size:192mm × 151mm
  Page:296 pages
  Binding:Softcover

  Published in Sep 2020
  ISBN: 978-4-86541-100-3



¥ 2,200+tax 

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About Book





災害に遭ったたくさんの写真やアルバムを救おうとした人たちの光の記録。

長く品切れとなっていた『アルバムのチカラ』(2015年)を増補版として刊行。



『アルバムのチカラ』は、東日本大震災の津波で流されてしまった泥だらけの写真とアルバムを洗浄し、
持ち主に返却する人々の活動を取材した本です。
2020年公開予定の映画「浅田家!」(監督:中野量太 主演:二宮和也、妻夫木聡)の原案の一つにもなっています。


編集者・藤本智士と写真家・浅田政志は、2011年3月11日の震災から約1カ月後、ボランティア活動のために被災地へ向かいました。
そこで目にしたのは、泥だらけの写真と、それらをひたすら洗浄する人々。
こうした活動が東北沿岸部各地で自然発生的に行われていることを知った2人は、それを取材し紹介することで写真洗浄のノウハウを各地でシェアできるようになるのではないかと、2年間にわたり取材しました。
この本は単なる震災復興の記録ではなく、アルバムがもつかけがえのないチカラと、それを信じて未来に渡そうとする人々の姿が、真率な言葉と写真で焼き付けられています。


そしてこの度の増補版では、2018年の西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町での写真洗浄活動を新たに取材しています。
東日本大震災から9年以上が経ついま、当時それぞれの地域で試行錯誤され確立されていたノウハウが、どのように活かされているのか。
真備町のみなさんの活動と姿を通して、あらためて写真の存在意義と人々との関わりを描き出します。
また、写真洗浄方法のマニュアルもイラスト付きで収載しています。


「誰に誉められるわけでもないのにねぇ。
だから自分で、火曜日と水曜日だけは来よう、って決めてやってます。
大変だけど、誰かが始めてくれたことだから。」
ー 岩手県 野田村/下田靖子さん(写真洗浄ボランティア)


「こうやって、みんなでひとつの目的を持ってやることができるんだよっていう可能性、
ここに来れば、地元の方もいれば遠方の方もいるから、いろんな話ができるし、
写真洗浄のことをちゃんと知っていただけるっていうのは本当によかったなと。」

ー 岡山県 倉敷市 真備町/福井圭一さん






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About Movie 




映画「浅田家!」
2020年10月2日(金)公開

二宮和也
黒木 華 菅田将暉 風吹ジュン 平田 満
渡辺真起子 北村有起哉 野波麻帆
妻夫木聡

原案:浅田政志『浅田家』『アルバムのチカラ』(赤々舎刊)
監督・脚本:中野量太「湯を沸かすほどの熱い愛」
脚本:菅野友恵
音楽:渡邊 崇 エンディング・テーマ:「'S Wonderful」THE SKA FLAMES

映画 公式サイト:https://asadake.jp/

ⓒ2020「浅田家!」製作委員会



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  髙橋健太郎『A RED HAT』
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  Art Direction:Alex Sonderdgger
                          Susanna Baer
  発行:赤々舎

  Size:185mm × 210mm
  Page:192 pages
  Binding:Hardcover

  Published in Aug 2020
  ISBN: 978-4-86541-116-4





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About Book


1941年、旭川師範学校美術部の生徒たちが特高警察に検挙された「生活図画事件」。
今を生きる当事者2人の生活を通して、80年前の事件を見る。
 

このたび赤々舎では、髙橋健太郎の初写真集『A RED HAT』を刊行致します。
この写真集は、戦中の北海道旭川で美術部の学生だった菱谷良一氏(98歳)と松本五郎氏(99歳)の今の生活、
そして彼らが特高警察に逮捕された「生活図画事件」を追いつづける宮田汎氏(82歳)の姿を髙橋が撮影した「現代」の写真。そして彼らが大切に保管していた「過去」の写真や資料をもとに構成されています。
「テロ等準備罪」が成立した今、当時絵を描いていただけで「治安維持法」に反するとして逮捕されてしまった2人を、「生活」という視点で見つめたこの写真集が何か、現代の私たちの状況や生活を考える材料となるものを写しているのではないか。静かに進んでいくページの中に問いかけを多く含んだ写真集です。


In 1941, students of the art club of Asahikawa Teachers' School were arrested by the Special Higher Police in the "Life Drawing Case". The series looks at the incident that occurred 80 years ago through the lives of two people living in the present.


This collection of photographs carefully depicts the current lives of Ryoichi Hishiya (98 years old) and Goro Matsumoto (99 years old), who were art students in Asahikawa, Hokkaido during the war.

Takahashi's "contemporary" photographs also portray Hiroshi Miyata(82 years old ), who continues to investigate the " Life Drawing Case" in which they were arrested by the Special Higher Police. The book is based on photographs and other materials from the "past" that they kept in their archives.

Now that the "anti-terror conspiracy law" has been enacted in 2017, the photographs of the two men, who were arrested for violating the "Peace Preservation Law" just for drawing daily life scenes, may provide us with something to think about today's situation and life. It is a book of photographs with many questions in the quiet pages.






「生活図画事件」と写真集『A RED HAT』について  :髙橋健太郎

2017年6月から北海道旭川市在住の菱谷良一さん(現在98歳)、そして北海道音更町在住の松本五郎さん(現在99歳)のところへと通い、彼らの日々の生活にレンズを向けている。その日常はとても穏やかで、本を読んだり映画を観たり、絵を描いては友人たちと談笑したりひ孫さんたちと遊んだり。

そんな彼らは2人とも学生時代に同じ学校で美術部に所属しながら教師を目指していた。それがある日突然、刑務所に入れられる。
1941年9月20日早朝、旭川師範学校美術部の学生であった菱谷良一(当時19歳)と松本五郎(当時20歳)は学生寮で起床寸前のところを特別高等警察に治安維持法違反容疑で逮捕される。当時の美術部では熊田満佐吾先生(東京美術学校卒、現東京藝大)の指導のもと、より良い生き方を模索するため教科書通りに絵を描くのでなく、生活や社会の実態をよく観察しそれを絵にする美術教育が行われていた。しかしそれらの絵は突然、反国家的であり共産主義的だとして犯罪の証拠とされる。2人は何か強い思想を持って描いていたわけではない。結局1942年12月26日まで旭川刑務所に入れられる。そしてこれが「生活図画事件」と呼ばれている。

出所後の1943年2月11日、菱谷良一さんは妹さんの赤い帽子を被り、自画像を描いた。


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80年近くを経て、もはや写真では捉えられない出来事を、それを体験した人たちの現在の姿をとおして写しとろうと試みている。困難で切実なその試みは、時間の流れにあらがえない私たちに、だからこそ忘れてはいけないものがあるのではないかと問いかける。 
 太田 愛(小説家・脚本家)(『A RED HAT』に寄せて」より)


彼らの今の平穏な生活を撮ることの意味を考えることは逆に、一世紀近く生きてこられた彼らの人生の中であの時経験せざるを得なかった生活図画事件を異質な出来事として私に突きつけてくる。

髙橋健太郎(あとがきより)


Since June 2017, I have been visiting Ryoichi Hishiya, now 98, who lives in Asahikawa City, Hokkaido, and Goro Matsumoto, now 99, who lives in Otofuke Town, Hokkaido, and have focused my lens on their daily lives. Their everyday life is very peaceful, reading books, watching movies, painting, chatting with friends, and playing with their great-grandchildren.

Both of them belonged to the art club at the same school when they were students, but both of them wanted to become teachers. And then one day, all of a sudden, they were put in prison.

In the early morning of September 20, 1941, Ryoichi Hishiya (19 years old at the time) and Goro Matsumoto (20 years old at the time), and some other students of the art club of Asahikawa Teachers' School, were arrested by the Special Higher Police on suspicion of violating the Peace Preservation Law when they were about to get up in their dormitory. Under the guidance of teacher Masago Kumada (a graduate of Tokyo University of Fine Arts and Music, now Tokyo National University of the Arts), the art club at the time was taught to observe the realities of life and society and draw pictures of the actual situation in order to seek a better way of life, rather than following their textbooks. But those paintings were suddenly found to be evidence of the crime for being anti-national and Communistic; the two were not painting with any strong ideology. They eventually ended up in Asahikawa Prison until December 26, 1942. And this is called the " Life Drawing Case".

On February 11, 1943, after his release from prison, Ryoichi Hishiya put on his sister's red hat and painted a self-portrait.



OTakahashi attempts to capture events that can no longer be captured in photographs after nearly eighty years, but through the current state of the people who experienced them. It is a difficult and urgent endeavor, and it raises the question of whether there is something we who can not see the passing of time, should not forget.


 Ai Ota (screenwriter/novelist) (from "In response to 'A RED HAT'")


In contrast, to think about the meaning of photographing their peaceful lives now, confronts me with the emphasis on the Life Drawing Case that they were forced to experience at that time in their lives as an unusual event, despite having lived for nearly a century. 


Kentaro Takahashi (from the afterword)


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(写真集『A RED HAT』制作風景より)    




Artist Information 


髙橋健太郎 | Kentaro Takahashi 

1989年横浜市生まれ。2012年青山学院大学社会情報学部卒業。卒業後、スイスの写真家Andreas Seibertに写真を教わる。
2014年、多摩川が題材の作品「The Riverbed」でConscientious Portfolio Competition 2014 選出、および第9回 Reminders Photography Stronghold Grantを受賞。2015年、フランスの新聞Le Mondeの依頼で原爆投下70 年の広島を撮影、同紙に掲載。 2017年より戦前の北海道で起こった「生活図画教育事件」の取材を始める。
2019年に「A Red Hat」と題してニコンサロンで展示開催。2020年 第36回写真の町 東川賞 特別作家賞受賞。
The New York Times、Le Monde、de Volkskrant、Bloomberg、Spiegel、soar等に寄稿。

Born in 1989 in Yokohama, Japan. He graduated from the Social Science and Informatics Department of Aoyama Gakuin University in 2012.
After graduating, he studied photography from Swiss photographer Andreas Seibert. In 2014, he was selected for the Conscientious Portfolio Competition 2014 and won the 9th Reminders Photography Stronghold Grant for his work "The Riverbed" by documenting people's lives along the Tamagawa River. In 2015, he was commissioned by the French newspaper Le Monde to photograph Hiroshima at the 70th anniversary of the atomic bombing and was published on the front cover. In 2017, he began documenting the "Life Drawing Case" which took place in pre-war Hokkaido. In 2019, he exhibited the work as "A Red Hat" at the Nikon Salon. His clients include The New York Times, Le Monde, de Volkskrant, Bloomberg, Spiegel, soar among others.




YouTubeチャンネル「Kentaro Takahashi Photography


髙橋健太郎さんが『A RED HAT』にまつわる様々なお話を更新予定です。
引き続きのご注目、および、チャンネル登録のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。










髙橋健太郎さんが、写真虎の穴ハマチャンネル「きわめてよいらじお」に出演され、
写真集『A RED HAT』についてお話になりました。


  

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